化学者兼発明家の村木風海さん

小学4年生の頃から、地球温暖化を止めるための発明と人類の火星移住を実現させる研究に取り組み、
2020年には、一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA・シーラ)を立ち上げ、
その代表理事・機構長を務めていらっしゃいます。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

1997年7月7日生まれ、南アフリカとのハーフでロンドンの美大(セントラル・セント・マーチンズ)に在籍する現役大学生!(現在休学中) 2017年より自身のブランド「JAMESIE」を立ち上げ若者に大人気。自身のライフスタイルを発信するYoutubeチャンネルも話題。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

自分らしく輝くゲストをお迎えする【CITROËN AWESOME COLORS】
今回は、化学者兼発明家の村木風海(むらき かずみ)さんをお迎えしました!
東京大学工学部に通う学生でありながら「化学者兼発明家」の肩書を持つ、村木風海さん。小学4年生の頃から、地球温暖化を止めるための発明と人類の火星移住を実現させる研究に取り組み、2020年には、一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA・シーラ)を立ち上げ、その代表理事・機構長を務めていらっしゃいます。

ー私は、村木さんには今年の1月にオンエアした
『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL 20VOICES 20TUNES』という二十歳の皆さんをお迎えする特番で、
村木さんにお話を伺ったことがあるんですけども、同じ Z 世代であるけども、なんて頼もしい、二十歳なんだろうって。もう日本だけじゃなくて世界の未来は明るいなと感じさせていただきました。この後たっぷりと、初の著書のお話、そして地球温暖化や火星移住の話、くつろぎ時間の話など伺っていきたいと思います。よろしくお願いします!

ゲスト 村木さん(以下、村木) よろしくお願いします!

ー9月24日に発売された、村木さんの初の著書、「火星に住むつもりです〜二酸化炭素が地球を救う〜」こちらは地球温暖化を止めて、地球上の77億人全員を救い、火星移住も実現して人類で初の火星人になるという夢を叶えるため、地球を救う方法をゆるっとふわっとり分かりやすく解説されております。手元にもありますが、読ませていただきました。本当にポップでゆるっと。ただこのままいくと、こんな未来が来るよ、しかも2030年頃にこんなことが起きちゃうよみたいな、ポップに現実を書かれている本だなっていうのと、またイラストがすごく可愛いくてポップだなと思ったんですけども。イラストはお母様が描かれたんですって?

村木 そうなんです。実は親子の合作で。

ーイラストと文字のコラボレーションというのもこだわりの一つだったんですか?

村木 そうですね。とにかく小学生の方から大人の方まで、誰でも楽しんでもらえるような、それで未来は絶望なんかじゃなくて、実は温暖化を解決するための技術で、そっくりそのまま宇宙にも火星にも行けちゃうんだよっていうことを感じて欲しくて、そんな感じでポップに書きました。

ー本の中も横書きでさらに読みやすいなーって感じたんですけども。そもそも村木さんは小学校4年生からスタートした炭素の研究、こちらを研究しようと思ったきっかけは何だったんですか?

村木 始まりは小学校4年生の時に、祖父からもらった一冊の本がきっかけだったんですね。それがイギリスの車椅子の天才物理学者と呼ばれた、スティーヴン・ホーキング博士という方の、「宇宙への秘密の鍵」シリーズっていう子供向けの宇宙冒険小説で、その中に主人公の男の子が、まるでドラえもんに出てくるどこでもドアみたいな装置を使って、いろんな宇宙を旅していくと。そこで地球以外に人類が住めそうな星を探すっていうお話があって、それが火星だって書いてあったんですね。

ーおじいさまに頂いた本からだったんですね。

村木 そうなんですよ。おまけに火星の写真が載っていて、それが広大な赤い砂漠に、青い夕日が沈んでいくっていう写真だったんです。実際の探査機が撮った写真で、地球の青い海に赤い夕日っていうのと全く真逆の、赤い砂漠に青い夕日っていう光景にすっごく心震えてしまって。それからもう夢中で、僕は絶対に人類で初めて火星に行った火星人になるんだっていうつもりで、研究を始めたんですね。そうしたら調べていくうちに、火星ってどうやら空気の95%が二酸化炭素で覆われてるっていう事が分かって。それでじゃあ、人が住めるために、二酸化炭素を火星の空気から集めてこようと思って、二酸化炭素を回収する研究を始めました。

ー今だと二酸化炭素っていう言葉を聞くと、地球温暖化っていうイメージに私は結構直結しちゃうんですけども、地球温暖化っていうより、火星への憧れからこの二酸化炭素を吸収する研究につながってくるって事ですね。

村木 そうなんですよ。なのであくまで地球温暖化の解決はもう、ついでなんです。火星にただ行くことだけを目指すって考えてる時に、火星に降り立ってみんなわーって賞賛してくれるかもしれないけれど、その応援してくれた皆さんの星が沈みかかってるって、凄く虚しいし悲しいことだなって想像して思って。その時にやっぱり元々の故郷である地球の問題を全部解決してから、宇宙を目指したいなーっていう風に思ったので、そこで、火星に住めるための技術を作るついでにと言うか、それがそのまま地球を守るための技術になってくるので、そんな感じで地球と火星の両方を僕は研究しています。

ー今お話を伺っていて気になっちゃったのが、すみません勉強不足で、火星はなぜ青い夕日が沈むんですか?

村木 それがまだ分かってないんですよ。もちろん諸説はあるんですけど、これだっていう明確な答えは科学者はまだ出せてなくて。しかもは誰も直接見たことないですし、誰も見たことがない世界の光景を一番先に見たいなっていう思いがずっと僕の中にはあります。

ーまた理由が分からないというのも魅力の一つですね!

村木 ミステリアスですよね。なぜか青い夕日っていうことで。

ー火星ってなぜそんなに二酸化炭素が多いって言われてるんですか?

村木 そこがですね、もちろんいろいろ理由は考えられてるんですけど、昔の火星の空気ってもしかしたら今より全然違ったかもなんて言われていたりもして。例えば、昔は海もあったかもしれないと言われていたりとか、地球のように青々とした海、もしかしたら緑もあったかもしれないし、分からないんですけど、とにかく水はあったかもしれないと言われてるんですよね。なので昔はもっと水蒸気とかもたくさんあったし、もし植物のような生命体がいたのだとすれば酸素もあったかもしれないし。可能性はちょっと今低いですけど、とにかく今の二酸化炭素だらけの火星とは違う、まるで地球みたいな火星もかなりあったんじゃないかっていう風には言われていて。それが実は火星の磁場が吹っ飛んでしまって。地球ってコンパス使うとくるくるとちゃんと回ると思うんですけど、あれって地球の中でマグマがこうグツグツとなってるおかげで、磁場が生まれてくるんですけど、磁場って盾になってくれるんですね。太陽から常にすごい猛烈な速さで吹き出している太陽風と呼ばれる放射線みたいなのがあるんですけど、それから守ってくれるんです。

ーそんな役割があったんですね。

村木 火星は中身のグツグツがもうなくなっちゃったので、その磁場のシールドがなくなってしまって、それで大気も吹っ飛んでいっちゃったんですね。

ー大気がそれで吹っ飛んでしまったんですね。

村木 そうなんです。なので、どうやらものすごく今気圧は低いし、微かに残った二酸化炭素だらけの空気になってるんじゃないかっていう風には言われてるんですけど、やっぱり実際に火星に行って探査するともっと多くのことが分かるのかなとは思います。

ーなので改めて、だから行きたいですね、火星にね。

村木 そうですね。もうとにかく謎だらけなので、科学者にとっては本当に面白くてしょうがない星だと思うので、そんなところでたくさん実験してみたいですね。