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OWNER INTERVIEW

愛車CITROËN BXの飽きのこない凝ったデザインと、「空飛ぶ絨毯」のような独特の乗り心地をこよなく愛する杉原 芳寿人さん。仕事の関係で宮城県仙台市に住んでおられた際、シトロエンが結んだご縁で、気仙沼という土地、そして地元のみなさんとあたたかい交流が生まれたといいます。

今回はそんな思い入れの深い場所・気仙沼にてインタビュー。愛車の魅力や、シトロエン仲間とともに走る楽しさを、愛情あふれる視点で語っていただきました。

シトロエンを通じて出会った、魅力的な土地と人

気仙沼にご縁ができたきっかけは?

仕事で仙台に異動になりまして、しばらく住んでいたんです。気仙沼でシトロエンのイベントがあるということで、仙台から参加しました。それ以来、ずっと仲良くしてもらっている仲間が気仙沼にたくさんいます。

 

ドライブするのも気持ちよさそうですね。

仙台から気仙沼のルートはよく走っていました。リアス式海岸の複雑な地形に沿って走るので、アップダウンやうねりがあり、クルマの動きがしっかりわかって、走るのが楽しいです。

気仙沼はどんなところですか?

今回、久々に来ましたけど、やっぱりいいですね。気仙沼の魅力は、海や空がすごくきれいなところ。みんな優しくて、なぜかシトロエン好きな人が多い気がします。

愛車CITROËN BX、デザインの魅力と
魔法のような乗り心地

CITROËN BXを愛車として選ばれた理由は?

まず、リアのフェンダーでタイヤが半分隠れたデザインにしたかったんです。かといってあまりにもクラシックなクルマだと気をつかうことが多くなります。BXなら普段から使えるだろうということで、これに決めました。

角張っているところと丸いところをつなぐライン、そのあたりのデザインが凝っているなと思っていて。見るたびに発見があるというか、飽きない形をしているなと思います。

 

乗り心地はいかがですか?

「空飛ぶ絨毯」なんて言われるように、ハイドロニューマチック特有の足回りですね。液体とガスを感じるような、独特の揺れがあるんです。浮いているかのような。そんな感覚がすごく気持ちいいです。とくに高速域なんかはたまらないですね。

気仙沼でもドライブを楽しまれたのでしょうね。

仙台で集まろうというときも、一度仙台から気仙沼に行って、そこでみんなと集合してからまた一緒に仙台まで行くっていうのをやっていました。並んで走るだけで、なんか楽しいんですよね。

目的地に行くのもそうなんですけど、移動自体が目的というか。運転したいからそこへ行く、みたいな。

シトロエン愛を共通項に、仲間たちといつまでも

気仙沼のみなさんはどんな方たちですか?

今でも仲良くしているシトロエン仲間はたくさんいますが、とくにお世話になったのは気仙沼市内にある「オートモービル タツ」の代表、佐藤さんです。

初めて行ったイベントの帰り、途中でクルマがトラブって止まってしまったんですが、ローダーで迎えに来て直してもらったり。タイヤ交換に行っただけなのに、山で獲ったジビエや海で釣った魚をわけてくれたり。

気仙沼の人はみんなあったかくて、優しくて、パワフルです。

 

シトロエンがつないでくれた素敵なご縁ですね。

クルマを通して仲良くなった人たちは「好き」の対象が同じなので、一緒にいて楽しいです。久しぶりに会ってもすぐに話が弾みます。

じつはこのインタビューのためにCITROËN DSとXantia(エグザンティア)のオーナーも駆けつけてくれました。ひと声かけたらすぐに集まってくれるのも、シトロエン好きという共通項があるからですよね。

動画でも3台で走る様子を撮っていただいていますが、好きなクルマが連なって走るのって本当に気持ちいいんですよね。

杉原 芳寿人さん、あなたにとってシトロエンとは?

「日常の中に癒やしや刺激を与えてくれる、<br /> “異次元から来た乗り物”です」

「日常の中に癒やしや刺激を与えてくれる、
“異次元から来た乗り物”です」

取材協力


「迎 ムカエル」

気仙沼の顔であった内湾地区に、賑わいの拠点となる商業施設としてオープンした「迎 ムカエル」。気仙沼湾を周遊する遊覧船の発着場が目の前にあり、気仙沼湾が一望できる絶景のまったりスポット。サメ革専門店や衣料品、レストラン、カフェなどが入っており、海側の広いテラスで感じる爽やかな海風がやさしく人々を迎えている。

 


「オートモービル タツ」

シトロエン乗りが多い気仙沼。車の修理にとどまらず、代表 佐藤氏の魅力で人が集まってくる場所。震災後に建てた事務所には海が見える大きな窓がある。「海の街で育ったからね、海が大好き」と佐藤氏。駐車場には、新しいオーナーさんのもとへ旅立つ前のシトロエンの姿もちらほら