臨床心理士/公認心理師、みたらし加奈さん

臨床心理士/公認心理師のほかに、NPO法人「mimosas」の副理事や作家、コメンテーターとしても活動しているみたらし加奈さん。
臨床心理士/公認心理師というお仕事について、またNPO法人「mimosas」のお話、
さらにはくつろぎ時間の話などたっぷり伺っていきたいと思います。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

1997年7月7日生まれ、南アフリカとのハーフでロンドンの美大(セントラル・セント・マーチンズ)に在籍する現役大学生!(現在休学中) 2017年より自身のブランド「JAMESIE」を立ち上げ若者に大人気。自身のライフスタイルを発信するYoutubeチャンネルも話題。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

自分らしく輝くゲストをお迎えする【CITROËN AWESOME COLORS】
今夜は、臨床心理士/公認心理師のみたらし加奈さんをお迎えしました。よろしくお願いします!

ゲスト みたらし加奈さん(以下、みたらし加奈) よろしくお願いします!

ーみたらしさんは、臨床心理士/公認心理師のほかに、NPO法人「mimosas」の副理事や作家、コメンテーターとしても活動していらっしゃいます。私も以前お仕事で一緒させていただきましたけども、あの時コロナでなかなかお話しする機会なく、本番だけですごく残念だったので。

みたらし加奈 こうしてお話できて嬉しいです。

ーはい!私も今日すごく楽しみにしておりました!この後、みたらしさんには、臨床心理士/公認心理師というお仕事について、またNPO法人「mimosas」のお話、さらにはくつろぎ時間の話などたっぷり伺っていきたいと思います!
みたらしさんの経歴をご紹介させていただきますと、大学院で臨床心理学の修士課程を修了。総合病院の精神科に勤務したのち、ハワイへ留学。帰国後は、国際心理支援協会でカウンセラーとして活動しつつ、SNSを通して、メンタルヘルスやLGBTQについてのメッセージを発信していらっしゃいます。まず、臨床心理士/公認心理師というのはどういったお仕事なんでしょうか?

みたらし加奈 はい、臨床心理士っていうのはまず、心の専門家っていわれたりするんですけど、病院とかで働きながら心についてケアをしていく心理療法っていうのを行ってくっていう仕事で、分かりやすく言えばしっかり認められたカウンセラーみたいな。で、公認心理師っていうのが最近できた資格で、国家資格ではあるんですけど、でも公認心理師は今のところ大学と大学院に行った場合、まあ大学に行った場合でも単位を取得して、実施を重ねれば取れる資格で、ただ臨床心理士は大学院を修了して、実習もなおかつ2年行わなきゃいけない資格なので、今のところ現時点だと臨床心理士の方が専門性は高いっていわれてるんですけど、みんな臨床心理士/公認心理師どっちもダブル資格で持ってたりするので、なんかそこら辺は、もしかしたら変わっていくかもしれないし、変わっていかないかもしれないし、って感じで今二つ羅列してます。

ー臨床心理士/公認心理師を目指すきっかけは何だったんですか?

みたらし加奈 元々心理学には興味があったんですけど、でも臨床心理士って言葉も最初知らなくて。大学の時に自分の親友が、私エスカレーター校だったんですけど、大学の学部選びで臨床心理士になれる学部があるらしいみたいな感じで言っていて、そこで臨床心理士って何ってところから始まって。結局彼女は違う学部に行ったんですけど、私も違う学部に行ってやっていく中で、心理学興味あるけどなーって思いつつ、でもまあそんな職業にするまではその時思ってなかったんですけど。ある時に自分の近しい知人が、統合失調症っていう脳の疾患になってしまって、その時に自分では何もできなかったっていうところを後悔して、でなんかちょうどその時に、上司に大学院行ってみたら?って言われたのをきっかけにして、臨床心理士の大学院に行ったっていう経緯でした。

ー行ってみたら?って言って行けるような、簡単な学部じゃないですよね?

みたらし加奈 たまたま合格点が下がっててその年。笑

ーラッキー!笑 でもインスタのストーリーとか拝見していてもすごく勉強大変そうで、公認心理師が最近取られた資格ですか?

みたらし加奈 そうなんです。公認心理師も一応条件をクリアしてたので、それで取りました。

ーおめでとうございます!臨床心理士/公認心理師として活動しつつ、実体験に基づくメンタルヘルスを保つ方法やジェンダーやセクシュアリティ、フェミニズムに関連する社会問題についてSNSで発信していらっしゃいますが、SNS で発信する理由、動機は何だったんですか?

みたらし加奈 自分が大学の総合病院で働く中で、重症化してから来る患者さんが本当に多くて、精神疾患も身体の疾患と同じで早く治療に繋がれば繋がるほど、その後の予後っていって、予後経過が良くなっていくんですね。でもあまり知られてないんですよ。どうしても医療機関、心療内科とか、精神科への偏見とか精神疾患への偏見があると、なかなか繋がりにくいっていう現状があって。その時に何ができるかなって思って、いろいろ自分でも考えてみたんですけど、いやぁ一番しんどい時ってベッドから出れないよなって思って。ずっとスマホいじっちゃったりとか、ずっと一人で閉じこもっちゃう。そこからね、玄関出て、待合室で待って、診察受けてってなるとかなりハードルが高いってなった時に、本当はそれができるぐらい元気になったら医療機関に繋がって欲しいなとは思いつつ、それまでの橋渡しとしてSNSを活用できればなと思って発信を始めました。

ー確かにメンタルとか精神的にきてると、我慢しなきゃいけないとか、まだまだ大丈夫でしょとか、ちょっとフタをしがちですよね。こういった時にSNSがあるといいですよね。

みたらし加奈 本当にそう思います。自分で、分からないこととかもいっぱいあると思うので、私のページを見て何かのきっかけになれたらいいなって思って始めました。

ーでも実は臨床心理士にとって、過度な露出は業界的にNGだと伺いました。

みたらし加奈 今は割と発信を始めてる専門家の方も出てきてはいるんですけど、やっぱりその黒子でなきゃいけないというか、隠れた存在でなきゃいけないっていうところがあるので、そういった意味ではあんまり個性を出したりとか、クライアントとか患者さんにとって刺激になるようなことをしちゃいけないっていう風にはずっと教えられてきました。

ーまた、みたらしさんは同性パートナーである美樹さんと過ごす等身大の暮らしを発信するYouTubeチャンネル「わがしChannel」を運営されてますね。

みたらし加奈 最初は思い出作りで始めたんですけど、同性のカップルが二人そこにいるだけで、なぜか社会的意義が伴ってきてしまって。何も考えずに始めたものが、見ていて自分の偏見に気づきましたみたいな感じで、ありがたいんですけど、そこにいろんな意味みたいなのを見出され始めた時に、これは意味があることなんだって改めて分かって、日常を発信し続けることも、ある意味意義になってくるんだなぁと思って、続けています。

ー確かに、みたらしさんのSNSを見てると、すごくプライベートのところと、方や専門的な発信両方あるような気がするんですよね。発信する際注意している点はありますか?

みたらし加奈 そうですね、完全に感覚を変えていくっていうか、そのいろんな種があっていいと思っていて。どの種がどの人に刺さって、どっから芽が生えてくるかって分からないので、どこの部位が、その人にとってロールモデルになる時もあるかもしれないし、もしかしたら救いにはならないかもしれないけど、ちょっとこう、明日を生きる活力になるかもしれないって部分があるので、アプローチ方法を変えていくっていうのは結構意識してます。