元銀杏BOYZのギタリスト、農家兼僧侶の中村明珍さん

中村明珍(なかむらみょうちん)さんは、1978年東京生まれ。

2003年から2013年までロックバンド銀杏BOYZのギタリスト・チン中村として活動。
2013年に山口県周防大島に移住後、「中村農園」で農業に取り組みながら、僧侶としても暮らしていらっしゃいます。

また、農産物の販売やライブイベントの企画などを行う「寄り道バザール」も運営中です。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

1997年7月7日生まれ、南アフリカとのハーフでロンドンの美大(セントラル・セント・マーチンズ)に在籍する現役大学生!(現在休学中) 2017年より自身のブランド「JAMESIE」を立ち上げ若者に大人気。自身のライフスタイルを発信するYoutubeチャンネルも話題。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

ーゲストコーナー【CITROËN AWESOME COLORS】

今夜のゲストは、元銀杏BOYZのギタリスト、農家兼僧侶の中村明珍さんです。中村さん、よろしくお願いします!

ゲスト 中村明珍さん(以下、中村) よろしくお願いします。

ーさっそくなんですけども、音楽活動はおいくつの時からやられているんですか?

中村 18の時から、すでにCDでデビューしていたSNAIL RAMPというバンドから始まりました。

ー別の取材記事を読んでいたら、ヘルプのメンバーとして気軽に電話して下さいと書いてあるのを見て、、、

中村 そうです、そうです。笑

それで合格されてアメリカツアーに行かれたんですよね?

中村 行くはずだったのに行けなかったというのが真相です。

ーなるほど。でもすごいですね!そこからバンド活動をスタートされて、2003年から約10年に渡り銀杏BOYSとして活動されていたんですよね。

中村 そうです、はい。

ー音楽活動で大変活躍されて、きっと音楽で一生食べていけただろうに、音楽を辞めてバンドを脱退した経緯はなんだったんでしょう。

中村 そうですね、結構いろいろあったんですけど、実は元々音楽で食っていくぞっていうのはなくてですね、それこそJ-WAVEさんに就職したくて面接受けて落ちたんですよ。

ースタッフさん達知ってました?全員首を横に…誰も知らなかったようです。笑

中村 全然ダメだったんですよ。

ーそれはバンド活動中に就活されてたって事ですか?

中村 そうですね、仕事しながらバンドって出来るだろうと思っていて。インディペンデントで活動しているバンドってたくさんいて、そういうのに結構憧れていたというか。

たまたま銀杏BOYZというバンドは音楽だけで生活していくという事を大事にしていたんですね。それはそれで一つのあり方だと思うんですけど。そういう所に約10年いたという形なんですけども。

ーそしてバンドを脱退されて僧侶に、お坊さんなんですよね今?

中村 そうです、明日もお勤めあります。

ーご実家がお寺というわけではないんですよね?

中村 そうです、うちはサラリーマンの家庭なので。

ーこれまたなぜお坊さんになろうと思ったんですか?

中村 ほんとですよね、どうしちゃったんでしょう。

ー山口県の周防大島に引越しされてからお坊さんになられたんですよね?

中村 そうです。厳密に言うと引っ越してすぐ1週間以内に出家を経て、そこからスタートしているんですけども。その前から準備はしていて。

移住する前にそういう気持ちになっていたんですが、サラリーマンの家庭だからやり方がわからなくて、どうやったらなれるのかみたいな。

それで行き当たりばったりでいろんな人に聞いたりして、いきなりピンポン押してお寺に行って話聞かせてもらったりとか。

それは東京の荻窪のお寺さんだったんですよ。今考えるとめちゃくちゃな事をしてたんですけど。

ーなぜお坊さんだったのでしょうか?

中村 バンドをやっていた時に精神的に参ってしまってですね。音楽などのものづくり、芸術とかって危ないところがあるような気がしていて。

僕らがやっていたのは芸術とかそういう感じじゃないんですけども。真面目にやればやるほど根詰めてしまう側面ってあると思うんですね。

そういう時にいろんな所に行って、心のチューニングできないかなみたいな。こんな簡単に言ってますけどめちゃめちゃ辛かったんですよ笑

ーそうですよね!

中村 でたまたま助けてくれたお寺があったんですね。本当に何年もただお話させてもらったりとか。それがすごい心に残っていて、なってみたいなと。

ーそういった経緯があったんですね。今特にこういった状況下でメンタルに影響を受けている方が多いと思うんですけども、そういった方に何かアドバイスありますか?

中村 僕、僧侶と畑をやり始めたのが同時だったんですね。で、どっちも良かったという感じが今はしていて。

畑は植物と関係を持つというか。バンドをやっていた時って人間だけでやり合うみたいな所だったんですね。

人間同士ですごいものを作ったりとかすごいパフォーマンスをするのってパワフルなんだけど、一方で何かを犠牲にするというか。会社とかもそうだと思うんですよ、人間同士でやり合っていくから。

で、お寺も人間じゃないところと触れ合うというか、例えば山登るとか。ただの登山じゃなくて静まった気持ちで登るとか、そういう目線をお坊さんが教えてくれたり。

呼吸を整えるって家で出来ることでも随分違うし、畑で土を触るのも。土触るのとかネイチャーっぽくてあんまり好きじゃなかったんですよね、パンクとか好きだったから。

ー確かにパンクとネイチャーってかけ離れた部分にあるイメージですね。

中村 自分もそう思っていたんですけど、逆に同じ感じもして。地べたっていう感じ。

ー地に足をついてって事でしょうか。

中村 会話とか必要ない感じがあるじゃないですか。

ーなるほど。自然にいる時とLIVEとか会話いらないですもんね。

中村 そうです、そうです。

ー自然という部分とバンドマン、そして僧侶としてのお話がなんとなく今、点と点が繋がってきたような気がします。

中村 なかなかこんなに分かって下さる方、いらっしゃらないです。ありがとうございます。

ーまだまだお話伺っていきたいんですけどもここで一曲、中村さんが活躍されていたバンド、銀杏BOYZのナンバーから聴かせて下さい。

中村さんから曲紹介お願いします!

中村 はい、銀杏BOYZで、“夢で逢えたら”