munu
search
長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

7月16日OA

16回目の放送となる今回は、番組初となる社会見学編! 江東区潮見にある「佐野造船所」からお届けしました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
16回目の放送となる今回は、番組初となる社会見学編! 江東区潮見にある「佐野造船所」からお届けしました。

待望の社会見学! 佐野造船所へ!

潮の香りに、心地よい風。番組初の試みとなる社会見学は、江東区潮見にある「佐野造船所」を舞台に、“オトナ”な雰囲気でお送りしました。

愛車であるAmi6で颯爽と登場した長岡亮介。夏の雰囲気とAmi6の鮮やかなブルーがマッチしています。

今日訪れたのは、江戸時代から続く技術で木造船を作り続ける「佐野造船所」。9代目の佐野龍太郎さんに迎えられ、お話を聞いていきます。

皆さんは船と聞くと、どんな船を想像されるでしょうか。やはり、アルミニウムや強化プラスチック、鉄を用いて作られた船を想像すると思いますが、「佐野造船所」のこだわりは“木”! 日本で唯一の木造船を作っている「佐野造船所」は1つ1つオーダーメイドで設計している世界に1つしかない、オンリーワンの木造船を作っています! 本当にすごい!

10代目の龍也さんが作った、船へ乗船!

「佐野造船所」のこだわりやさまざまなお話を聴き、長岡の声から高揚している様子が伝わります。そんな中、10代目の龍也さんに見せていただいたのは、ホンジュラス・マホガニー製の船! 曲線を生かした色気のある船を目指したということで、外観も内装もかなり迫力があります。

実際に乗船させていただくと、驚きのこだわりが多数! 木造船というクラシカルなディテールながら、最新エンジンや最新機器を搭載し、細部までこだわりを感じられます。

長岡も気になった箇所は随時、質問し、「大人の社会見学」を楽しんでいる模様!

ギターも作っている、佐野造船所!?

船だけではなく、ギターも作っているという佐野造船所!

10代目の龍也さんの弟、稔さんの趣味で作っているとのことですが、ギターとなると長岡の目がキラリと輝きます。

見せていただいたのは、マホガニー製のギター。実際に弾かせていただくと……。
頼り甲斐のある、ハリのある音!

ギターは稔さんの頭の中に浮かんだデザインを落とし込み、毎回違ったものが出来上がるのだとか。制作期間は約8ヶ月とのこと。

今回のOAでは、職人さんのこだわりにフォーカスしたお話や、ここでしか聞くことができない貴重なお話の数々を聞くことができました。

詳しい内容はぜひ、OAをチェック! タイムフリーで何度も聴いてくださいね!

大人の社会見学、これにてお開き!

今回は、都内某所「FOURGONNETTE」を飛び出して江戸時代から続く技術で木造船を作り続ける「佐野造船所」を訪れた模様をお届けしました。

皆さん、いかがでしたか? 触れたことのない世界を知ると、知見が広がってなんだか楽しいですよね!

ぜひ、今夜の感想をお便りにして、お送りくださいね!
リスナーさんのオススメの社会見学場所なんかも教えていただけると、嬉しいです!

それでは、来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

Saturday Night / The New Christy Minstrels
Abilene / The Brothers Four
Golden Apples Of The Sun / Judy Collins
Walk Right In / The Rooftop Singers
Sea Of Love / Phill Phillips & The Twilights

本日のライナーノーツ

「FOURGONNETTEを飛び出して、外で収録するのもいいよね」。番組のスタート当初から長岡がスタッフへ言っていたこの言葉。それが今回、実現することになった。場所は江東区潮見。海に囲まれたこの土地に訪れた理由、それは、佐野造船所で“オトナ”な社会見学を楽しむためだ。

潮の香り、海鳥の鳴き声、そして心地よい風。快晴だったこの日、Ami6で現場に登場した長岡亮介。Tシャツに短パン、そしてお約束のビーチサンダル。ラフな登場だったけれど、やっぱりイカしている! スタッフ一同、実際にAmi6を拝見するのは初めてだったからか、少しテンションが上がっている模様だ。

ここで、佐野造船所についてご説明しておこう。佐野造船所は江戸時代から長く続く造船所。今の場所では30年、前の場所では100年程の歴史を持つ。1番初めにあった造船所は、今の東京駅の前の八重洲口近くの川。昔は、江戸時代の伝統的な和船を作っていたようだ。時代は移り変わっても、佐野造船所のブレないこだわり、それは木造船を作るということ。クラシカルな木造船には最新のエンジンや機能が搭載され、1つ1つがオーダーメイドで作られている。唯一無二の船を生み出す、造船所=佐野造船所ということなのだ。

実際にお話を聞かせていただいたのは、9代目の佐野龍太郎さん、10代目の龍也さん、そして弟の稔さん。職人のお話を真剣に聞く長岡の顔には皆さんに対してのリスペクトと心が高揚しているような表情が浮かぶ。

実際に木造船に乗船させていただき、木造船の細部まで説明を受ける最中も、長岡の顔には笑顔が浮かんでいる。まるで子どもが社会見学に来たときのような無邪気な表情。「知らないものに触れてワクワクしている」ことが見ているこちらにも伝わってくる。

ひとしきり船を見学させてもらい、造船所の中へ戻ると、そこにはギターが。長岡の目がキラリと輝く。船だけでなく、ギターも作っている佐野造船所。弟、稔さんの趣味で作ったというマホガニー製のギターを小脇に抱え、嬉しそうに爪弾く長岡。

椅子を円にして、その音に耳を傾ける造船所の皆さん。この空間も素敵だなと思う筆者。音楽家と実際にギターを作った職人のディスカッションなんてそうそう聞ける話ではない。楽しそうにお話する皆さんの姿はとてもFOURGONNETTEっぽくてよかったなと。

話の合間には自身のスマホで造船所の中をパシャリパシャリと撮影する長岡に今日の感想を聞いてみることにした……。

――番組初となる、社会見学。いかがですか?

職人はすごいなって思いますよね。しかも、木でしょ? そして海でしょ? 自然の関係でどうにもならないこともあるわけじゃないですか。波も避けられないし、木だってなるようになるわけじゃない。なんか達観しているなと感じました。あとはね、皆さんの目が、遠くを見てるような気がするんですよ。海の男っていうのかな? そういう感じがお話をしてて感じました。

――なるほど。天気も良かったし、楽しめましたね?!

うん、楽しかった! また、こういう社会見学編もやっていきたいですね。貴重な経験をありがとうございました!

長岡が言うように、本当に貴重な経験、貴重なお話を聞けた本日の収録。たまにはFOURGONNETTEを飛び出して、職人の現場を体験するのも悪くない。

だって、CITROËN FOURGONNETTEは“新しいカルチャーが生まれる特別な場所”であり、“大人のライフスタイルを提案”する番組なのだから。

というわけで、今回はこの辺りで。来週もお楽しみに!

文:笹谷淳介