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シトロエンの新たなフラッグシップ「NEW CITROËN C5 X」発表会 〜在仏日本人デザイナーを迎え、東京都現代美術館で全貌を初披露〜

シトロエンの新たなフラッグシップ「NEW CITROËN C5 X」発表会 〜在仏日本人デザイナーを迎え、東京都現代美術館で全貌を初披露〜

「上質なシトロエン」を追求してたどりついたもの 〜デザイナー登壇〜

まずはプレス関係者に向けて、代表取締役社長 兼 CEO ポンタス・ヘグストロムよりご挨拶。
「シトロエンブランドはここ5年間で大きく成長しましたが、本日ついにC5 Xが加わります。新しいブランドアイコンを確立したのが日本人デザイナーであるというだけでなく、ダブルシェブロンをインテリアとして取り入れた人物でもあることにぜひご注目ください。エレガントなビッグサルーンの再来です」。

続いて、マーケティング部ダイレクター トマ・ビルコが「現時点で私が一番気に入っている車」としてC5 Xの魅力を語り、「日本のファンはシトロエンブランドに愛着を持ってくださっています。シトロエンも日本のユーザーが本当に好きですし、日本のマーケットを大切に思っています。シトロエンはLOVEのブランド。C5 Xも家族の一員として受け入れてもらえる車になってほしいと願っています」とファンへの愛を伝えました。

シトロエンプロダクトマネジャーによる車両の説明、ブランドマネジャーによるマーケティングプランの解説があり、来場者がC5 Xの多様な魅力と独自性を感じ、ますます興味を強く持ってくださったところで、デザイナー柳沢知恵が登壇。

プレス向けのカンファレンスでは、今回のプロジェクトを雑誌でご紹介くださっているデザイン誌「AXIS」の編集長 上条昌宏さんとのトークディスカッション、オーナー向けの回ではブランドマネジャー 中山領がインタビューする形で、デザイナーとしての想いや苦労・喜びなどを語りました。

デザインの詳細はオフィシャルサイトやカタログ、デザイン誌「AXIS」のインタビュー記事などをぜひご覧いただくとして、ここでは柳沢が語った「デザイナーとしての想い」をご紹介します。

車のデザインには予算や開発期間などの関係で制限が多いのですが、 C5 Xは比較的ゆとりのある中でやらせてもらえました。私は本来、一定の制限がある中でデザインをするのが好きなので、今回のプロジェクトでは“過去にシトロエンがやってきたこと”を意識することで、自分の中に制限を設けて開発にあたりました。ヘリテイジカーが並ぶ社内の博物館にチームのみんなと行ったり、チーム内のワークショップで『上質なシトロエンとは?』というテーマでドローイングを描いたりして、シトロエンの新しいブランドアイコンを表現しようと試みました」

「デザインチームのメンバーは公私ともにシトロエン好きな人が多くて、普段から『これ、シトロエンっぽいよね』とよく話すんです。月に一度、メンバーと“インスピレーション出張”というのをやっていて、パリの展覧会を見たり町を散策したりして、新しいインスピレーションや情報を共有しあっています。みなさん日本のデザインが好きで、昔からの文化を紹介すると『そういう素地があるから日本の素敵なデザインが生まれるんだね』と興味深く聞いてくれますね」

フランスにおいてシトロエンは“国産車”なので、日本での見え方とはまた少し違います。日本のユーザーさんのほうが想いやこだわりの強い方が多いですし、今日のイベントを通じてみなさんと直接お話しできたのは私にとって非常にありがたいことでした。『もうC5 X を買うと決めた』と言ってくださる方もいましたし、こちらの想いや車の魅力が伝わって良かったなととてもうれしい気持ちです。実際に乗ってくださるユーザーのみなさんにお会いして、「長く愛着を持って頂けるシトロエンになっているか」ということを意識してデザインしていかなければ、と強く思いました。

カンファレンスの様子


オーナーセッションご参加のみなさまの歴代シトロエンが駐車場に並び、圧巻の眺めでした。

NEW CITROEN C5 X & C5 X PLUG-IN HYBRIDスペシャルサイト

文:Kaoli KIDOUE
撮影:清水 祐生

※撮影の際は距離をとりマスクを外していただきました