Profile
VALRHONA(ヴァローナ)
1922 年にフランス・ローヌ地方で創業以来、カカオの味わいにこだわり続け、世界中の現地スタッフと二人三脚でカカオ栽培を行うとともに、独創的なアイデアと技術により、最高のショコラ素材へと昇華させてきたヴァローナ。世界中のトップシェフから認められるフランスのショコラブランド。さらに、ショコラ専門技術校「エコール・ヴァローナ」にて多彩な研修プログラムを提供すると同時に、洋菓子の世界大会“クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー”を創設し、実行委員を務めるなど、ショコラの芸術性・文化性を高める活動に取り組んでいます。 ヴァローナは、環境や社会に配慮した事業活動を行い、説明責任や透明性など厳しい基準を満たしたサステナブル(持続可能)な企業のみに与えられるB Corporation™を取得しています。
当日限定のスペシャル・ドリンクをプレゼント!
現在日本全国を走り回っているヴァローナ・カーはベルランゴの5シーター。ラゲッジスペースには巨大な引き出しが!そっと引き出せば・・・ヴァローナのイベント会場に早変わり。世界に1台しかないベルランゴでイベントがスタートしました。
フォトギャラリー
マサールのロゴ入りチョコが目印。ケーキやソフトクリームを購入された方に当日限定のスペシャル・ドリンクをプレゼント。
ショコラの原料となるカカオ豆を覆っている白い果肉(カカオパルプ)から得られる果汁を濃縮したヴァローナの製品「オアビカ」を使用したサステナブルなドリンク。この珍しいドリンクに興味津々。フルーティさと酸味が織りなす飲んだことのない味わいで、皆さん説明に聞き入っていらっしゃいました。
二人三脚で育てたカカオ!サステナブルなパートナーシップ
ショコラティエ マサールには、ヴァローナ社と共同開発したミルク・チョコレート「マサール ラクテ 38%」と、ブラック・チョコレート「マサール ノワール 57%」があります。ヴァローナのチョコレートは、ヴァローナ社のカカオサプライチームが世界中から良質なカカオを見つけ出し、現地の農園とサステナブルな長期パートナーシップを結び、栽培から収穫まで二人三脚で育てたカカオのみを使用しています。
初対面だと話す、マサールのショコラティエ 松田氏とヴァローナの安西シェフ。ヴァローナ・カーが絆を繋ぎます!
ショコラティエ マサール
ソフトクリームをご購入でにっこり。ヴァローナ・カーを見て、「CITROËNなんですね!自分が住んでいるところは四輪駆動でないと登れないので残念ですが、でもいいですね、かっこいい」との感想をいただきました。
オアビカを手にヴァローナ・カーをまじまじと観察。「かわいいですね!商用車は地味なイメージがありますが、これは可愛くて素敵です」とお褒めの言葉をいただきました。
「CITROËN興味あります!」と車に興味を持ってくださるお客様もいらっしゃいました!
日本中のお客様に会いに行こう!ヴァローナ・カー誕生
100年前、ローヌ地方で創業したヴァローナの営業車はCITROËNでした。ショコラ色にラッピングした車で走り回っていたようです。
創業100周年を機に、これまで支えてくださり、共に歩んできた皆さまへの100年分の感謝の気持ちと、サステナブルなより良い世界を目指すこれからの100年への思いを乗せて、改めて日本中のお客様に会いに行こう!ということになり、それならば100年前の営業車と同じCITROËNにしようということで、ヴァローナ・カーが誕生しました。
現時点で15都道府県ほどのお客様を訪問させていただき、来年の4月くらいまで走り続けます。
シェフの方々は意外と車好きが多くて、ヴァローナ・カーで伺うと興味津々に話しかけていただくことが多いんです。
おおいに、エンゲージメントの役に立ってくれています。
ショコラティエ マサール ショコラティエ松田詢吾氏に聞きました
──CITROËNのヴァローナ・カーを見ていかがでしたか
ヨーロッパにいたときに、実は1年ほどCITROËNに乗っていました。
大会で優勝した副賞として、新車に一年乗れるという体験。
なんだかとてもご縁を感じました。
──今回のイベントについて
原材料の生産側の人々がいて、それを加工して作る側の自分たちがいます。
人々に届くのは加工された製品なので、自分たちには原材料を作っている人たちのいろいろな気持ちを伝える責任があると思っています。
私は以前、マダガスカルにある、ヴァローナが関わるカカオ農園に行ったことがあります。
行ったのと行ってないのとでは、今の自分の思いが全く違うと思います。
作っている現場を知ることは、自分が作っているものの裏付けでもあるから。
ヴァローナのような原材料を作っている会社がイベントを開くということは、製品に詰まっている生産者の思いを伝えるいい機会だと思います。
──ヴァローナの農園に行ってインスピレーションが生まれたりしましたか?
農園に入る前、その近くにいるだけで強い香りがしました。
周りに発酵の香りが漂っているという感じです。
その土地の特徴を持ったカカオ豆を活かし、場所や作り方で全然香りが変わるのは面白いです。
マダガスカル産のカカオ豆だけを使用して作られたヴァローナのチョコレート「マンジャリ」の場合は、木箱をバナナの皮で覆って発酵させていて、発酵臭が酸っぱいんです。それがカカオ豆本来が持つ味や香りを引き出す作り方になっています。
こういう体験をしたからこそ、カタチになる製品があります。
このカカオ豆と合わせるのはどの食材だろう、と考えると、そこはすごくワクワクします。
──ヴァローナのどこに価値を見出していますか
発酵にこだわっているところがいいなと思っています。
農園を持っているので、収穫前の土壌から整えて作っている。
そういう原材料はあまりなく、ヴァローナの製品へのこだわりがいいと思う。
きちんと管理されているのがすごいと思っています。
──チョコレートへのこだわり
材料を殺さないよう、特徴を活かして、あまりむずかしいことをするのではなく、素材のおいしさをダイレクトに感じてもらうような作り方を工夫しています。
──おすすめの作品について
お土産にも人気のブラウニーは、ヴァローナと共同開発したチョコレートがたっぷりかかっています。
マサールのメイン製品でもあるマリアテレサは小麦を使わないで食感を出す、職人の技術が詰まった逸品です。ヴァローナのチョコレートの味わいをゆっくり楽しんでいただけると思います。
株式会社マサール
店舗:本店、札幌三越店、大丸札幌店、新千歳空港出発ロビー店、新千歳空港ゲートラウンジ店
所在地:〒064-0811 北海道札幌市中央区南11条西18丁目1-30
文:le-in Inc(+SUN)
撮影:鑓水 雄介