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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

5月20日OA

60回目の放送となる今回は、”おもしろいギター”に注目! 個性的なゲスト、伊藤あしゅら紅丸さんをお迎えしました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
60回目の放送となる今回は、”おもしろいギター”に注目! 個性的なゲスト、伊藤あしゅら紅丸さんをお迎えしました。

5月も終盤、無事春ツアーが終了。

5月も20日になりました。
ペトロールズはこの前の日曜日に、 春のツアー『Petrolz is in the air – spring again -』をZepp Shinjukuで終えて、無事全日程終了。

たくさんのライブの感想メール、ありがとうございました。

さて、今夜のFOURGONNETTEは、ゲスト回。
とっても個性的なゲスト、伊藤あしゅら紅丸さんをお迎えします!

あしゅらさんとビザール・ギター

豹柄のジャケットと帽子。とても個性的な出で立ちのあしゅらさん。
そんなあしゅらさんは、「ビザール・ギター」をたくさんお持ちのよう。

「奇妙な」や「異妙な」という意味を持つ「Bizzare(ビザール)」。「ビザール・ギター」とは、その名の通り「変わった形のギター」。
「60年代のエレクトリックギターと思ってもらえたら」とひと言。

そして、実は長岡亮介はあしゅらさんからギターをお借りしたままだったということで、この場をお借りして、返却させていただきました。

お借りしていたのは、Coral Electric Sitar。

トークは出だしから、かなりマニアック!
長岡も「今日もいいな〜、マニアックで(笑)」と満足げ。

あしゅらさんは、なんと、300本のビザールギターを所有される、コレクター!
日本のものも海外のものも所有されているのだとか。

そんなあしゅらさんのご自宅でギターコレクションを拝見したことのある長岡は、
「ギターまみれの部屋! ギターの隙間を歩くという感じ」だそうです。

気になる2人の出会い

おふたりの出会いは、長岡亮介が高校生の頃。千葉ブルーグラスフェスティバル。

あしゅらさんの当時の印象はというと、「ブルーグラスのマンドリンの弾き方ではなく、ギタリストのマンドリンの弾き方」と感じたとのこと。

あしゅらさんはそのギターの所有数から、AKB48のレコードジャケットに豹柄のギターを貸したこともあるのだとか。そのお話に「何者なんだ……(笑)」と長岡も驚きを隠せない模様。

そして、気になるのはあしゅらさんの肩書き……。
漫画家、イラストレーター、ゲーム製作者、ギターアナリスト、ときどき、依頼されて文章も書く。

ずっとフリーランスだったので面白いことには食い付いてきた、という感じ。
ポケモンに関わったこともあれば、車のイラストを描いていたことも!
そして、マイク真木さんのバンドに入っていらしたこともあるのだとか。
とても多才ですよね!

そんなあしゅらさんに長岡からの質問。
「モットーは?」という問いの答えは、「小さい頃から好奇心の塊。一度噛んだものは吐かないで食べるんだ、というのが高じてここまで来た感じはしますよね」と。

今夜もありがとうございました。

今夜は、個性的なゲスト、伊藤あしゅら紅丸さんをお迎えしました。
長岡は、「まずは、長らくお借りしていたギターをお返しできてよかった」とひと言。

そして、「この見た目のギターがどんな音がするか?」と想像しながら音楽を聴くことができたし、個性的な見た目のギターの個性的な音を手なずけるギタリストたちの演奏を、解説入りで聴けて楽しかったです。あしゅらさんのマニアックさも久々に浴び、古いギターも文化財のようなものだと思うので、これからもあしゅらさんのような方が大事にしていってくれるといいな、日本の文化も広がるのでないかと思いましたと感想を語りました。

それでは、来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

By the Time I Get to Phoenix / Glen Campbell
Do Ya’ Wanna Dance? / David Lindley & El Rayo-X
Stratosphere Boogie / Jimmy Bryant
Rumble / Link Wray
Patricia / Ry Cooder & Manuel Galban

本日のライナーノーツ

5月も半ばに突入し、もう夏かな?と思うような日々が続いていますね。ペトロールズは先日、春ツアー”Petrolz is in the air – spring again -”をZepp Shinjukuで終えて、無事全日程が終了。慌ただしかった日々が少し落ち着いたような感じ、いやいやこれからフェスシーズンが到来するということで、また、ペトロールズのライブを各地で観ることが出来ますね。いやあ、楽しみです! というわけで今回は素敵なゲスト回。FOURGONNETTEにはすでに、長岡亮介と個性的なゲスト、伊藤あしゅら紅丸さんの姿が。

豹柄のジャケットと帽子、そして紫色のインナー。その風貌だけで個性がびしびしと伝わってくるあしゅらさんは、「ビザール・ギター」を国内外問わず300本所有されているという「ビザール・ギター」フリークの御方。肩書きの多さも驚きで、漫画家、イラストレーター、ゲーム製作者、ギターアナリスト、ときどき、依頼されて文章も書くライターさん。風貌だけなく、中身もかなり個性的なあしゅらさん。

そんなあしゅらさんと収録前からマニアックなトークを繰り広げています。
「昔はあの車に乗ってたでしょ?」、「あのギターはね」などなどトークが止まらないご様子のおふたり。スタッフと簡単な打ち合わせをすると、収録はスタート。

トークは、あしゅらさんのギターを長らく借りていたという長岡が返却するというところからスタート(笑)。あしゅらさんも「お待ちしていました」と冗談っぽく笑っています。「亮介くんのことは信じてるから、借りパクはしないよね」と。

ビザールギターって何なんですかね?という質問から話はマニアックな方向に。これがFOURGONNETTEの良いところ。リスナーさんの置いてけぼり感がFOURGONNETTEの特徴なのかもしれません(笑)。時折、あしゅらさんのお話に通訳的に補足をしていく長岡。あしゅらさんも「通訳してくれているね(笑)」と。長岡も話が進むにつれて、テンションが上がったのか、「今日もいいな〜、マニアックで(笑)」と満足げ。

今夜は選曲も、ビザールギターの音色を聴かせる特別な選曲。あしゅらさんは曲を紹介するだけでなく、その曲の成り立ちやバックボーンなどなどかなり詳しく説明してくれています。そんな博識なあしゅらさんのお話を嬉しそうにニヤニヤしながら聞いている長岡。曲が流れているときも、ずっと楽しそうにお話されています。なんだかギター少年に戻ったような雰囲気もありながらとても心地よい時間が流れています。

トークは2人の出会いについて、そして、長岡があしゅらさんに質問したり、古い物の価値について語り合ったりなどなどFOURGONNETTEという空間に相応しいトークが繰り広げられました。まだ聴いてないぞという方は、タイムフリーでぜひ。楽しい時間はあっという間に過ぎ、収録もすぐに時間が経ちます。終わってからも仲睦まじく語り合うお二人。サインを書く際には、これまた個性的なサインに一同、「おー」と声を上げました。

というわけで、ミニ・インタビューです。

ーーあしゅらさんとのトークはいかがでしたか?

あしゅらさんは純粋ですね。純粋でオタク。人のことが大好きなオタクっていうのかな(笑)。でもすごくマニアックで深淵なる世界まで飛び込んでいく狂気さもあるというか。急に型番とかを言い出したりするから、そういうとこがいいなって思いました。

ーーそのマニアックさはFOURGONNETTEにぴったりというか。

そうそう(笑)。かなりマニアックなお話でしたね。自分もギターが好き、車が好きと言っているけれど、あしゅらさんとお話をしていると、もっともっと深いところがあるんだなって思いますよね。

ーーこうやってお会いしてお話されるのは久しぶりだったんですか?

すごく久しぶりでした。10年ぶりくらいになるんじゃないかな? でも変わらないですね、あしゅらさん。話し方も変わらないし、ずっと好きなんだろうね。300本持っていると話していたから、「もういいかな〜」という話にもなりそうだけど、そんなことは全然ないし。変わらない情熱を感じましたよ。

ーー有意義な収録でしたね。

そうだね。あしゅらさんが車雑誌の編集にいたとか、そういった知らない話も聞くことができて楽しかった。もともと車に詳しいなって思ってたけど、そういうことだったのかと点と点が線になりましたね! いやあ、楽しかった!

今回もマニアックなゲスト回。長岡もとても楽しめたご様子。
それでは、今回はこのあたりで。来週もお楽しみに!

文:笹谷淳介