都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
14回目の放送となる今回は、アコースティックギターを小脇に抱え、長岡がひとりでお届けしました。
夏の夜にお送りする、アコースティックサウンド
今夜は、いつものひとり語りとは異なり、長岡亮介がアコースティックギターを抱え、お話するという特別な夜。長岡のルーツであるブルーグラスを中心に選曲し、夏の夜にピッタリな特別プログラムでOA。
番組の冒頭では、7月1日に発表されたペトロールズのツアーについて触れ、9月2日から“eject”と題したツアーがスタートすると改めて長岡の口から発表されました。
また、最近の暑さにも触れ、「私は、短パン、ビーサン。秋まで靴は履かないかもしれません! ビーサンの差し入れお待ちしてます(笑)」と最近の私服事情も明かしました。
ギターは溜め込むタイプです
ギターは溜め込むタイプと話す、長岡。その理由は「売ってもお金になるものではないから」なのだとか。持っているギターはエレキギターがほとんどのようですが、アコースティックギターはおそらく6本持っているのだとか! 「多分、5本……? いや、6本? 忘れてるじゃないか」と自分にツッコミを入れながら話す長岡は新鮮ですね。
ちなみに初めて買ったギターはアコースティックギターで1万円のものを買ってもらい、まだちゃんと持っているそうですよ!
そのほかにも、アコースティックギターの魅力、ギターに使われる“木”の話など、ギター好き、そして長岡好きにはたまらないトークを展開しました。
そして今夜はブルーグラスナイト! 実際にボサノバやフラメンコなどを1フレーズ弾きながら、「アコースティックギターでの印象的な音楽は様々ありますが」と前置きし、「僕の中で何となく浮かぶのは、ブルーグラスなんですよね」と今回のOAがブルーグラスナイトになった理由を話しました。
今日のギターは父から受け継いだもの
夏にピッタリなカラッとしたブルーグラスの楽曲が多くOAされる中、いつものようにお便りに答えていく長岡。今夜も多くのお便りが届き、さまざまな内容に答えていきます。
そしてトークは、この日実際に音色を奏でているギターについての話。
1951年製のアコースティックギターは父から受け継いだ、いわば形見のようなギターとのこと。ご存じの通り、長岡の父親はブルーグラスをやっているお方。
昔は、インターネットもなかったので、バンド仲間とともに海外から楽器も買っていたそうです。アメリカの中古楽器屋さんのような所へ、メールオーダーして購入していたみたいですよ。
ヴィンテージながら、いい音を奏でる本日のギター。
「今となっては家宝のようになっている」と長岡は話します。
ルーツである、カントリーやブルーグラスにはアコースティックギターは欠かせない存在のようです。
やはりギターの話になるとテンションが上昇するのか、今回の放送はアコースティックギターについてたっぷりとトークしてくれました。
随所で長岡が実際にギターも弾いているので、まだ聴いてない方はタイムフリーで、1度聴いた方も、何度でも聴いて長岡亮介のギターの音色に酔いしれていただければ幸いです。
来週は、俳優の松尾諭さんがFOURGONNETTEへ
今夜はアコースティックギターを抱えてのブルーグラスナイトをお届けしました!
なかなか触れることのないジャンルではありますが、聴いてみるとどこか懐かしくもあり、そして少し大人になった気分させてくれる、唯一無二のサウンドですよね。
長岡の選曲した曲からブルーグラスに入門してもいいかもしれません。
そして、改めてペトロールズのツアーが9月から開催されます。ツアータイトルは“eject”! 詳しい詳細はペトロールズの公式HPからご確認くださいね!
そしてそして、来週の放送では俳優の松尾諭さんをお招きします!
ドラマ『拾われた男』の原作者である松尾さん。そのドラマの音楽を担当した長岡。
ふたりはどんなトークを繰り広げるのでしょうか。来週も乞うご期待です!
番組では引き続き、皆さまからの沢山のお便りをお待ちしています!
どしどしお便りをお送りくださいね!
それでは、来週の放送もお楽しみに!
オンエア楽曲
Kentucky Waltz / Bill Monroe
Jordan / The Stanley Brothers
Nine Pound Hammer / Jim & Jesse
Heartless / Country Gentlemen
I’ve Waited as Long as I Can / Tony Rice
Drifting Too Far from the Shore / Ricky Skaggs & John Starling
Once More / The Osborne Brothers
今夜のライナーノーツ
梅雨は嫌だな〜なんて思っていたら、梅雨の期間は束の間で……。一気に日本は灼熱の夏地獄のような気候に……。これは、FOURGONNETTEへ行く道中で溶けてなくなってしまうかもしれないという不安を抱えつつ、今日もまた私はFOURGONNETTEへ向かう。
いつもであれば、扉を開けると長岡亮介の姿があるのだが、この日はまだ到着していない。少しの時間が経過すると、扉が開き、ギターケースを片手に登場する長岡の姿が。
「遅れてごめんなさいね。ギターを忘れたことに気付いて、1度ギターを取りに帰ったら遅くなっちゃった……」とスタッフ一同に謝罪をして、長岡は定位置に座る。
なぜギターが必要だったのか、それは今夜の収録は長岡亮介がギターを小脇に抱え、実際に音色を奏でながらトークする、ブルーグラスナイトの収録だから。
生で、しかもこの距離で長岡亮介のギターサウンドが聴けるなんて、とても贅沢な収録だ。FOURGONNETTEでは、いつものように打ち合わせが行われている。たくさんのお便りに目を通し、「これを読んだろかな!と思って」と慣れた手つきでお便りをセレクトしている。
そろそろ収録がスタートする。ギターをケースから取り出し、チューニング。ポロンと弦を爪弾き、準備は完了。「土曜の夜ですね〜」と安定のセリフで今宵のブルーグラスナイトはスタートした。
たまに行う、選曲縛り回。長岡亮介のルーツが知れるこのプログラムは、おそらくリスナーの方も楽しみにしていることだろう。今回は特にブルーグラスということで、長岡も楽しそうな雰囲気が内から出ているような気がする。
随所でギターを爪弾き、リスナーの耳に心地よい音色を届ける長岡。時折、ギター漫談をしているような雰囲気も見受けられるが、本人はすごく楽しそう。
途中、収録が中断すると、ご飯が食べたくなるようなサウンドがFOURGONNETTEに鳴り響く。こ、これは、孤独のグルメのBGMか……? このBGMって妙に耳に残るんだよな〜と松重豊さん演じる井之頭五郎の食事シーンを頭の中で回想しながら、長岡のギターの音色に耳を傾ける筆者。
中断が解消されると、トークはギターの話をメインに進んでいく。
トークの内容は、ぜひOAしたものを聴いていただきたいと思う。おそらくいつもよりもテンション高めの長岡のトークを楽しめるかと。やっぱりギターを持つと楽しくなってしまうのだろうか。
しかし、ギターを弾きながらといういつもとは違う環境で「自分で何を言ってるか分からなくなってきた、どうしよう!!」とスタッフに話す、一幕も。
そんなこんなであっという間に、今宵のブルーグラスナイトも終了のお時間に。
最後の締めの挨拶を録り終え、「お疲れ様でした〜」とスタッフ一同。
しかし、長岡は「最後の挨拶のとき、ちょっとギターを弾こうかな。もう一回録ってもいい?」とスタッフにお願いをし、いつもとは異なるエンディングに! 小一時間、長岡が奏でるギターの音色と、リスナーからのお便り、そしてブルーグラスの夏らしいカラッとしたサウンド。今日みたいな収録もオツな感じで、いいですね〜。
そして、来週はFOURGONNETTEに俳優の松尾諭さんがいらっしゃいます。
リスナーの皆さんは、ドラマ「拾われた男」観てますか? 来週はそのドラマのお話なんかも聞けるかもしれませんね。いやあ、楽しみです!
それでは、今日はこの辺で。来週もお楽しみに!
文:笹谷淳介