munu
search
長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

10月12日OA

133回目の放送となる今回は、ドブロギターの世界へようこそ! 少しディープな世界へ皆さんを誘いました。


都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
133回目の放送となる今回は、ドブロギターの世界へようこそ! 少しディープな世界へ皆さんを誘いました。

また一つ歳を重ねました

さて、10月12日。またまた3連休の入口じゃないですか。
週明けの月曜日はスポーツの日。どうですか、皆さん?
こんな季節だと自転車でも気持ちよく乗りたいなと思いますよね。

自転車が僕は大好きですから、やっと乗れるなという感じで。
最近は、ちょくちょく乗るようになりました。
暑いと無理なんですけども、この季節だと最高だと思います。

そして、私事ですが、先日10月7日にまた一つ歳を重ねました!
46歳か、すげえな! 46ってなんか、よくみんなこういうことを言いますけど……、
自分が知ってた46歳はこんな感じではなかったみたいなね!
こんなにヘラヘラした46歳で大丈夫なのかなと思いますけども、これからもヘラヘラとやっていきたいと思いますので、皆さん是非変わらず、よろしくお願い致したいと、こう思う次第です!

さて、今夜のFOURGONNETTEですがちょっとディープな楽器の世界に入り込んでみたいと思います!
それは、ドブロギターの世界!

分かりますかね? ドブロ!
ギターを加工したような見た目をしていますが、歴史は古く、音もいいんですよ!
今回は、ドブロギターの名手! その名も“どぶろひくぞう”さんをお迎えしてお送りしていきます!

どぶろひくぞうさんがFOURGONNETTEへ!

どうもこんばんは〜。
久しぶりだねと登場した“どぶろひくぞう”さんこと、小島慎司さん。

ドブロを抱えながら登場した、小島さん。
「持ってないと不安なもので……」とのこと。

素敵な音がFOURGONNETTEに響いています。

長岡のお父様のバンドで「慎ちゃん、慎ちゃん」と言われていた印象があると長岡。
いつから“どぶろひくぞう”さんになったんですか?

ドブロギターを始めたのは、20歳くらい。
ロッキートップという銀座のライブハウスに出演して、10年経った頃、いろんな方と仲良くなり、「メンバーが出られなくなったから、弾いてよ」という声を掛けられるように。

「あなたのバンドの音の隙間をお埋めします」と
喪黒福造ってあったでしょう。笑ゥせぇるすまんを文字って“どぶろひくぞう”って(笑)。

ドブロギターとはどういう楽器?

発祥は、ドブロという会社の前にナショナルギターという会社があって。
構造的には、反響板がリゾネーター・ギターには入っているんですけど、その形で意見が合わなくて、そこで、ジョン・ドピエラとルディ・ドピエラという兄弟によって設立されたのがドブロ社。

スロバキアの方では、ドブロとは“いいもの”という意味。
そのシャレも含めて、ドブロにしたんじゃないかな?

長岡は、解説に対して「勉強になります!」とひと言。

調べてみたら分かりますけども、正面から見たらアコースティックギターのようなディテールにお腹の部分に金属のホイールキャップのようなものが付いているもの。

“どぶろひくぞう”さんの心地よい演奏。
「素敵ですね〜」と長岡。

とても素敵な時間が流れている、今夜のFOURGONNETTE。
マニアックなお話の全貌は、タイムフリーなどでぜひ!

今夜は、“どぶろひくぞう”さんをお迎えしました!

今夜は、ドブロギターの世界へようこそ!と題し、少しディープな世界にリスナーの皆さんを誘いました。

本日ゲストの“どぶろひくぞう”さんこと、小島慎司さんの開催ライブの日程は……、

東京・銀座ロッキートップにて開催のライブ
10月13日(日)
10月15日(火)
10月29日(火)

ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

そして、ペトロールズは秋のツアーの真っ最中!
日程はこちらをチェック!

10月20日 (日) 東京 Zepp DiverCity(TOKYO)
10月21日 (月) 東京 Zepp DiverCity(TOKYO)
11月01日 (金) 広島 広島クラブクアトロ
11月03日 (日) 愛媛 松山SALONKITTY

ツアーも後半戦です。
こちらもぜひ遊びに来てください。

番組では引き続き、みなさんからのお便り、お待ちしています。
番組を聴いて思ったこと、長岡亮介への質問、秋のお出かけ話、シトロエンのある風景のお話など、お便りはこの番組のサイトからお送りください。

それでは、来週の放送もお楽しみに!


オンエア楽曲

Home for Sale / Dwight Yoakam
坂のある街 / Honey Cookies
End of the World / Brother Oswald
Foggy Mountain Rock / Josh Graves
Take The A Train / Rob Ickes

本日のライナーノーツ

10月12日、またまた3連休の入口。秋らしい気候になってきたので、リスナーの皆さんはどこかお出かけするのでしょうか。運動の秋、食欲の秋、芸術の秋……、どんな秋を過ごされるのでしょう。外出が楽しくなる束の間の秋ですね。さて、今夜のFOURGONNETT
Eの収録は、素敵なゲスト回。ドブロギターの世界へようこそ!と題し、“どぶろひくぞう”さんこと、小島慎司さんをお迎えします。

いつかの収録後、長岡の口から出た、“どぶろひくぞう”という単語。スタッフ一同、「?」となってしまいましたが、長岡はいたずらな笑みを浮かべながら、「ドブロギターというギターがあってね。その名手の方なんだけど、FOURGONNETTEにピッタリなんじゃないかなと思ったんだよね。僕の方から連絡するよ!」と。

馴染みのなかったドブロギター。すぐさま、ネットで検索するとなんて特徴的なギターなんだ!とスタッフ一同グッと興味を惹かれます。どんな音がするのか、どんな音楽と相性がいいのか、その答え合わせが今日ここFOURGONNETTEでできるわけです。

ドブロギターを簡単に説明すると、「リゾネーター・ギター」という楽器の一種で、見た目は木でできたアコースティックギターですが、ボディに丸い金属がついているのが特徴。スライドバーを用いて演奏するもの。

そんなドブロギターを持ってFOURGONNETTEへ遊びに来てくれた“どぶろひくぞう”さん。名前の由来は、喪黒福造を文字ってとのこと。「あなたのバンドの音の隙間をお埋めします」と、カッコいいお言葉。長岡との関係は長いようで、先輩・後輩のような雰囲気もありつつ、どこか親戚のような温かさも感じます。楽しそうに談笑されるふたり。

お話をしながら、ギターを奏でる“どぶろひくぞう”さん。音を奏でるたびに「イェイ!」と声を漏らす長岡。なんだかとても楽しそうというか、童心に戻っているような感じもして、「FOURGONNETTEにピッタリ」と長岡が話していたことにも納得できます。

ドブロギターの歴史やなぜ弾き始めたかなど、たくさんのトークを楽しむふたり。
少しディープでとても勉強になる、今夜のFOURGONNETTE。いろんな背景に触れることができるのがやはりFOURGONNETTEの魅力ですね。収録後も会話を楽しむふたり。恒例の記念撮影を終えたところで、今夜の感想を聞いてみたいと思います。

――ドブロギターの世界、いかがでしたか?

どぶろさんとはこんなに音楽の話をしたことがないと思うんですよ。でもね、どぶろさんに昔マンドリンを教わったことを思い出したな〜。

――では、先生的な方でもある?

うーん、そうではないんだけれど、ブルーグラスのフェスの会場で教えていただいたんですよ。懐かしいですね〜。髪も伸ばされていて、昔はもっと短髪でいらっしゃいましたけど、いまはミュージシャンという感じですね。

――どぶろさんのギターを過去にも見たことが?

もちろん! 演奏しているところをたくさん観たことがあるし、一緒に演奏したことも何度もありますし。ブルーグラスのフェスに行けば、ドブロの方はいますよね、ただ一般の俗世間ではいないのかもしれないね(笑)。見たことないよね?

――はい、初めて拝見しました。

今日のドブロはまたちょっと変わり種だったと思います。スタンダードなものとは若干異なる。

――一緒に演奏されることって今もあるんですか?

そんなにないですね。でもライブを観に行ったりするとどぶろさんは人気があるので、しょっちゅうお見かけします。ブルーグラスのドブロ界の名手ですよ!

音楽のお話をたくさん出来た、今夜のFOURGONNETTE。
長岡も終始楽しそうでした。

それでは、今回はこの辺りで。
来週のライナーノーツもお楽しみに!

 

文:笹谷淳介