アートディレクター、五十嵐LINDA渉さん

広告ディレクションをはじめとし、ファッション、空間演出、グラフィック&イラスト、MVの監督まで
幅広いジャンルでCUTE&MODEなクリエイティビティを発揮されている今、大注目のアートディレクターです。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

1997年7月7日生まれ、南アフリカとのハーフでロンドンの美大(セントラル・セント・マーチンズ)に在籍する現役大学生!(現在休学中) 2017年より自身のブランド「JAMESIE」を立ち上げ若者に大人気。自身のライフスタイルを発信するYoutubeチャンネルも話題。

ナビゲーター 長谷川 ミラさん

自分らしく輝くゲストをお迎えしている【CITROËN AWESOME COLORS】
今週は、アートディレクターの五十嵐LINDA渉さんをお迎えしました!よろしくお願いします!

ゲスト 五十嵐LINDA渉さん(以下、五十嵐LINDA渉) よろしくお願いします!緊張します!

ーリモートでご出演いただいているのですが、背景がキュートすぎます!

五十嵐LINDA渉 そうなんですよー!これ全部自分でDIYしてて。

ーえ、ご自宅ですか?

五十嵐LINDA渉 はい、自宅のアトリエ兼仕事場なんです。

ーすごい!五十嵐さんは、広告ディレクションをはじめとし、ファッション、空間演出、グラフィック&イラスト、MVの監督まで幅広いジャンルでCUTE&MODEなクリエイティビティを発揮されている今、大注目のアートディレクターです。私も作品いくつか見させていただいたんですけども、見たことがあるものばかりというか、

五十嵐LINDA渉 ほんとですか!嬉しい!

ーもう好みすぎて、いつも目に入って印象に残っていた広告がすごく多くて、今日お話を伺えるのとても楽しみにしていました。よろしくお願いします!

五十嵐LINDA渉 よろしくお願いします!

ー改めて五十嵐さんの活動をご紹介させていただきますと、SHIBUYA109「40周年プロジェクト」環境リニューアルのクリエイティブディレクターとして、環境設計や内装デザインに関するクリエイティブを担当。
また東京ガールズコレクションのキービジュアルの制作や、SDGs観点での活動にも精力的に参加するなど、多岐にわたって活躍されています。そもそもこのアートディレクターっていう職業、肩書?あまり日本では聞かないですよね。

五十嵐LINDA渉 そうなんです。肩書きを自分でつけたことが実は一度もなくって、勝手に呼ばれてるんですいつも。それで今自分はアートディレクターっていう立ち位置にいるんだなって自覚して活動してるって感じです。

ー私はイギリスに留学してた時に通っていた学部が、アートディレクターになるための学部だったんです。でもそれを日本でやろうとするとすごく難しくて、スタイリストでもないし、なんでしょう、いわゆる監督みたいな括りですかね?説明すると。五十嵐さんはアートディレクターになったきっかけはなんだったんですか?

五十嵐LINDA渉 あのですね実は、みんなこの話をするとびっくりするんですけど、大きな転機は火事になったんです家が。

ーどういった状況だったんですか?火事っていうのは。

五十嵐LINDA渉 その日は夕方でファミレスでご飯を食べている時に、たまたま家の斜め前に高校の先輩が住んでいて、突然電話かかってきて渉の家燃えてるよって言われて。え?ってなって、それで急いで帰ったらなんと家が燃えてたんです。笑 本当に自分でもびっくりして、自分で出した火事ではなくて、たまたま家の中の壁の中にある配線が漏電してて、天井から焼け落ちたみたいなことだったんですけど、でその時の生活がスタイリストとか衣装デザイナーをメインに活動してたんですね。でも仕事道具が一夜にして、一気に全部燃えちゃったんです。

ーわぁ。

五十嵐LINDA渉 で、次の日も撮影があったのに、どうしようっていうことで、友達のスタイリストとかに連絡をして代打を立てて、なんとか大丈夫だったんですけど、ちょっと待って今後どうしようみたいなことになりまして。

ー全焼っていうか全てなくなってしまうぐらい燃えてしまったんですか?

五十嵐LINDA渉 そう、ほぼほぼ燃えたんですけど、なぜかパソコンとお財布だけが、燃えもしなかったし濡れなかったんですよ。本当に奇跡で。

ーすごい!

五十嵐LINDA渉 そう。なんだけど、本当にその日暮らしみたいなスタイリスト生活をしてたので、もうどうしよう食ってけないじゃんみたいなことになって、友達の化粧品会社とかいろんなところに、こういう状態なので、本当に仕事くださいお願いしますみたいな感じで、たまたまグラフィックを副業にしてたので、そのグラフィックの仕事なんでもいいからくださいみたいな感じで頼み込んでたんですよ。そしたらたまたま、お友達の化粧品会社が拾ってくれて、グラフィックの仕事をするようになったんですね。それがたまたまヒットしてくれたんですよ、本当にたまたまなんですけど、なんか結構もう5、6年前に流行ったフェイスパックすると犬の顔になったり、猫の顔になったりとか。

ー虎になったり!持ってます!

五十嵐LINDA渉 そうそう。あれとかデザインさせてもらってて。

ーえー!!!使ってた!

五十嵐LINDA渉 本当に大ヒットしたんです。

ー大ヒットどころじゃない!もう高校生の時、ハロウィンとかにみんなでお泊まりしてやったりとか。もう絶対たまたまじゃないですね!

五十嵐LINDA渉 いやーなんかね、掻いつまんで話すと綺麗な物語になってるんだけど、その当時はもう全然、焦りすぎてたし、そんなに売れてることなんて一生懸命すぎて分からなかったしみたいな感じだったんですけど、その時に本当にたまたま、アッシュ・ペー・フランスっていう会社様が、roomsっていう合同展示会を代々木体育館でされていて、でそこのピックアップアーティストに選んで下さったんですよ。自分の今までの活動を見て。その頃にはスタイリスト業も復活してたんですけど、作品も飾るものもないし何しようかなっていうところで空間演出をさせてもらって、作ったものや新しいグラフィックを天井からいろいろぶら下げるみたいな個展をやらせてもらったんですね。

ー代々木体育館でですか?

五十嵐LINDA渉 はい、そうなんです。それをたまたま伊勢丹のバイヤーさんが見てくださって、そこから伊勢丹の店内のショーウィンドウとかをキャラクター × 私みたいな感じで打ち出してくれたんです。それが本当に全ての始まりで、そこから伊勢丹さんもびっくりしてたんですけど、スタイリストとかやってたもんだから、お友達がモデルさんとかアイドルさんとかがとんでもなく多くって、で何かやりましたって言ったら来てるくれる人達が本当にVIPの方達ばっかりだったんですよ。それでこいつは何者だみたいなことになり、いろんなポップアップショップとかいろんなものを、伊勢丹さん内でプロデュースをやらせてもらうのが、いわゆるインスタ映えみたいなフォトスポットとかをいっぱい作って、そのインスタ映え初期クリエイティブみたいなのを、ずっと7年前くらいからやらせてもらってて、それが今の美術セットとか、撮影の背景とかを作るようにどんどん発展してって、今はもうモデルのキャスティングからテーマから何から何まで商材に合わせて、自分でコーディネートして作ってるって言う風なお仕事になり、なので元々自分はスタイリストとか衣装デザイナーだと思ってたのに、そういう転機がいっぱいあって、今ではアートディレクターって呼ばれるようになったみたいな。

ーすごすぎる!出てくる企業さんの名前とかも、聞いたことのある名前ばかりですし。伊勢丹のって、イセタンガールとかですか?

五十嵐LINDA渉 そうです!イセタンガール!

ー覚えてるー!多分私先ほどのフェイスパックとかもそうなんですけど、世代がドンピシャなんですよね。20代中盤の人とかだと、渋谷とか原宿で見てきたような広告を、全て無意識のうちに全て五十嵐さんが担当されていたんだなって。結構もう汗が止まらないんですけども。そしてあの手がけてらっしゃる作品っていうのは、どういうものになるんですか?

五十嵐LINDA渉 今だと109さんとお仕事することが多くて、環境リニューアルディレクターやらせていただいてた関係で、去年で言うと、LGBT × ディズニープライドコレクションっていうコレクションをやらせていただいて。私もLGBTのゲイなんですけど、ディズニーのアートワークがプライド用にアートワークができた時があったんですね。それの渋谷の街を巻き込んだキャンペーンのディレクターで、キービジュアルを作らせてもらったりとか、商品を作らせてもらったりとか、いろいろやってます。

ー渋谷109って今かなりこういった社会問題とかジェンダーのことについて取り組まれていらっしゃいますよね。

五十嵐LINDA渉 そうすごいんですよ。若いユース層の方々のアンケート調査だったりとか、今みんなが知りたいことっていうのを逐一ピックアップして発信しているので、すごく興味深いこといっぱいやられてます。