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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

8月17日OA

125回目の放送となる今回は、長岡亮介WORKS第2弾! 長岡亮介がこれまでに参加したいろいろな音楽をお届けしました。


都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
125回目の放送となる今回は、長岡亮介WORKS第2弾! 長岡亮介がこれまでに参加したいろいろな音楽をお届けしました。


夏休み真っ只中、いかがお過ごしでしょう?

8月も17日になりました。
夏休み真っ只中という時期ですけども、帰省の行き帰りの車の中でFOURGONNETTEを聴いていただいている方もいるんじゃないかなと思いますけども……!

各所で渋滞してそうですけども、どうですか皆さん?!
一人だけで走っているわけではないですからね、道路はみんなのものですから。
空気を読んで乗りたいものですよね! 僕はいつも気をつけております。

でもな〜、ちょっとイライラするんだよな、俺、車に乗ると……。
よくないと思って、気をつけながら日々運転しております!

さて、今夜も此処FOURGONNETTEから小1時間お届けしていきますが…!
今日はちょっとレアな回でお届けしようと思います!
去年1度やった、長岡亮介WORKS! その第2弾です!
ということで、今夜もゆるりとお付き合いください〜。

今日の1曲目はペトロールズで“カザーナ”!

今夜は長岡亮介WORKS!!! 第2弾!!!

私が、これまでいろんなアーティストやミュージシャンの作品に参加した音楽をかけていく時間でございます。

去年の9月にやっていまして、これがなかなか好評をいただいたようで!
あの曲は? この曲は?という声があったり、なかったり……。
亮介があの作品に?! え?! ここでも?! あんなところでも?!みたいな。

実はこんなところでも弾いています的なものがまだまだあるので、今日はその辺りを目指していこうと思います。

では、今回の長岡亮介WORKS!第2弾、早速いきましょう。

まずは、平井堅さんの曲。
“even if (everlasting ver.)”です。

“2018年の作品。
有名な曲ですけども、それをremixのような形でアコースティックギターで…。
何を隠そうこのremixはFOURGONNETTEで録りました。夜中にやったんだな〜。
歌以外に使ったのは、ウォっていう堅さんの声と後半で手拍子のような音が入ってくると思うんですが、その二つを唯一原曲から用いてアレンジしました。堅さんも気に入ってくれたみたいで、ホッとしました“

続いては、ハンバートハンバートの曲。
“がんばれ兄ちゃん”。

“これは2017年の作品です。ハンバートハンバートは夫婦ユニット。
旦那さんの方の佐藤良成さんは昔から顔見知り。ご飯も1度食べたことも……。
それから随分経ってから、レコーディングに誘っていただきました。
この2人は、少しブルーグラスやフォーク、カントリーの匂いがしたりもしますが。
そういうところから僕に声を掛けてくれたのかな?と思います。
使用したのは、テレキャスター。ギターの2弦を引っ張るBベンダーが付いておりまして……“

長岡の少しマニアックなギターのお話も飛び出しました。
聴き終わると、「ちょっとやりすぎたかね(笑)」とひと言。

続いて、聴いていただくのは、長岡亮介さんの曲ですけども……!
“Futomaki”です。

“なぜ、「Futomaki」かというと、この曲は2022年に放送されたドラマ『拾われた男』のサウンドトラックに入っているんですけども。主人公の育った家庭ではことあるごとに太巻きを食べるんですよ。なので、僕はそこからタイトルを取ったんですけども。このドラマのサントラが面白く……。音楽監督が岩崎太整さんという方。その岩崎さんとSOIL&”PIMP”SESSIONSの社長が一緒にメンバーを集めてバンドのようなものを結成。
そのバンドでライブをして音を収録してそれをドラマに使うという面白い試みをした作品。「Futomaki」という曲は別で録ったんですけども、池袋の方にある小さめのスタジオでぎゅうぎゅうにみんなで入って録って(笑)。すごく楽しかった思い出があります“

ちなみに音は大きいテープに録音したのだとか!
「カントリー歌謡曲のようなイメージで。そういう感じになったかな〜」とひと言。

長岡亮介WORKS!!! 第2弾!!! 後半戦!!!

お送りしたのは、STUTSさんの曲。
“Above the Clouds feat. 長岡亮介, C.O.S.A. × KID FRESINO & asuka ando”。

“この曲には素晴らしいラッパーの2人が参加していますし、asuka andoという方は、ラヴァーズロック、レゲエを歌ってらっしゃる方で、なかなかソフトな声がいいですけども……。この曲が出来たのは、実はSTUTSさんと2人でライブをやったんですけども、その際にイントロ的なものが欲しいねと、僕の考えたギターリフで2人でやったんですけども、彼が気に入ってくれたみたいで、「あのイントロを曲にしたい」と言われ出来た曲”

続いては、少し物々しい名前ですが……!
獄門島一家というグループの曲。タイトルも物々しい!
“シーサイドスーサイド”です。

“2016年にリリースされていますけども、メンバーがボーカルに女王蜂のアヴちゃん、ベースにRISEのKenKen、ドラムが中村達也さんです。そして、私ね! このアー写を撮るときにね、私は素肌にライダース、グラサンというね、初めてする格好をしましたけども。このメンバーでレコーディングしたときはなかなかイキイキとして! クリックを聴くことが多いけれど、このときのレコーディングはなし! そうすると箇所箇所で気持ちのいいスピードというものがあって、スピード感が変わる辺りが曲にドライブ感を与えたりするものなんだなと。思い出深いレコーディングでした”

続いては海を越えて、台湾から。
“我已經敢想你(君が思い出になるまで)”
Yoga Linさんの曲。これも2016年の作品。今夜最後の曲です。

“Yoga Linさんと初めて会ったのは、スカイツリー。「ファンです」と声を掛けてくれて。その後、初めて台湾に行ったとき、弾き語りをしたんですが、観に来てくれたんです。なんだかスターが来ているという雰囲気になっていて。ちょっと不思議な感じがしたんですけども……。この曲は、ギターだけ日本で入れたんですが、その後にYoga Linのライブを台湾に観に行ったら、台北アリーナで大人気。大スターだったという。そんな大スターにスカイツリーで話を掛けられたんだな、俺と(笑)。今でもたまに連絡を取ったりしています”

夜もいい時間になってきました

今夜は、長岡亮介WORKS第2弾と題し、お送りしました。
他にも何か目撃情報ありましたらお寄せください。
「これ長岡さんのギターじゃないですか?」
「ここにクレジットされてましたよ!」などなど!

メッセージは番組のサイトからお送りください!

そして、引き続き番組へのお便りもお待ちしています。
今夜の感想、長岡亮介への質問、この夏のドライブ、旅の話、シトロエンのある風景のお話など、お待ちしています!

それでは、また来週土曜の夜に。
FOURGONNETTEでお会いしましょう。

では、私、これからSUMMER SONICでのDJに行ってきます〜!
緊張するぅ〜!!

オンエア楽曲

カザーナ / ペトロールズ
even if (everlasting ver.) / 平井堅
がんばれ兄ちゃん / ハンバート ハンバート
Futomaki / Ryosuke Nagaoka
Above the Clouds feat.長岡亮介, C.O.S.A.×KID FRESINO&asuka ando / STUTS
シーサイドスーサイド / 獄門島一家
我已經敢想你(君が思い出になるまで) / Yoga Lin

本日のライナーノーツ

8月も中盤戦。お盆休みが終わると、夏の終わりを感じますが、まだまだ暑い日が続いていますね。昨年もこのライナーノーツに書きましたが、秋の始まりは暦の上では8月8日頃からとのこと。だから秋は始まっているわけなんですが……。今年はいつもに増して暑い。FOURGONNETTEでも度々、「暑い!」という言葉が飛び交っています。

今日もFOURGONNETTEの扉を開けると、DJの練習をする長岡亮介の姿があります。
「本番、緊張するな〜。音が止まらないといいな〜」なんて言葉を発しながら、練習。
17日の深夜が本番なので、最後の最後まで練習をされています。

「収録の準備もしなきゃ! ちょっと待ってね〜」といつもの位置に付くと、スタッフと共に打ち合わせ。今夜の収録は少しレアな回! 昨年9月9日にOAした好評企画【長岡亮介WORKS!】の第2弾の収録です。

スマホとペンを片手に、自身が参加した楽曲群についておさらいをする長岡亮介。
「この曲のこの音ってさあ〜、なんだった?」、「はいはい、この曲よく覚えてます」など記憶を反芻しながら、台本にメモを書き準備を進める長岡。実際に音楽を流し、聴きながらメモをとる姿、準備に余念がありません。

「何曲くらい必要ですか?」、「なるほど、じゃあこの曲とこの曲はカットして」と準備を整えると、収録はスタート。125回目の「こんばんは、長岡亮介です。土曜の夜ですね〜」と恒例の挨拶。ここからレアな回はスタートします。

アーティストと曲名を紹介して、長岡の思い出話や曲の印象などなど、ここでしか聴くことができないエピソードに耳を傾けるとあっという間に時間は進んでいきます。途中、STUTSさんとのエピソードにて、「ああ、何を言ってるんだろうな〜」と悩む姿もありながら、全6曲を紹介した今夜のFOURGONNETTE。

改めて、聴いてみるとやはり長岡亮介のギターは記名性が高いなと思います。聴いていてすぐ長岡さんだ!と分かる感じ。きっとリスナーの皆さんも同じことを考えたのではないでしょうか。素敵な音のシャワーを浴びた、よき時間となりました。

収録後の話題はやはりDJの話。
スタッフの「DJ頑張ってください!」という言葉に、照れ臭そうに笑う長岡。
「はい、頑張ります。緊張する〜」とお茶目に答えてくれました。

果たして、サマソニのDJはどうだったのか…。
SNSを覗いてみると非常に楽しそうでしたね〜!

ご覧になった方は、感想をぜひ! 
裏話はきっとFOURGONNETTEで明かされることでしょう。楽しみですね!

それでは今回はこの辺りで筆を置きます。
来週のライナーノーツもお楽しみに!

文:笹谷淳介