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シトロエンの新しい挑戦、E-C4 ELECTRICとは

シトロエンの新しい挑戦、E-C4 ELECTRICとは

シトロエンとして日本初導入となる電気自動車(EV)のE-C4 ELECTRIC 。個性的、革新的なモデルで知られるシトロエンのEVはその期待に応えたのか?

日本でもついにシトロエンの電気自動車(EV)に乗れるようになった。新型C4とともにE-C4 ELECTRICが導入されることになったからだ。

シトロエンとEVの組み合わせにピンとこない人がいるかもしれないが、フランスでは以前からベルランゴなどに設定があり、最近は2人乗りの超小型車アミが注目を集めるなど、ヨーロッパでは積極的な姿勢を見せるブランドのひとつ。電動化に枠を広げれば、C5エアクロスSUVのプラグインハイブリッド車が我が国に上陸済みだ。

E-C4 ELECTRICの外観は、エンジン車のC4ではシルバーだったフロントフォグランプ周辺やサイドのエアバンプのアクセントがブルーになり、ホイールやリアバンパーのデザインも異なる。ただしGSを連想させる6ライトのファストバックスタイルは共通だ。

インテリアはドアのパネルにブルーのアクセントが入るぐらいで、メーターやシフトセレクターなどは同一となる。当初からEV設定を前提に開発されただけあって、キャビンやラゲッジスペースはエンジン車とほぼ同じ。EVとしてはハードルが低い。

ディーゼルエンジン搭載のC4から乗り換えると、発進直後から音もなくスーッと速度を上げていくフィーリングはやっぱり新鮮。そしてプログレッシブ・ハイドローリック・クッションがもたらす乗り心地と合っている。

ハイドロニューマチックの乗り味は海上や空中の乗り物に例えられることが多いが、E-C4 ELECTRICはまさにエンジンを持たない飛行体。大きな鳥の背中に乗って滑空しているようで、童話の世界に入り込んだような不思議感覚なのだ。

シートの下などにバッテリーを置いたことによる重心の低いハンドリングも印象的だったが、それは他の多くのEVでも体感すること。E-C4 ELECTRICはそこにこのブランドならではの、人々を魅了してきた独特な乗り味が加わる。EVになってもシトロエンは個性派であることを教えられた。

E-C4 ELECTRICは重いバッテリーをフロントシートやリアシートの座面下、センターコンソールなどに分散配置している。これによって良好な重量配分とエンジン車と変わらない室内容量・スペースを実現した。航続距離はWLTCモードで405km、JC08モードで459kmと小旅行にも十分だ。

文:森口将之 写真:阿部昌也 編集:馬弓良輔
Words:Masayuki MORIGUCHI Photography:Masaya ABE Editor: Yoshisuke MAYUMI

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