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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

9月13日OA

181回目の放送となる今回は、先週に引き続きFOURGONNETTE社会見学編。海を越えて日本にやってきたクルマに真っ先に会いにいこう!と題し、豊橋市からお送りします。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
181回目の放送となる今回は、先週に引き続きFOURGONNETTE社会見学編。海を越えて日本にやってきたクルマに真っ先に会いにいこう!と題し、豊橋市からお送りします。

今週も豊橋市からお届け!

9月も2週目。ちょうど3連休の入り口ですが、皆さんはどこかにお出掛けですか?
ドライブに行くんですかね〜?

ということで、私は先週に引き続き、愛知県・豊橋市にあります三河港はカモメリアにおります!

ここ三河港は、自動車の輸出輸入にとって非常に重要な場所でして、日本に来る輸入車のおよそ五割がここを流通してくるという場所です。
そこに先週から今週にかけて、来ております!

その名の通り、目の前には輸入輸出を待っている車がたくさん停まっていたり、税関があったりしております。

今週もFOURGONNETTE社会見学編! 海を越えて日本にやってきたクルマに真っ先に会いにいこう!後編と題しまして、輸入車が陸揚げされるその現場へと足を踏み入れていきたいと思います!!

それでは、カモメリアを後にして、数100m先には輸入車が持ち込まれる場所があるらしいので、そこへ行ってみたいと思います!!

VPCと呼ばれる場所へ

カモメリアを後にし、やってきたのは、VPCと呼ばれる場所。
プロダクションチームの中島さんにお話を聞きながら、VPCへ向かいました。

VPC(Vehicle Preparation Center)
輸入で到着した車が日本の法規に適合しているか等、
全国の販売店へ渡る前に状態を確認するといった場所。
この日は様々なメーカーの車が2000台近く陸揚げされていました。
その中には新しいCITROËN C3の姿も…!

海外やってくるCITROËN…!
ここを通ってみなさんの手に渡ると思うと、感慨深いです。

VPCがどんな場所なのか?
輸入車が到着してからどんなことが行われるのか。
VPC内にはたくさんの作業員の方が工程にあたっています。
車が人の背の高さまほどまで上がって下から確認する、なんてところも見られたり!

普段では見ることが出来ない、貴重な現場を目の当たりにして、長岡亮介も非常に楽しそうでした。

夜もいい時間になってきました。

今回は、FOURGONNETTE社会見学編! 海を越えて日本にやってきたクルマに真っ先に会いにいこう!と題して、2週にわたってお送りしてきました。

三河港、カモメリア、VPCと、いろいろ学ばせていただきました。
また機会があれば社会見学編お送りしていきたいと思います!

番組では引き続きみなさんからのお便り、お待ちしています。
番組を聴いて思ったこと、今回の感想や長岡亮介への質問、
シトロエンのある風景のお話など、この番組のサイトからお送りください。

そして! 先週、発表いたしました、この番組の世界観を表現した冊子
「フルゴネット・パピエ〜Autumn 2025」が完成!

現在全国のシトロエンのお店で手に入れることができます。
ぜひお店の方に足を運んでみてください。
来週東京に帰ったとき、私の方からもこのパピエについてゆっくりと紹介していきます。

それでは、また来週土曜の夜に!
来週の放送もお楽しみに!!

オンエア楽曲

Saltwater / Geowulf
Ocean Man / Ween
Lone Freighter’s Wail / Ray Bonneville
Sea of Love / The Heptones
La mer / Charles Trenet

本日のライナーノーツ

9月も2週目に突入。暑さも少し落ち着いてきた印象もありつつ、とはいえまだまだじめっと暑い日もありつつ……、どんどん秋の期間が短くなってきている気がします。さて、今週のFOURGONNETTEは、先週に引き続き、愛知県は豊橋市からお届け! 

先週は、ついにリアルFOURGONNETTEの登場、そして三河港にあるカモメリアにて、さまざまなことを学習させていただきましたが、今週はついに車が陸揚げされる”現場”へと足を踏み入れてみたいと思います!

カモメリアから数100mの場所にあるとある場所。
そこには、たくさんの輸入車が! 一体どんな場所なのか、早速向かってみましょう。
すでにテンションが高い長岡さん、向かう道中、たくさんの車を見ることが出来ました。

車に乗ること数分、到着したのは、VPC(Vehicle Preparation Center)。
一見すると、大きな倉庫のような場所。
コストコやIKEAを想像していただいたら分かりやすいかもしれません。
大きな建物なのですが、その中には、たくさんの車!

ここでは、輸入で到着した車が日本の法規に適合しているか等、
全国の販売店へ渡る前に状態を確認が行われているのだとか!

早速、中を見学していきます。目の前に広がるのは、普段では見ることの出来ない光景。
長岡さん、「すごいなあ〜」とさらにテンションが上がります。
説明を聞きながら、施設内を一周! 

輸入車が到着してからどんなことが行われるのか。
VPC内にはたくさんの作業員の方が工程にあたっています。

たくさんの人の目、そして手作業、こうして我々が乗る車は全国各地へ送り出されていくのか、と思うとなんだか感慨深いです。

「これは、どういう作業なんですか?」、「なるほどね〜」と施設内に響く長岡さんからの質問と納得の声。

この日は、様々なメーカーの車が2000台近く陸揚げされており、中には新しいCITROËN C3の姿も! 洗練されたデザインに長岡さんもうっとり! 実際に内装や外装を見ながら、解説。新しいC3の魅力をお届けしました。

あっという間に社会見学は終了のお時間ですが、終わった後も陸揚げされた車を見ながら楽しむ長岡さん。「ごめん、自分でも写真を撮りたいからもう一度中に行ってきてもいい?!」と再び施設の中に入り、楽しんだ模様。

収録終了後は、豊橋駅に戻り、ちょっとした打ち上げ。
オススメしていただいたお店で、ちくわを堪能しました。
というのも、豊橋市は、ちくわが有名! 
名産品であるちくわと社会見学の思い出を肴に楽しい夜を過ごしました!

さて、ここでミニ・インタビューです。

――久しぶりの社会見学いかがでしたか? 今日の総括をお願いします。

まず、希少なFOURGONNETTEに乗ることができて面白かったですね! 車はあれで十分じゃないけど、十分というかね。あんなにタイヤが細くてもいいし、あんなにエンジンが小さくてもとりあえず移動はできる! それって結構面白いことだと思いますね。だから、あのレベルまで戻ってから再びモビリティというものを考えてもいいんじゃないかと思う。必要なものだけあればいいじゃんという考えも必要なのかなって。新しいものが生まれる気がするなと思いました。

そして、カモメリア! まさに小学生に戻った気分でしたよ(笑)。自動車を見に行ったわけですけど、自動車は社会の一部なんだなと改めて思いました。経済の一部というかね。日本の輸入車の2台に1台は三河港を通っているお話、自分の好きな車というものが社会にとって密接に関係があるんだなと改めて思いましたね。ってOAでも言えばよかった(笑)。

そして、そしてVPC! なんかね、ガチというかね(笑)。やはり車は人の命を運ぶものだから、「うわ〜ピカピカだ〜」という話ではないんだなと。そんな生半可なものではないというか。シリアスな現場なんだなと思いました。ヒリヒリした空気を感じましたね。

――VPCを見学した際、人の力って、手作業ってすごいんだなと思いました。

ね! いいものを扱っていて、俺たちってイケてるよな!というよりもっと体育会系でさ、ただただ真面目に真摯に車と向き合って作業をしている、そんな方たちの姿を見ることが出来てとても貴重な体験になりました!

長岡さんに総括をしていただきました。
それでは、今回はこの辺りで。来週のライナーノーツもお楽しみに!

文:笹谷淳介