munu
search
OWNER INTERVIEW

2022年、シトロエンは新たなフラッグシップ「NEW CITROËN C5 X & C5 X PLUG-IN HYBRID」を発表しました。先日行われた発表会以降、多くの方から予想以上の反響をいただいています。

今回のオーナーインタビューには、そんなC5 Xのカラー&マテリアルデザインを担当した日本人デザイナー 柳沢知恵さんが登場。自らC5 Xを運転し、筑波大学の恩師・山中敏正教授に会いに行くスペシャルエディションをお届けします。

教え子がデザインしたC5 Xの内装を見た瞬間、「きれいな~、これ」との言葉が思わず漏れた山中教授。「シボのパターンとシートのパーフォレーションの模様、これ全部同じ柄データなんですよ」と話す柳沢さんに、「なんか楽しいことしてんなぁ」と教授。柳沢さんも嬉しそうに「楽しかったんですよ」とすかさず返し、昔からの親しい関係性が伝わってくる微笑ましいおふたりです。

フランスでデザインした車を筑波の恩師に見せに行く

久しぶりの日本、久しぶりの母校、久しぶりの恩師との対面ですね。
山中教授は柳沢さんにとってどんな存在ですか?

柳沢さん「いつも面白いものを持っている先生という感じで、気楽に話せる存在でした。
フランスで作ったものを日本の筑波まで持っていって、見てもらえるとは思っていなかったので、とても嬉しいです。

私、最初にお家にお邪魔したのは2001年でしたよね。」

 

山中教授「たぶんね、一年生のときに「遊びに来るか」と言ったら、みんなチャリでやって来て。それで家でさんざん遊んでいったんだよね。」

 

 

柳沢さん「2CVを運転させていただきました。あのときは動いてましたよね。」

 

山中教授「今も動いてるよ。」

 

柳沢さん「動くんですか、あれ。」

 

山中教授「ちゃんと動きますよ。」

シトロエンのデザイナーになったきっかけ

おふたりのかけ合い、仲の良い先輩・後輩同士のような、とても近しいご関係が伝わってきますね。
山中先生、柳沢さんにお聞きになりたいことは?

山中教授「なんでシトロエンに行ったんですか?」

 

柳沢さん「CACTUSですよ。2014年のCACTUSに惚れ込んで。色も素材も、いろんなことしてるじゃないですか。エアバンプも付いているし。」

 

山中教授「エアバンプ、衝撃だったよね。」

 

柳沢さん「すごかったです。」

 

 

山中教授「これデザインできるヤツいるか、って思ったもんね。よそが何をやろうが、どういう車を作ってこようが、お構いなしにこういう車を作る会社っていうのは、不思議だなと思うよね。そこがね、一番面白いね。

そこに行くって言うからさ、「なんじゃこいつ」って思ったね(笑)」

 

柳沢さん「猫が獲物を捕まえて自慢しに来るみたいに、時々こうやって来るって。」

 

山中教授「あぁぁぁ、それはあるね。」

 

柳沢さん「今回も自慢しに来ました。」

 

山中教授「自慢しに来たのか(笑)」

 

柳沢さん「そうです(笑)」

大学で学んだことがデザインに活きている

当時を振り返ってみて、今の仕事に活かされているのはどんなことでしょうか?

柳沢さん「色と素材。誰でも好き嫌いが言えちゃう仕事なんですよ。

でもそうした中で、「なぜその色にする必要があるのか」という説明の道筋を作るのもカラーデザイナーの仕事です。理由を説明するという力は大学の授業で身に付けたのかなって思います。」

 

山中教授「デザインをやっててね、「ここ頑張ったでしょ」というのがあるところっていいよね。
本当に、いいよね〜。」

 

柳沢知恵さん、あなたにとってシトロエンとは?

「自己表現できるものです」

「自己表現できるものです」

Profile

 

 

柳沢知恵さん
シトロエン カラー&マテリアルデザイナー

 

筑波大学大学院芸術研究科修了後、日産自動車デザイン本部に勤務、ルノー社への赴任を経て、2015年より現職。C5 Xのカラーマテリアルデザイナーとして、シトロエン新世代のブランドアイコンをデザイン提案・開発した。

 

 

山中敏正さん
筑波大学教授

 

自宅を設計する時点でHバンが入るように駐車場の屋根の高さを決めたという真のシトロエニスト。タイヤがダメになって動かせない状態の愛車もあり、奥さまと「しっかり直して走らせてあげたい」と話している最中だそう。山中教授との出会いが柳沢さんにとってのシトロエン原体験となっている。