ラッパーの(sic)boyさん

オルタナティブ、エモ、ラウドロックの要素や、J-ロックにみられるメロディアスなフローをヒップホップに落とし込んだスタイルで稀有な存在感を放つ(sic)boyさん。

2019年にSoundCloud上に公開された楽曲の強度の高さが話題を呼び、2020年には各種音楽サイトにて1stEPと1stアルバムをリリース。また、Kis-My-Ft2への楽曲提供も行うなど、アンダーグラウンドからオーバーグラウンドまでマルチに活躍していらっしゃいます。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

1997年7月7日生まれ、南アフリカとのハーフでロンドンの美大(セントラル・セント・マーチンズ)に在籍する現役大学生!(現在休学中) 2017年より自身のブランド「JAMESIE」を立ち上げ若者に大人気。自身のライフスタイルを発信するYoutubeチャンネルも話題。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

ー今日お話伺えるの、とても楽しみにしていました!よろしくお願いいたします!

ゲスト (sic)boyさん(以下、(sic)boy) よろしくお願いします。

ーまず、(sic)boyさんの音楽のスタートライン、そしてルーツを教えていただけますか?

(sic)boy そうですね、僕が音楽を好きになったのが、L’Arc-en-Ciel、特にhydeさんに影響を受けてからですね。

ーおいくつぐらいの時だったんですか?

(sic)boy 多分小学5,6年の時です。

ー何がきっかけでhydeさんを知ったんですか?

(sic)boy 二つ上に兄がいて、兄が結構日本の音楽をたくさん聴いてて、たまたまラルクを教えてもらって、これだ!みたいな。あんまり音楽聴いてこなかったんですけど、がっつりハマっちゃって。

ーお兄様の影響だったんですね。そこから影響を受けて、音楽っていうもの、例えば楽器から始められたり、歌から始められたり?

(sic)boy そうです。高校生の時に軽音部に入っていて、いろんなバンドのカバーをしたり、ギターを練習したりして、ロックミュージックをすごい好きになりました。

ー軽音部に入っていらっしゃったんですね。でも今ラップをやられていますけども、どのような経緯でRockからラップに入っていったんですか?

(sic)boy 当時同じ学校に通っていたヒップホップをやっている友達がいて、高校の卒業のタイミングで軽音部を離れた時に、自分でまだ音楽をやりたいなって思って、そのラッパーの友達から、1人でインスタントにこうやって楽しいのができるんだよって教えてもらって。そこからのめり込んでやってます。

ーバンドだとみんなでやっていたものが、ラップだと1人でできる、そこからまた音楽作りに入っていったんですね。

(sic)boy そうですね。

ージャンルが変わると難しかったりするんですか?

(sic)boy 最初は自分の良さを出そうってよりも、ヒップホップっていうものに追いつくのにすごい必死で、勉強しながらやってたんですけど、もっとここを歌い上げてもいいんじゃないかって思ったら、また違う楽しさを見出せたりして。あまり考えなくなったっすね。

ーあんまり考えなくなったっていうことが、今の(sic)boyさんのスタイルに繋がったっていうことですかね。

(sic)boy そうですね。ジャンルとかに囚われて作っていくものでもないのかなって、自分の中で見切りをつけてやってます。

ーさらに、トラックメイカー、プロデューサーであるKMさんとの出会いはやはり大きかったですか?

(sic)boy めちゃくちゃ大きかったですね。

ーKMさんとはどういったきっかけで、一緒にやられることになったんですか?

(sic)boy 元々僕がサウンドクラウドにアップしていた曲を見つけていただいたのがきっかけで、声を掛けていただいて、そっからもうサクサクとEP、アルバムを作成してましたね、気づいたら。

ーどうやってKMさんと音楽作りされてるんですか?

(sic)boy コロナの影響もあるんですけど、結構もうリモートっていうか、面と向かってスタジオで作るってよりかは、こういうのができたとか、そういうボーカルどうだろうみたいなのを、こまめにデータにして送り合ってって感じで。

ー普段から思いついたらすぐに送ってるんですか?

(sic)boy そうですね、デモを送りすぎて、以前、追いつかないって言われたこともあるぐらい。笑

ーえー!そんなにどこからアイディアであったり、インスピレーションが来てるんですか?

(sic)boy 自分で音楽を作ろうって思って作るよりかは、毎日iPhoneのメモであったり、色んな所に歌詞とかメモしてて、それをつなぎ合わせていく感じですね。

ーお家の中とかでも?

(sic)boy どこでも、電車でも書きますし、外でも。

ー電車乗ってるんですか?

(sic)boy 電車乗りますよ、めちゃくちゃ乗ってます。

ー本当ですか!電車乗ったら会えるかな。電車に乗ってる(sic)boyさんがあまり想像できないんですけど。

(sic)boy 全然乗ってますよ。

ー電車での移動中にインスピレーションが湧くんですか?

(sic)boy そうですね、結構移動中に音楽を聴きながらであったりとか、まだ今のところはいくらでもインスピレーションが湧き出る方だと思ってるんで、力を抜いてサクサク進むように書いてます。

ーきっとだから、KMさんも追いつかないってなったんですね。相当な量を送ってるって事ですよね。

(sic)boy そうですね、最近やっと形にしたものの方が大きくなってきたんで、またデモをたくさん作らなきゃなって、気合い入れてますね。

ーまさに2020年2月にリリースした初のEP『(sic)’s sense』であったりとか、2021年4月21日リリースのEP「social phobia」でもタッグを組んでらっしゃいましたけども、KMさんってどんな存在ですか?

(sic)boy やっぱりサウンド面でわかる通り、繊細な雰囲気の中にも、内から出る熱いものがあったりして、ビートの通りの感じですね。スネアの音一個でも、いやーすげーなーって毎回びっくりします。

ーKMさんの繊細なビートと、(sic)boyさんのRockのバックグラウンドが重なって、ジャンルレスな音楽だったり、独自の世界観みたいなものが出来上がるのかなって感じたんですけども。先ほどジャンルのお話ちょろっと出たんですが、楽曲制作の際はあまりジャンルを意識するって事はないって事ですか?

(sic)boy そうですね、Rock、Hip Hop色々あると思うんですけど、自分の中で意識することは少ないかもしれないですね。

ー逆に何か意識されている事はありますか?

(sic)boy 構え方って言うか、なんだろう、自分の見せ方っていうのは、やっぱりRockが自分の中で一番好きだし、そういう点ではやっぱりRock寄りなのかなとは思っております。

ー以前インタビューでは、ラッパーだとは思ってなくて、マインドはRockですって。ファッションとかも影響受けてますか?

(sic)boy そうですね、どっちかって言うとかなりRockな雰囲気な服の方が好きですね。

ーテレビで拝見した時に、このジャンルは(sic)boyって言っても過言ではないって言っている専門家の方がいて、それが本当にしっくりくるなと思ったんですけども。なんでしょう、改めて、名前は必要ないと思うんですけど、改めてもしこのジャンルに名前をつけるとしたら…考えたことありますか?

(sic)boy えー。いやー、まぁ、ミクスチャーなんじゃないですかね。なんでもありっていう意味で。自由な感じが一番僕の理想で、いつでもそうありたいし、なりたいしって感じだから。

ーいつでも自由な感じであるミクスチャーの(sic)boyさんの楽曲を、聴かせていただきたいんですけども、曲紹介お願いしてもよろしいでしょうか?

(sic)boy はい、それでは聴いてください。「Last Dance feat.Wes Period (Prod.KM)」です。