都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
15回目の放送となる今回は、俳優の松尾 諭さんをお迎えして、音楽談義やドラマのことなど、たっぷりとお話しました。
曲を作ったり、リハーサルをしたり……。
夏の暑さの中で、夜は涼しいですね〜と冒頭の挨拶。
長岡は最近、制作やリハーサルなどをして、忙しい日々を送っているようです。
そして、なんと!
この番組のCM曲をアコースティックギターで作っているという報告も!
俳優の松尾諭さんが登場!
「ようこそ〜」とFOURGONNETTEに招き入れられたのは、俳優として多くの作品で活躍する松尾諭さん。2人は1度しか会ったことがないとのことですが、共通点は、あのドラマ。
そうです、ディズニープラス&NHK BSプレミアムで放送中のドラマ「拾われた男」。
松尾さんはこのドラマの原作者であり、ご自身もドラマに出演されています。
そして「拾われた男」の劇伴を担当するのは、スペシャルバンドである、Lost Band Found。長岡はそのバンドのメンバーとしてサウンドを支えています。
実は、この劇伴のサウンドには実際にライブをした音源が使われており、その収録で松尾さんと長岡は出会ったのだとか。
松尾さん曰くこのライブは、「伝説!」ということで、トークは冒頭から盛り上がりをみせます。
松尾さんが実際に経験したお話を元に描かれた、このドラマ。ざっくりとしたあらすじを話し終えた後、長岡は「それが全世界に配信されるってすごいですね」とひと言。
松尾さんは、「自虐でもなんでもないんですけど」と前置きして、「偉人でも故人でもないのに、そんな人のことがドラマになるなんて、多分ないと思うんですよね」とドラマについてたっぷりお話されました。
松尾さんが選曲する楽曲とは?!
ドラマの話はもちろん、松尾さんのパーソナルな部分に触れながら、トークを展開していく長岡。「お話を聞いていて思うのは…」と前置きし、「すごく集中力がある方だと思う」と松尾さんのことを賞賛。松尾さんは「いやいやいや」と少し恥ずかしそうに返事をします。
「さっき、好きな曲を一緒に聴こうと思って、リストアップしてもらったんですけど、ブワーっと11曲も選んでくれて(笑)。3曲お願いしたのに(笑)」と収録前のエピソードを交えながら場を盛り上げていきます。
そんな松尾さんが選曲したのは、Sadeの“Sweetest Taboo”。その理由はというと、この日、長岡がSadeのTシャツを着用していたから。
「そのTシャツを見て、僕の中でSadeが本日のトップチャートになった」と曲振りまで担当していただきました。
ちなみに、2曲目の選曲は、 長岡とも親交が深いOriginal Loveの1曲。
“Deeper”を選曲されていました。そのトークの模様は、ぜひOAでチェックしてくださいね!
終始、笑いが絶えない本日のOA
松尾さんの小気味良い、関西弁トークで終始、笑顔で包まれるFOURGONNETTE。
トークは、多趣味である松尾さんのこれまでの変遷や演奏してきた楽器についてなど、ここでしか聞くことができない貴重なお話をたくさん聞くことができました。
そして、本日最後の1曲に選曲されたのは、長岡亮介が歌う“ Futomaki”。
こちらの楽曲は、ドラマ「拾われた男」の挿入歌としてドラマを彩っている作品。
松尾さんは「英詞ですし、最初聴いたときは本国の方が歌ってると思いました!」と長岡に話すと、「嬉しいです!」と反応し、「自分でも気に入っているんです」と納得の楽曲だということも明かしました。
そんな2人の共通点である、ドラマ「拾われた男」は現在、ディズニープラスで配信中。Lost Band Foundとして参加する長岡のギターサウンド、そして松尾さんの自分史が反映されたドラマをぜひご覧になってはいかがでしょうか。
今回もあっという間の小1時間。すごく盛り上がっていましたね。まだOAをチェックしてない方は、タイムフリーでぜひ!
そして番組では、引き続き、皆さまからの沢山のお便りをお待ちしています!
どしどしお便りをお送りください!
それでは、来週の放送もお楽しみに!
オンエア楽曲
Spy’s Spice (Mon Episode)/ UNITED FUTURE ORGANIZATION
Sweetest Taboo / Sade
Deeper / Original Love
Futomaki / 長岡亮介
今夜のライナーノーツ
相変わらず、夏全開の都内某所。今日も通い慣れた道を歩き、FOURGONNETTEに向かっている。
その道中、自販機を発見した筆者。こんなに暑いのにドリンクには目をやらず、なぜか視線は自販機の下に向かっていることに気付く。航空券は落ちてないだろうか……?
あるドラマの影響で、最近、自販機の下ばかり気になってしまうようになってしまった。
いや、冷静に考えてそんなドラマのようなことは起こらないのだが、あのドラマの面白さに取り憑かれてしまったから、仕方がない。あのドラマとは何なのか? 察しのいい方はお分かりいただけているだろうが、あのドラマとは、「拾われた男」。俳優・松尾諭さんが書いた原作を元にドラマ化されたあのドラマだ。スペシャルバンド・Lost Band Foundには我らが長岡亮介も参加している。いやあ、皆さんご覧になっていますか? 私はこのドラマが観たいがためにディズニープラスに入会しました……(笑)。
とまあ、なぜここまで「拾われた男」について饒舌に語っているのかというと、本日の収録のゲストが、松尾諭さんだからだ。FOURGONNETTEの扉を開けると、すでに松尾さんと長岡が音楽談義に花を咲かせている。
以前から長岡は、松尾さんのことを「すごく音楽が詳しい人だと思う」と我々スタッフに話していたが、本当にその通りで、ジャンルの垣根を越え、たくさんの音楽を聴いていることが2人の会話から垣間見られている。(松尾さんの音楽の詳しさがよく分かる、SOIL&“PIMP”SESSIONSの社長との対談がすごく面白いので、オススメです)
長岡が「松尾さんの好きな曲を一緒に聴きたいから、選曲をしてもらおうと思って」と松尾さんに話すと、松尾さんはすぐにペンを取り、台本の裏面に好きな曲をリストアップしていく。「3曲くらい挙げてもらえたら」という注文にも関わらず、松尾さんがリストアップしたのは何と11曲! 長岡はその様子を笑顔で見守っていた。
収録がスタートする。
1回しか会ったことのない2人だが、トークはスムーズに進んでいく。小気味良い松尾さんの関西弁に乗せられてか、笑顔が多めの長岡。2人の出会いの場所となった、「拾われた男」の劇伴収録ライブの話を皮切りに、ドラマのあらすじなどをトークしていく2人。
すると、FOURGONNETTEに電話の音が鳴り響く。
「なんか鳴ってるよ〜!」と長岡。
「別のゲストが来る感じですかね(笑)」と松尾さんが冗談を1発。
予想しないアクシデントだったが、2人の息のあった掛け合いで、スタッフも皆、笑顔になる。
「ちなみに長岡さんは、1話を観ていただけました?」と松尾さんが長岡に問うと、
「いやあ、すみません。まだ観れてないんですよ……」と申し訳なさそうに松尾さんの顔を覗く長岡。
「損してます! 1話を観てないなんて!」と笑いながら答える松尾さん。2度目の遭遇ながら、2人の息はピッタリなような気がするのは筆者だけだろうか。本当に2人とも楽しそうに会話をされている。
そして、トークは松尾さんの選曲した曲の話へ。収録前、リストアップした中から実際にOAで流す曲をセレクトする松尾さん。
「編集出来るから、ゆっくり選んでください」、「一緒に聴きましょう」と長岡が話す中で、松尾さんがまず選んだ楽曲は、Sadeの“Sweetest Taboo”。これは長岡がこの日SadeのTシャツを着ていることが影響していると松尾さんは言う。そして2曲目に選んだのは、Original Loveの“Deeper”。2人で選曲された曲を聴くと言うことで、収録は一時中断。中断中も2人は音楽談義を繰り広げている。
楽しい収録はあっという間で、そろそろお別れの時間。本日の収録は、松尾さんのパーソナルな部分も多く聞くことができた、とても貴重な回のように思う。
収録後は2人で記念撮影。そこでも笑顔に包まれるFOURGONNETTE。松尾さんの持ち前の明るさでいつもに増して、笑顔が多い収録となったのだった。
収録後、長岡に松尾さんについて話を聞くと……。
――松尾さんとの収録はいかがでしたか?
松尾さんは、垣根のない人ですね〜。みんなに優しいんでしょうね、きっと。今日初めて喋ったのに、前から知ってる人みたいな感じがしました!
――俳優としての松尾さんの印象はどういったものを抱かれていましたか?
松尾さんは、名バイ・プレイヤーだと思う。なんの意識もせずドラマを観ていたら、松尾さんが出てるんですよね〜。でもすごいよな〜、本当に。稀有な存在なんだろうなって思います。どこにいてもすぐ分かるけど、どの役にもなっている感じがします。
――今回の収録も楽しかったですね!
そうですね。実はすごく寡黙な人なのかなと思ってたけど、違いましたね(笑)。すごく楽しかった!
長岡自身も、楽しめた収録だった模様! 次はどんなゲストが登場するのか、乞うご期待!というわけで今回はこのあたりで筆を置くことにする。
来週もお楽しみに!
文:笹谷淳介