DJ / KIMONO STYLISTのマドモアゼル・ユリアさん
MADEMOISELLE YULIAさんは、10代からDJとしての活動をスタート。
ジャンルにとらわれないオリジナルな選曲やパフォーマンス、際立つセンスが世界中から熱い注目を浴び、各国のファッションウィークやファッションイベントに参加。
現在は着物のスタイリング、モデル、デザイナー、コラム執筆など多岐に渡り活躍されています。
ナビゲーター 長谷川 ミラさん
1997年7月7日生まれ、南アフリカとのハーフでロンドンの美大(セントラル・セント・マーチンズ)に在籍する現役大学生!(現在休学中) 2017年より自身のブランド「JAMESIE」を立ち上げ若者に大人気。自身のライフスタイルを発信するYoutubeチャンネルも話題。

- 1 . 音楽との出会いは中一で始めたロックバンド。ファッションに求めるのはカルチャー要素
- 2 . 文化の扉を開いてくれる着物。知れば知るほど楽しみが広がって、オタク心がくすぐられる!
- 3 . リラックスタイムは家にこもって、昔の景色を想像しながら三島由紀夫や尾崎紅葉を読む
ーゲストコーナー【 CITROËN AWESOME COLORS】今夜のゲストは、DJ / KIMONO STYLISTのMADEMOISELLE YULIAさんです。 YULIAさんよろしくお願いします。
ゲスト マドモアゼル・ユリアさん(以下、ユリア) よろしくお願いします。
ー私実は何度かイベントで、日本だけでなく海外でもお見かけしたことがあって。何度かというか何度も。
ユリア えっほんとですか!嬉しい。
ーYULIAさんのオーラがすごすぎて。いつも遠くから見させて頂いていたので、今日は緊張しているんですけども。
ユリア えー嬉しいです。
ーたくさんお話をお聞かせ頂ければと思います。今日はよろしくお願いします。
ユリア よろしくお願いします。
ーまずMADEMOISELLE YULIAさんの音楽の活動のスタートラインはいつ頃からだったのでしょうか?
ユリア 中学・高校と女子校で一貫教育の学校に行ってたんですけど、そこで中学1年生の時にバンドを始めたのが、音楽の一番最初かな。
ーなるほど!今はDJとしての活動が主だと思うんですけど。
ユリア もうほんとにバンド少女でした。で、バンドメンバーの内2人がイギリス人のハーフだったんですよ。
彼女達がイギリスに引っ越しちゃうっていうので、高校3年の時にバンドを解散して。
ーへー!なんかかっこいい。
ユリア それで1人でできる活動ってなんだろうってなった時に、DJを始めてみたっていう感じで。
ー当時のそのバンドはどういったジャンルだったんですか?
ユリア パンクロックがすごく好きで、特にイギリスの70~80年代頭とかのClashとか Bow Wow WowとかRoxy Musicとかそういう感じのが好きでした。
ーディープなブリティッシュロックですね。
そして音楽だけではなく、世界に羽ばたいていらっしゃるファッションインフルエンサー、そしてファッションアイコンとしても人気でいらっしゃいます。ニューヨーク、パリ、ロンドンのファッションコレクションウィークに今行けないと思うんですけど、、、
ユリア そうですね。
ーファッションのこだわりだったり、ファッションウィークへの思いってありますか?
ユリア ファッションウィークに初めて行ったのも、実はDJをしにパリへ行ったのが一番最初で。それで、今ってなんか人多いけど何かやっているのかな?ってなって。笑
友達に聞いたら、今ファッションウィークだから来る?って言われてDiorのショーに行ったのが一番最初でした。
ーすごい。
ユリア そこからこの時期に来るとパリ楽しいなと思って。いつものパリと違うなと思って、それでファッションウィークには良く行くようになりました。
ー初めてのショーがDiorって、すごいですね。
パリコレクションであったり、ニューヨークコレクションってほとんど、特にメゾンブランドになればなるほどインビテーションがないと絶対入れないですし、有名人だからと言って行ける場所ではないんですよね。
ユリア そうですね。たまたまショーに携わっている友達がいて、その頃のDiorはまだジョンガリアーノがデザイナーをやっていたから、見られてすごく嬉しかったですね。
ーDJとしてパリに行かれて、その後ファッションウィークとの出会いがあって。ファッションへのこだわりっていうのはファッションウィークに行くようになってから出てきたのか、それとも元々あったのでしょうか?
ユリア どうですかね。でも私が好きなファッションっていろんなカルチャーと密接というか、いろんなカルチャーの要素があるような服がすごく好きなので。
もちろんファッションって自己表現の一種でもあると思うんですけど、自分が楽しめる要素がどこかに入っているスタイリングが好きだし、その人らしさがあるファッションを私はしたいなとずっと思っていて。
ファッションウィークに行くとそういう人たちにたくさん出会えるし、いつものパリって黒とか茶色の服を着ている人ばっかりだけど、この週に来るとなんか違うと思って。
ーそうですよね。ファッションウィーク、パリだと2週間ぐらいでしたっけ?
ユリア 10日間ぐらいかな。
ーあの空気感が、また独特ですよね。
ユリア 街中の人たちが、今ファッションウィークがパリで行われているという事を知っているというのがすごいなと思って。
ー確かにそうですよね。今はコロナの時期で全く行けなくなってしまいましたけども、コロナ禍でファッションや音楽への考え方や発信方法に変化はありましたか?
ユリア 音楽はやっぱりすごく変わりましたね。イベントが一切なくなってしまって、それでも何か発信したいなと思ったし繋がりを持ちたいと思ったので、インスタライブとかやった事なかったんですけどやってみようと思って。
前回の自粛期間中は毎週土曜日の夜9時からやっていました。おうちで楽しんでもらえる曲がいいなと思ったので、音質とかもケータイからになっちゃうし、そういう事には拘らず昭和歌謡ばっかりかけるDJっていうのをやっていました。
ー素敵!LiveでDJということですか?
ユリア そうです、コメント見ながらDJしてました。
ーファンにとってはたまらないですよね。
ユリア ぜひぜひ。あとはファッションで言うと人に何かを伝えるっていう事がすごく多くなって。コロナになってからVOGUEとELLEのオンラインで着物の連載を新しくやっています。
ー今までイベントとかで音楽を介してMADEMOISELLE YULIAさんの思いを発信されてたのが、言葉であったりとか配信ライブであったりダイレクトに発信されるようになったのですね。
ユリア そうですね。自分から伝えるという感じになりましたね。
ー反応はどうですか?
ユリア 自分ってすごくキャラクター感があるのか距離感があったようで。笑
ーいや、オーラがもうとにかく、、かっこよくて!それが“MADEMOISELLE YULIA”さん!って感じで。
ユリア 名前も不思議な名前でやっているし。でもインスタライブとかやる事によってすごくダイレクトに繋がるっていうので、すごく距離が縮まった気がしました。
ーコロナになったからこそ、この変化があったんですね
ユリア そうですね。
ーありがとうございます。一曲お送りした後も、引き続きMADEMOISELLE YULIAさんにお話を伺います。