お笑い芸人、ヒコロヒーさん

ヒコロヒーさんは、松竹芸能大阪養成所を経て、2011年デビュー。

「ヒッコロコント」と称する1人コントで知られるピン芸人さんで、現在、その独特の世界観と言語センスに注目が集まり、バラエティ番組やラジオなど様々なメディアで大活躍ですよね!

今年芸歴10周年を迎えたヒコロヒーさん、8月4日に、初めてのエッセイ『きれはし』をPヴァイン/ele-king booksから発売されました!

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

1997年7月7日生まれ、南アフリカとのハーフでロンドンの美大(セントラル・セント・マーチンズ)に在籍する現役大学生!(現在休学中) 2017年より自身のブランド「JAMESIE」を立ち上げ若者に大人気。自身のライフスタイルを発信するYoutubeチャンネルも話題。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

自分らしく輝くゲストをお迎えする【CITROËN AWESOME COLORS】
今夜は、お笑い芸人のヒコロヒーさんをお迎えしました!よろしくお願いします!

ゲスト ヒコロヒーさん(以下、ヒコロヒー) お願いいたします。ちょっとまあ自分らしく輝いております。

ーその輝きを今日は皆様にお伝えしていけたらと思っております。よろしくお願いします。ヒコロヒーさんは、松竹芸能大阪養成所を経て、2011年デビュー。「ヒッコロコント」と称する1人コントで知られるピン芸人さんで、現在、その独特の世界観と言語センスに注目が集まり、バラエティ番組やラジオなど様々なメディアで大活躍ですよね!今年芸歴10周年を迎えたヒコロヒーさん、8月4日に、初めてのエッセイ『きれはし』をPヴァイン/ele-king booksから発売されました!

ヒコロヒー はい、ありがとうございます。

ー私も読ませていただいたんですけど、言い回しがいちいちも面白くて、ツボってしまって、すごくどんどん読めました。

ヒコロヒー 嬉しい。ありがとうございます。

ーこの後、お笑い、初エッセイのお話、そしてくつろぎ時間のお話など、ヒコロヒーさんにたっぷり伺っていきたいと思います。よろしくお願いします!

ヒコロヒー お願いします。

ーヒコロヒーさん、芸人を始める前は映画やテレビ、そしてラジオの裏方志望だったと伺いました。

ヒコロヒー そうですね、映画の配給会社とか、海外に行ってどの映画を配給するかっていう仕事とか、あとラジオの作家さんとかになりたかったんですけど、何か色々間違えて。

ーそこから今芸人さんをやられていますが、なぜ芸人さんになろうと思ったんですか?

ヒコロヒー これも本当、元々映画とかの仕事に就きたかったので、大学時代にそういう感じの就職活動とかもしてたんですよ。そしたらそのタイミングで学祭に出て、松竹芸能の人間から名刺いただいたんですね。

ーすごい!スカウトですね!

ヒコロヒー そうですね、ありがたいことに。その松竹芸能って映画もやってるんですよね、松竹映画っていう。映画もやってるから、本当に女子大生の浅はかな思考で、なんか松竹って映画もやってるって言うし、就活って人脈も大事って言うから、ちょっと連絡でもとっとこかって言って行ってみたら、養成所って呼ばれるところやったんですけど、本当にあの色々な若者が、天下とったるみたいな顔して、小さい教室に、何やろこれみたいなところから始まりましたね。

ー関西だからまたちょっと熱が、何でしょう、芸人さんへの熱がすごかったんじゃないですか?

ヒコロヒー いやすごかったですよ。もうみんなギラギラしてましたから。その中に私一人、映画とかの仕事やりたいんですけど、みたいなところから始まって。まあでもどんどん楽しくなって、切実になっていってっていうのはありましたかね。

ー映画とかそういったところに向かえると思ってたら。

ヒコロヒー そうですね、なんかコントをやらなければいけないという状況になりましたね。

ーでもそれこそヒコロヒーさんのコントは、独特の世界観と、そして言語センスが評判ですけども、このコントのネタを作る時の発想であったり、設定はどうやって生まれてくるんですか?

ヒコロヒー そうですね、自分の原体験みたいなものがあって。何か経験して、腹立つなあとか、なんやそれみたいなものとかが、大体コントになってますかね。

ーエッセイとか読ませて頂いても、実体験が多かったのかなと思ったりするんですけども。

ヒコロヒー そうですね、大体自分の作るものって、自分の経験からしかできないかもしれないです私は。

ーネタを作る時に心がけている事ってありますか?

ヒコロヒー まあその、独りよがりにならないようにしようみたいな事は思ったりしますかね。お笑いやってると、自分が言いたいだけみたいな。自分だけがおもろいと思ってる事はやめとこみたいな。なんか厚かましいじゃないですか。

ーお笑いってすごく面白いけども、言い方を一歩間違えるとすごく人を傷つける。なんだろうな、それこそちょっと最近社会問題にも繋がったりとかすると思うんですけど。

ヒコロヒー そうですね。そういうのはあんまり、ちょっと面倒くさいですから、やいやい言われるの。だからちょっと気を配ろうというのはありますかね。

ーあとは、先ほど実体験と仰ってましたけども、観察力がすごいんだろうなーって思うんですけども。

ヒコロヒー え、ミラちゃんが?笑

ーいやいや。笑 私めちゃくちゃ観察力低いので、もう是非今日はその観察力のポイントとか、どうなんでしょう、人と話しながら常に、この人ネタになるなぁみたいなものはあるんですか?

ヒコロヒー ネタになるなっていう目線では見てないですけど、本当に幼い頃からの癖で、今この人笑う時に手やった、あーこういうところがあるんやなーとか。ちょっとした言い回し、同じことを言うんですけど、なんでそういう言い方するんやろとかは、一個一個気になって。そういう意味でジャッジ癖みたいなのは抜けないですけど。こういう人はこうみたいな。

ーご自身の中にデータができていらっしゃるということですか?

ヒコロヒー もう膨大な量ですよ。ほんと。湾岸警察もびっくり。すごいデータ量で。

ーちなみに何か一つご紹介いただけないですか、こういう人はこうという。

ヒコロヒー 私ミラちゃんはとっても素敵だと思うんですよ、ちょっと前から喋ってる感じも聞いてましたけど、英語も堪能じゃないですか、もちろん。かっこいいし。でもミラちゃんみたいな女子の特徴っていうのがあって。なんて言うのかな。

ー笑 全然もう言ってください!

ヒコロヒー じゃあミラちゃんみたいな女子のあるある言いますね。

ーお願いします。

ヒコロヒー 長谷川ミラちゃんみたいになりたいと思ってる女性、別に何の縁もゆかりもないのに、アメリカのことを向こうって言う。

ー笑

ヒコロヒー 本当に縁とかゆかりがある、留学してたとか、彼氏がアメリカにいるとかやったらいいですけど、なんの縁もゆかりもないのに急に、向こうではさ〜って言うような子はちょっと気になるなって、実家とかのこと言うならわかるんですけどね。

ーでも自分でもなんかそういう、向こうとかあっちではって、いわゆる帰国子女系の、あーそうやって思われてるんだろうなと、改めて思いました。笑

ヒコロヒー いやミラちゃんはいいのよ、縁があるんやから。

ーまぁまぁまぁ、でもそういうタイプの方を見て、例えば実際にネタに落とし込んだりとか。

ヒコロヒー ありますねそういうことも。

ーこれはいつかネタにしてもらいたいな〜。どうしよう、でもすごい悲しくなっちゃったら。

ヒコロヒー 笑 一歩間違えたらね。

ー事務所の先輩である南川さんとのユニット、ヒコロヒーと南川として、M1グランプリに出場し、2020年は準々決勝まで進出。芸人社会のジェンダーに切り込む漫才と注目を集めたそうなんですけども。ネットで探したんですけど、出てこなかったんですけど。

ヒコロヒー ネットで探して出てきてもね、大体違法アップロードですから、よかったです見つからなくて。笑

ー出てこなくてよかったです。笑 どういったネタなんでしょう。

ヒコロヒー これは本当に簡単なネタなんですけど、私は女芸人で、その相方である南川さんは男芸人なんですけど、ちょっと一旦その私が男芸人みたいな女芸人やるから、南川さん女芸人みたいな男芸人やって下さいっていう、いわゆるこう入れ替えるネタですね。胸小さいなとか、普段女性が言われているようなことを逆に言っていくみたいな。

ーこうやって笑いに変えてじゃないですけど、そういうこと言わないで下さいって真剣に訴えることももちろんできるし、あとはこうやってお笑いっていうエンターテインメントに混ぜて、色んな気づきを与えることができますよね、お笑いっていう。

ヒコロヒー そうですね。単純にこれも、私が色々腹立つなみたいなことを、南川さんに聞いていただいてたのを、それちょっと面白いから漫才にしようかっていう、そんな単純なものだったんですけど。

ーこれこそが、令和の女芸人であったり、若い世代の新しい価値観とか、想像以上の反響があったと伺ったんですが、これに対してはどのように感じていらっしゃるんですか?

ヒコロヒー いやいや戸惑いましたね。そんなつもりでね、オピニオンリーダーみたいなことでネタ作ってるわけではないので。本当にただ自分たちが面白いと思って、これ笑えるでしょうぐらいの感じで出したら、ちょっと社会派だみたいな感じで言っていただく事もあって。でも本当にいろんな意見、いろんな風に解釈して頂くのはありがたいので、どう捉えて頂いてもいいんですけど。そんな良いもんではないですよっていうのは一個ありますかね。本当に面白いと思ってただ作ったっていうだけなので。

ー本当に私の個人的な意見なんですけど、普段から社会問題を発信している人間として、ぜひもっとお笑い界で、エンターテイメントを使って、オピニオンリーダーじゃないやり方でさらっと、ヒコロヒーさんにお願いしたいなと。

ヒコロヒー でも本当にね、海外のスタンドアップコメディアンとかさらっと言ったり、ユーモアだったりジョークだったり言いますから、良いですよね。

ー時代もすごい変わってきているので、どんどんそういった問題も笑いに変えて楽しくしていけたら良いなと感じました。

ヒコロヒー ありがとうございます。そんな社会にしていきましょう。