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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

11月11日OA

85回目の放送となる今回も、FOURGONNETTEを飛び出して下町をCruisin’! よりディープな下町を目指しドライブします。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
85回目の放送となる今回も、FOURGONNETTEを飛び出して下町をCruisin’! よりディープな下町を目指しドライブします。

よりディープな下町をCruisin’

今日はいつものFOURGONNETTEよりちょっと静かな感じでお送りしておりますが…。
そうです、私は今シトロエン Ë-C4の車内にいると。先週の続きなので、また車内にいて、静かです、この車内。

※参考画像

Ë-C4

先週の放送では、浅草スカイツリー砂町銀座商店街へ向かってこの新型電気自動車で下町をCruisin’したんですけど、楽しい時間でしたが、今日はその続き。

FOURGONNETTE的に窓なんか開けると、雑踏が! いつもの感じで落ち着くね〜!
私はまだ、砂町銀座商店街付近におります!

下町の雰囲気、細い路地や古い建物。そしてきっぷのいいお店の方達。とてもいいなと思いながら散歩などしてましたけど、今になると僕は千葉生まれ千葉育ちですからどうしても西側に少し憧れがありましたけど、今は東側がいいなと思っています。

ということで、今夜のFOURGONNETTEは下町ドライブ後編!
目指すは葛飾・柴又!と題しましてよりディープに下町Cruisin’していきたいと思います!
そろそろ出発しましょうか!

一路葛飾へ〜下町ドライブ〜柴又駅〜参道へ

江東区を後にして走っておりますが、目の前には大きな橋が見えてきました。
あの橋は平井大橋だそうです。この通りは蔵前橋通りだ!
千葉にいる頃は走ってましたね。この平井大橋を越えると葛飾区
葛飾区もなかなか行かないので楽しみです。

橋に上がっていくときっていいですよね、空しか見えなくて。
もう月も出てきた、いい天気でよかったな〜。

川を渡ると、急にマンションが増える、ベッドタウンになっているんですね〜。
昔、千葉にいた頃は、京王道路で帰るか、首都高速湾岸線で帰るのか。14号線で帰るのか。葛西橋通りでいくのか、いろいろありましたね。車って後ろを見ると綺麗な景色が広がっているときってあるよね〜と。

蔵前橋通りを通り〜柴又街道へ。
街道というより住宅街な感じ。クネクネしていて長岡さんの好きなタイプの道だそう。
太い道は新しいけど、細い道は昔の人も歩いていたんだろうな〜。

道についての考察を続けながら、ドライブは続き……。

葛飾区・柴又駅前に到着。柴又は、映画『男はつらいよ』の主人公・寅さんのふるさと!駅前には寅さんの銅像があり、観光地のような雰囲気。
ここから参道を通り、帝釈天へと歩いていきます。

帝釈天へ到着しました

柴又帝釈天こと経栄山題経寺は、1629年に開山した日蓮宗のお寺。
彫刻の寺とも言われ、柴又七福神の一つとしても有名! 夜の静かな帝釈天、広くて、砂利の音が響き渡ります。帝釈天の中を通ると寅さんのBGMが鳴るコーナーも!

帝釈天を後にして、歩いて矢切の渡しへ。
河川敷は広くて風が気持ちいい。
都心とは逆の方なので静か。クラクションの音もこだましています。
空も暗くなってきましたが、土手から川の方へ〜矢切の渡しの側へ到着!

この川の反対側は千葉
江戸時代初期から続く渡し場なだけあって、とても渋いです。
「矢切の渡し」、曲もたくさんありますね。

今夜は、矢切の渡しからエンディングです

下町ドライブの最後にここを選ぶ、FOURGONNETTEの渋さ!
今回は、シトロエン Ë-C4でドライブをしてきました。

ドライブを振り返って……。
最新の車でノスタルジックな場所へ尋ねて歩くのはコントラストが面白く、景色、車、街のコントラストもよかった。何よりË-C4の乗り心地がよかった!印象に残るドライブとなりました。とのこと!

2週にわたってのドライブ回、いかがでしたか?
皆さんお付き合いいただきありがとうございました。

それでは、来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

It’s My Life / The Animals
Under the Sun / Lady Wray
Theme From the Last Waltz / The Band
Lowden / 長岡亮介
Something Cool / June Christy

グーグルマップ

本日のライナーノーツ

今夜もいつものFOURGONNETTEよりちょっと静かな環境。先週に引き続き、相棒のシトロエン Ë-C4の車内にいるわけですが、本当に外の音が聞こえませんね。長岡さん、いつものFOURGONNETTEが少し寂しくなったのか、窓を開けて街の雑踏をリスナーの皆さんに聞かせています。現在の場所は、先週、捕まってしまった砂町銀座商店街近辺。先週は、浅草からスタートして、スカイツリー、砂町銀座商店街とドライブしてきました。

さて、今夜はどこへ向かうのか……。もっとディープな下町Cruisin’。 目指すは葛飾・柴又でございます。静かな車内、ウィンカーのチクタク音が響き、窓の外では移り変わる景色、夜が近づいてきて外の光がとても綺麗。千葉生まれ千葉育ちの長岡亮介は、以前まで東京の西側に少し憧れがあった模様。しかし今では東側が好き。相棒のË-C4はグングンとディープな下町へと私たちを連れて行ってくれています。

江東区を後にして、大きな橋を渡り、江戸川区に一瞬だけ入り、葛飾区へ。長岡も言っていたけれど、葛飾区、荒川区、江戸川区など東京でもなかなか訪れない場所があって。きっと私たちが知らないもっともっと魅力的な場所がたくさんあるのでしょう。そこにはちゃんと生活があって、歴史が根付いていて…。車窓から見える景色のせいか少しノスタルジックな気持ちに。なんか今夜はエモいです。

運転しながら、お話する長岡。蔵前橋通りを通り〜柴又街道へ入ると、的確な説明を。「街道というより住宅街な感じ。クネクネしていて、僕の好きなタイプの道」。「太い大きな道は新しく作られたものだけれど、細い道は昔の人も歩いていたんだろうな」。ドライブ好き、車好きの長岡の道の考察に耳を傾け、到着した葛飾区・柴又駅前。

「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、 姓は車、名は寅次郎、 人呼んで “フーテンの寅” と発します」。寅さんお馴染みの口上が頭の中でリピートされておりますが、柴又は、映画『男はつらいよ』の主人公・寅さんのふるさと! 駅前には寅さんの銅像、ノスタルジックな観光地のような雰囲気。

下町ならではの赤提灯、クラシカルなお店がたくさんあって、街の景観を大事にしてる柴又。寅さんがいたお団子屋さんなんかもあったりして、古い看板や照明が統一された、令和に突如現れた古き良き街並み。そんな参道を通り、帝釈天へと足を進めます。

柴又帝釈天こと経栄山題経寺は、1629年に開山した日蓮宗のお寺。古くから厄除け、病気平癒のご利益があるとされ、彫刻の寺とも言われ、柴又七福神の一つとしても有名です。そんな帝釈天、夜になりとても静か。歩くと砂利の音がジャリジャリと聞こえます。中には通ると寅さんのBGMが鳴るコーナーも! 柴又は寅さんとともにある街ですね〜。
長岡の表情はいつもに増して楽しそう。

江戸時代初期から続く、柴又と対岸の千葉県を結ぶ渡し船。都内に唯一残る貴重な渡し場である矢切の渡し。河川敷は広く、吹き抜ける風が心地いいです。都内と反対側なのでとても静か。少し暗くて、ちょっと怖い感じも(スタッフで写真を確認して、何だか怖いね!と盛り上がりました)。

矢切の渡しを題材にした曲がたくさんあるよねと話していた、長岡。エンディングはそんな矢切の渡しからお送りしましたが、皆さん最後まで聴きましたかね〜?

「つれて逃げてよ…」
「ついておいでよ…」

鼻歌が聴こえたと思いますが、この曲が「矢切の渡し」。長岡、照れ臭そうに歌っていました。渋いドライブ回はこれにて閉幕。収録が終わる頃にはいい時間、この後、長岡亮介はどこへ行ったのか…。きっと楽しい夜だったに違いありません。食べたいものたくさんありそうだったから、あの店あたりで収録のお疲れ様会しているのかな……。なんちゃって。

それでは、今回はこの辺りで。
来週のライナーノーツもお楽しみに!

文:笹谷淳介