都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
93回目の放送となる今回は、2024年一発目の放送。ausさんと共にお送りするスペシャルセッションです。
FOURGONNETTEで迎える2度目のお正月
今夜も静かなお正月の夜という感じですけども、だんだん車も増えて参りますが。
2024年が始まりました! 気付けばもう6日。
しかし、番組としては新年一発目ですね。
改めて、皆さん本年も長岡亮介並びにCITROËN FOURGONNETTEをよろしくお願い申し上げます。
今年もですけどもこういうのは、新年っぽくていいですね。
この番組で新年のご挨拶をするのは2回目です。
なんて、光栄なことなんでしょうか。
そして、今年もいい年にしていきたいなと思っております。
去年は未体験なお仕事が色々あって、それに向けて色々頑張って、なかなか難しい面もありましたが、なんとか乗り越えたかな。そして楽しい思い出だけが残っておりまして、そういう風に、面白い新しい出来事が今年もいっぱいあるといいなと思っております。
そして、今年もFOURGONNETTEにはポツンと鏡餅がありますね。
この鏡餅ですけども、お餅が2段の意味は福と徳が重なるようにだそうです。
さらに円満に年が重ねられるようにという願いもあるんだとか。
重ねることは大切なんですね〜。
私も最近そういうのが分かってきました。
年を重ねた人の歌とか、妙に心に響くような感じがしてきましたね。
皆さんも素敵に1年1年を重ねていっていただきたいなと思います。
ということで、新年一発目は私ひとりではなく……!
2段! もうひと方お迎えして色々と重ねていきたいと思います!
ということで、2024年も都内某所にあるFOURGONNETTEからの小1時間にゆるりとお付き合いいただければと思います!
コタツに入っているような感覚で……
新年早々、FOURGONNETTEにお迎えしたのはこの方です……!
ausです、よろしくお願いします! おめでとうございます!
アルプスの方から友人が遊びに来たという、ausさん。
日本の音楽をリサーチするために訪れたというスイスの方。
ausさんは、そんなお友達といい温泉に行ったという贅沢なお正月を過ごされたのだとか。
そして、ausさんの本名は、福園さん。
「お餅の福の方だと気付きました」とひと言。
縁起がいいお名前。今年はいろんな方に福を届けていきたいとのこと。
今夜はこたつに入ったような感覚でふたりでダラダラとお話する特別な夜。
長岡亮介×ausといえば、昨年2023年は共同作業がいろいろとありました。
7月には渋谷クアトロで「Pneu music 2」を開催。
秋にはミックステープ『LAYLAND』をCDでリリース。
ここで『LAYLAND』から1曲。
ausさんのセレクトは、” Candles”。
今夜は、そんなausさんと”初弾き”をやってみようと思います!
スペシャルセッション、特別な夜
今夜は“初弾き”、“プレイ初め”をしてみようと思っているんですよ。
音を音で重ねて、福と徳を呼び込んでみようかなと!
長岡「ausさんは鏡餅で言うと、どっちなんですか? 上か下か」
aus「下ですかね、支えて……支えれますかね?」
長岡「やっぱり下ですよね。僕は餅と橙の間に挟んであるスルメイカくらいの危うい感じで」
ausさんの目の前には、PC、小さな鍵盤、MASCHINEという機材が。
実際に音を鳴らしてみます。いろんな音が鳴ります。
すごい指さばきなんですよと長岡。シンプルなリズムを叩くausさん。
長岡はもちろんギターを持参。
新年のお年賀に聴いて頂こうと思います!
セッションは合計3曲!
FOURGONNETTEに素敵な音楽が鳴り響きました。
[ FOURGONNETTE STUDIO SESSION ]
untitle(STUDIO SESSION) / Ryosuke Nagaoka×aus
Profile(STUDIO SESSION) / Ryosuke Nagaoka×aus
Murmurs(STUDIO SESSION) / Ryosuke Nagaoka×aus
新年一発目はausさんと共に……
今夜もありがとうございました。
エンディングもausさんとお送りした、2024年最初の放送。
おふたりの今夜の感想は……?
初弾きは楽しかったです、身が引き締まりますとausさん。
何でもやっていけるぞ!と長岡亮介。
ausさん、今夜はありがとうございました。
番組では、今年も皆さんからのお便りをお待ちしています!
番組を聴いて思ったこと、長岡亮介への質問、シトロエンのある風景のお話、この年末年始のことなど自由にお願いします。メッセージは、番組のサイトからお送りください。
それでは、また来週土曜の夜に。
ここ都内某所にあるFOURGONNETTEでお会いしましょう。
オンエア楽曲
Happy New Year / Lightnin’ Hopkins
Candles / Ryosuke Nagaoka×aus
pas de dialogue / Charif Megarbane
untitle(STUDIO SESSION) / Ryosuke Nagaoka×aus
Profile(STUDIO SESSION) / Ryosuke Nagaoka×aus
Murmurs(STUDIO SESSION) / Ryosuke Nagaoka×aus
本日のライナーノーツ
2024年がスタートしました。改めて、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。都内某所「FOURGONNETTE」で迎える、2度目のお正月。今夜はなにやら特別な夜になりそうな予感がします。FOURGONNETTEの扉を開けると、リハーサルを行なっている、長岡亮介と……、あれは、ausさん! いつものFOURGONNETTEとは異なるセッティング。いつもはお便りの海になっている黒い大きなテーブルには、機材がたくさん置いてあります。大きなスピーカーも立っていて、スタジオ仕様のFOURGONNE
TTEでございます。
今夜はausさんとお送りする、特別な夜。スペシャルなセッションがここで行われるわけですが、準備を終えると「こんばんは、長岡亮介です。土曜の夜ですね」と収録はスタート。いつもと異なるのは、ゲストであるausさんが、扉から入ってくるのではなく、すでに長岡亮介の前に座っているということ。冒頭の挨拶時もausさんは静かに長岡のことを見守っています。
新年のテンションなのか、長岡さん、少しテンションが高め。挨拶をしながら、少し噛んでしまったり、「気持ちが分からない(笑)」とひと言。「最初からやり直してもいい?」とテイク2! 挨拶を終えると、パチパチと拍手をするausさん。
ausさんを紹介すると、そこから少し雑談。今年もFOURGONNETTEには鏡餅がポツリ。鏡餅を絡めたトークを繰り広げながら、盛り上がるFOURGONNETTEの雰囲気。刻々とセッションの時間が迫っています。
「やってみよう!」という長岡の号令でスタートした、1曲目“untitle”。キーを合わせて、音を鳴らし始めるおふたり。少し首を傾げる長岡。「なんか違うね? ダメだな、もう1回やってもいい?」、「なんか緊張しちゃってダメ! こういうところを直したい!」と長岡。1曲目“untitle”を仕切り直すと、そこからは極上のセッションが開演。
おふたりは何度も目を合わせながら演奏し、時折、はにかむ長岡亮介。冷静にビートを刻む、ausさん。絶妙な指さばきで奏でる音楽に色を添えます。
“Profile”、“Murmurs”と続けて演奏し、スペシャルなセッションは幕を下ろします。どの曲も特別アレンジ。FOURGONNETTEには贅沢な時間が流れていました。
今夜はエンディングもausさんと共に。「変なテンションになっちゃってるな!」とエンディングの挨拶もテイク2だった、今夜の収録。演奏中のおふたりはとても楽しそうでした。
というわけで新年一発目のミニ・インタビューです。
――2024年一発目の収録、お疲れ様でした! いかがでしたか?
ausさんとは、最近よく会うから仲良くなってきました(笑)。
――収録で演奏するのは番組として初めて試みでした。
そうですね。緊張しちゃうんですよね〜。なんでしょうね〜。いつもは楽しく遊んでいるような感じでやっているのでミスをしたらいけないとか、そういうことを考え出すと緊張してしまいますね(笑)。でも、一緒にやっている時にausさんは、粘り強さというか、動じない感じというか、そういうことを感じました。あの人は頑固なんじゃないかなと。
――飄々と演奏されている感じがしました。
そうそう! 飄々としてますよね。でも、すごく感情豊かで、感覚も豊かな人ですよね。飄々としているけどいろんなことを感じているタイプの人ですよね。
――今後も“スペシャルセッション”を期待していてもいいですか?
うーん、やりたいですよ! ただ、次は新しい音楽をやるのか、めちゃくちゃ上手な演奏をするのかの2択かな〜? ちょっといい感じじゃん俺たちっていうのではなくて、ちゃんとした演奏だったらしたい(笑)。
次は、いつスペシャルセッションを聴くことができるのか、2024年のCITROËN FOURGONNETTEも非常に楽しみですね! それでは今回はこの辺りで!
来週もお楽しみに!
文:笹谷淳介