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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

3月28日OA

209回目の放送となる今回は、”年度末に贈る・FOURGONNETTEゲスト名言集”。そして今夜が「CITROËN FOURGONNETTE」締めの放送となりました。

 

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
209回目の放送となる今回は、”年度末に贈る・FOURGONNETTEゲスト名言集”。そして今夜が「CITROËN FOURGONNETTE」締めの放送となりました。

今夜は、CITROËN FOURGONNETTEのオーラス!

こんばんは、長岡亮介です。
土曜の夜ですね。

外はね、春に入ったなという雰囲気がしてきています。
下手したら短パンで出掛けたいなくらいの気持ちになっていますが…。
FOURGONNETTEの前の道も心なしか交通量が多いような気がします!

さて、先週の放送で”番組からの大切なお知らせ”ということで、この4月から番組タイトルを変えて、5年目をスタート!と、お伝えさせていただきましたが、ちょっと皆さんドキドキさせてしまったでしょうか。

発表までXとかで思ったよりみんなドギマギする様子が見受けられたりしましたけども、皆さんマイナス思考はダメですよ! ポジティブに行こうじゃありませんか!

ということで、あらためて4月4日(土)から「CITROËN STUDIO CONFORT」としてスタートしていきますので、引き続きこの番組をお贔屓にお願いします!
CONFORTはMじゃなくて、Nね!

そんなわけで、今夜が「CITROËN FOURGONNETTE」のオーラス!
締めとなる放送ですが、今回は先週からお伝えしているとおり、”年度末に贈る・FOURGONNETTEゲスト名言集”。

今年度、去年の4月からここまで、お迎えしたゲストの印象的な言葉を振り返りながら、新年度のスタートに向けて背中を押してもらおう!
そんな時間にできればと思っています。

名言や名フレーズ、素晴らしい考えや、その哲学…、
いろいろ飛び出しましたからね! ぜひ最後までお付き合いください。

年度末に贈る・FOURGONNETTEゲスト名言集

まず、振り返るのは昨年 8月にお越しいただいた、市川紗椰さんをお迎えしての回。

“好きな道は首都高4号線、新宿から霞が関方面に向かい赤坂見附を超えるトンネルを入るところにある石垣が好き。江戸城の名残がある。その首都高からじゃないと見えなくて。
赤坂門の残りで首都高からでしか見られない。たくさん残っているんだって感じて特別。蔦もあって雰囲気もある。江戸城の名残なのにNYのセントラルパーク近くの感じもする。一度その石垣に気づくとビックリすると思う。私は楽しいと感じるハードルが低いので、どこに行っても楽しく過ごすことができます。看板やガードレールも好きで、インフラ好きなので何でも楽しめてしまう性格です。私はだいたい好きなものの共通点は歴史のあるものや、いっけん一緒に見えるけどちょっとした違いがあるものが好きですね。“

●長岡亮介のコメント
市川さんは歴史があるもの、いっけん同じに見えるけれどちょっとした違いのあるものが好きとおっしゃっていましたが、印象的だったのはインフラ好きということ。実際に行って見てみないとわからないものを楽しめるというのは、人生が豊かになることだろうなと、思いました。

続いては、昨年5月にお越しいただいた、私が10代の頃から知る先輩、ギタリストの山口玉三郎さんをお迎えしての回です。

“学生の頃は”学校は遊び場じゃない”と怒られていた。音楽の学校へ進学した時は上から三番以内、そこでは自分から勉強したからね。そのギター科では九割クラシックの理論を勉強した。理論は頭に入れたけど今はそういう理論を使わない演奏をしている。全部理解したら全部忘れることが大事だと思う。覚えるより忘れる方が大変。ふと頭によぎるから。そういううちは生きた音は出てこない。中学三年の頃、勉強ができなくて高知県の島の親戚の家で修行するような生活をさせられた。そこは江戸時代から殿様に刀の使い方を教える厳格な家柄だった。生活が一変して、鍛えられる日々。そこで殿様に刀を教えることがどういうことか考え続けた。家中日本刀だらけで常に斬る覚悟を植え付けられた笑。で、毎朝斬る練習するうちに無の状態で刀を振ることができるようになってきた。相手の命をその瞬間に昇華させるためには自分も無の状態でなければならないと悟った。刀の飾りが綺麗なのはこれから斬る命のためにある。その家を出たあとにその教えが身に沁みついていることに気づいた。一瞬に昇華させるという意味では、刀もギターのピッキングも同じ。”

●長岡亮介のコメント
全部理解したら全部忘れることが大事とおっしゃっていました。ギターを持ってギターを弾いているというよりかは、もっと玉さんは違うんでしょうね、僕はいつもそう思っています。飄々としてひょうきんですけども、何を考えているか分からない(笑)、玉さんでした。

年度末に贈る・FOURGONNETTEゲスト名言集、後半戦

続いては、昨年11月、あいみょんさんとアイゴンさんを迎えての回。

“この「おじゃまします」という曲はもともと2021年に作っていて、今回のリリースのカップリングに入れようとなり、アレンジをアイゴンに頼んだ。そしたら長岡さんも参加してくれることで最高のハッピーセットに。
あいみょんのデモテープを聞いてカントリーテイストを入れたかったので亮介くんに頼んだという経緯。センス的なものも含めて参加して欲しかった。
すごい現場でしたね。長岡さんの演奏を間近で見れて感動した。アイゴンの家で作業をみんなでやっていて、その亮介くんのギター演奏を見たかったけど、見ちゃだめだと思って我慢していた。指どうなってるの?とか演奏がすごいと思った。ライブでこの演奏できないねと言ってましたね。面白い現場でした。
ああいう曲調だけどアイゴンのファズのギターが効いている。そのギターを入れるときアイゴンが「ファズかしながら…」と言ってたのが印象的。“

●長岡亮介のコメント
迷言!「恥(ふぁ)ずかしながら」を聞いていただきました(笑)。このゲストトークがキッカケで今年、OJAMASHIMA’sを結成して赤坂でライブをしました。アイゴンさんに誘っていただいたんですけど、アイゴンさんは遊び心に溢れていて、洒落が効いていて素敵だなと思っていたんですが、そのアイゴンさんとあいみょんさんが一緒にやっているというのは、彼女またそういう洒落心があって、ウィットもあって、2人は合っているんだろうなと思います。現場もその通りで非常にいい経験でした。

続いては、昨年12月クルマ雑誌「カーグラフィック」編集長、小野光陽さんをお迎えしての回です。

“大川悠さん(ナビの初代編集長)がまだカーグラに入ってすぐくらいの20代の頃に「世界の自動車 -シトローエン」という本を作りました。今日持ってきたのですが、シトロエン100周年の時、私がフリーで活動していた頃、私がその大川さんにインタビューをしました。その時に大川さんが言ってくれた言葉が自分のシトロエン観になっていて、「車を通じて文化の地平を広げていく情熱があったのがシトロエンだ。」そして「その思想や志の高さがアンドレ・シトロエンの魅力だ。」と大川悠さんがおっしゃていたのがすごく心に残っている。長岡さんのAmiを取材した時のエピソードからも「体験を通じて世界を広げてくれるクルマ」という価値をシトロエンに感じた。”

●長岡亮介のコメント
大川さんという方は、元々「カーグラフィック」の編集部にいて、そこから「ナビ」という雑誌に移って編集長になるんですけども、「カーグラフィック」時代に「世界の自動車」シリーズを作っていまして、そのCITROËN版を小野さんが持って来てくれました。今は私がいただいて、自宅でパラパラと見ていますけども、大川さんはフランス車に非常に理解が深くて、日本にフランス車を編集者として広めていったような方。まさに文化の地平を広げていく、1920年代にCITROËNはキャタピラがついた車があって、それで世界中を探検して、砂漠を始めて超えた車がCITROËNだったという歴史のあるんですね。「車を通じて文化の地平を広げていく情熱があったのがCITROËNだ。」という言葉には合点がいきました。

さあ、年度末に贈る・FOURGONNETTEゲスト名言集。次で最後になります。
今日はいろんな”歴史”という言葉も出てきましたが、最後は、その生き方・人生そのものが日本のカントリーの歴史の一部と言える、チャーリー永谷さんをお迎えしての回。

お迎えしたのは、昨年10月。
チャーリーさんが東京に出てきたタイミングで、お話を聴かせていただきました。

“カントリーゴールドを1989年に立ち上げた時は大変だった。阿蘇山の野外ステージ、あれこほどのロケーションはないと思う。中途半端にやりたくないから第1回から大御所を迎え、25回開催して一度終わった、でもあと1年1年ということで続けた。30歳までやって、アンコール開催を含め31回開催した。全国からファンが来るから声がガラガラになるまで話たりした。僕は音楽を通していろいろ経験した。それは最高なこと。今日はこのあとは熊本帰ってお店に直行します。お店は休むことはない。どんなにつらくてもお店に出ることにしている。辞めないと決めて親と約束したから。絶対に何があろうとお店を開けるということだけはやっている。その約束があるから僕はこうして健康でいさせてもらえるのかもしれない。がんばります。今日はみなさんありがとう。”

●長岡亮介のコメント
「絶対に辞めないと決めたけん」、“けん”とは言ってなかったですけども、チャーリーさんの名言はすごかったなと思います。やると決めたらやる方なんですね、きっと。だからこそデカいイベントもやれたし、海外で引っ張りだこになったんでしょう。改めてすごい方だと思います。

夜もいい時間になってきました

今夜は、年度末に贈る・FOURGONNETTEゲスト名言集をお送りしました。
今回の名言集としてお届けできたのは、ほんの一部の方です。
今年度お越しいただいたゲストの皆さん、あらためてありがとうございました!

そして、来週 4月4日の放送から
この番組は「CITROËN STUDIO CONFORT」というタイトルで、
番組哲学そのままに、5年目に突入します!

今日の放送で聴こえてきた、“クルマを通して文化の地平を広げていく…”という言葉、
4月からの番組において、いいヒントになった気がしますね~。CITROËNは深いな…。

ということで、引き続き!これまでと変わらず!
皆さんからのお便りをお待ちしています。
今夜の番組を聴いて思ったこと、長岡亮介への質問、この春にオススメのドライブコースやシトロエンのある風景のお話など、自由にお願いします。

メッセージの送り方はとても簡単です。
この番組のサイトから送っていただくと僕に届くようになっています。

それでは、また来週土曜の夜に。
今度は、都内某所の「STUDIO CONFORT」でお会いしましょう。
長岡亮介でした。

オンエア楽曲

Fourgonnette / La Tribu Grünigel
Edge of Seventeen / Stevie Nicks
影と踊るワルツ / 山口玉三郎
おじゃまします / あいみょん
My Woman, My Woman, My Wife / Marty Robbins

本日のライナーノーツ

3月も最後の週末がやって来ました。今年度も残すところ今日を含めてあと4日のタイミング。出会いの春、別れの春――、春はいろんな感情を刺激する季節だなと、毎年思いますが、今年度も此処FOURGONNETTEにはたくさんのゲストが訪れました。ということで、今回は年度末恒例の“FOURGONNETTEゲスト名言集”の収録、そして、「CITROËN FOURGONNETTE」のオーラスの収録となります。

とはいえ、FOURGONNETTEはいつものご様子。

「さあ、FOURGONNETTEの最終回、録りましょうか!」と長岡さんが号令をかけると、始まった収録。……、いや、その前に動物の鳴き声の話でスタッフとひと盛り上がりする長岡さん……、ああ、FOURGONNETTEの温かい雰囲気だなと思います。仕切り直して、オーラスの収録がスタートしました。今夜は、ゲストにお迎えした市川紗椰さん、山口玉三郎さん、あいみょんさん&アイゴンさん、小野光陽さん、チャーリー永谷さんの名言を振り返ります。実際に当時の音声を聴きながら、当時の思い出を反芻し、言葉を紡ぐ長岡さん。素敵な言葉とともに当時が蘇ります。

途中、ディレクターの演出に「あはは(笑)。どういう番組?!」とツッコミを入れながら、楽しそうに収録を進める、長岡さん。収録後も「楽しかったな!!」とひと言。

そんないつも通りの雰囲気でFOURGONNETTE最後の収録は終えたわけですが……、皆さんご存知の通り、来週4月4日(土)から「CITROËN STUDIO CONFORT」というタイトルで、番組哲学そのままに、5年目に突入します!

FOURGONNETTE最後の記念撮影は「灯るくん」のライトをつけてあげようと、ピカピカに光る灯るくんをバックに撮影したいと試みたものの、彼の明るさは凄まじく、長岡さんの顔が映らない……。「よし、消すか……」と悲しい決断をしてしまいました…。最後にピカピカに光った灯るくんを見ながら、「眩しいな(笑)」と撫でるように灯るくんを触る長岡さん。「ありがとう、灯る!」と最後に感謝を伝えて、スイッチを切りました。

寂しいような、それでいて新たな旅に出かけるような前向きな雰囲気が充満するFOURGONNETTEで、長岡さんにミニ・インタビューを敢行しました。

――今日で、丸っと4周年。来週からは5年目に突入します。

ありがたいことです。ありがたいことですし、来週からは番組名が変わって中身は変わらない、もちろん全てそのままとはいかないと思いますけど、不思議な体験だなと思います(笑)。でも、タイトルが変わってもこの雰囲気や空間、音像、を続けていきたいと僕は思っているし、それはスタッフの皆さんやリスナーの皆さんもきっと同じ思いだと思うんだよね。その思いが影響してこういった形で番組を続けることができるんだなと思う。それが嬉しいです。

――昨年、長岡さんにインタビューさせていただいた時、「ラジオを介したら優しくなれる」とおっしゃっていて。それはこの1年間でその優しさは倍増していますか?

うわあ! 言ったかも(笑)。そうですね〜、倍とは言わないけど、増えていますよ(笑)。よりしっかりお便りを読めるようになるじゃないですか。やっぱり繰り返しているからね。だから、文章を読んでいるだけではなく、お便り書いてくれているリスナーの方の気持ちも想像できるように少しずつですけど、なってきていると思います。

――リスナーの方へメッセージをお願いします。

番組名は変わりますが、この時間のリズム感はそんなに変わらないと思うので、これからも気心を知れた仲間のような気持ちでこれからも一緒に時間を過ごしてくれたらと思います!

――ちなみに「STUDIO CONFORT」というタイトルについてはいかがですか?

ずいぶん変わりましたけどね、いいんじゃないですか! また、変えてもいいわけだしね(笑)。なんつって! 

――(笑)この場所が、どんどん「STUDIO CONFORT」の空間になっていきそうですよね。

そうだね! 「FOURGONNETTE」と「STUDIO CONFORT」の両方でCITROËNを体現するというか、両方あってCITROËNっぽいというのかな。「FOURGONNETTE」は形としては貨物だったりレジャーだったり、という車の形ですけど、そういう車でも“CONFORT”なのがCITROËNだし、両方でCITROËNをこれからも体現したいなと思っていますよ。

以上、ミニ・インタビューをお届けしました。

それでは、今回はこの辺りで。
来週のライナーノーツもお楽しみに!

文:笹谷淳介