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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

12月9日OA

89回目の放送となる今回は、秋のツアーCruisin’の全日程が終了したということで、今ツアーを振り返ります。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
89回目の放送となる今回は、秋のツアーCruisin’の全日程が終了したということで、今ツアーを振り返ります。

今夜は、Cruisin’を振り返ります

ちょっと細めのお月様が美しい夜ですけども、もう12月も2週目の土曜日。

この前の日曜に日比谷野音でペトロールズのツアーCruisin’の追加公演が終わりまして、全日程が終了したという感じなんですけど、とにかく我々ペトロールズの3人、さらにツアーに帯同してくれているスタッフのみんなが健康で、最後まで各地を巡れたというのが本当にありがたいなという風に思っております。

そして最後の日比谷の大音楽堂でしたけども、建築されてから100年なんですよね。
とても素敵なんですが、建て替えが迫っている。最後にそこでまた音を出せたというのもとてもいい機会だったなと思っております。

そんな感じで、今夜はツアーCruisin’を振り返っていこうと思います。
たくさん届いている皆さんからのお便りもできるだけ紹介します。

Cruisin’を完走!

今夜は、ペトロールズの秋のツアー“Cruisin’”が全日程終了!ということで、その振り返り回でございます!

まずはこの間、12月3日、日比谷野外音楽堂。
お天気が良くて、雲1つない空模様。銀杏が綺麗な時期で、いい予感がしてました。
あの会場は清々しい空気漂っている。いつもそう。
いい夜になるぞと思っていました。

しかしながら、私、喉の調子が悪くて、少し枯れていました。
もう声が出なくなってもいいという気持ちで、日比谷では歌いました。

皆さんと一緒に楽しめたな〜と。
ステージには3人の楽器と照明装置。素の野音。
そこで音を鳴らすというのは、ミニマリズムの究極というか(笑)。
とても美しいのではないかと、僕は思いました。

お便りをご紹介。

まずは、埼玉県の左足さんからです。
「野音という素敵な会場で聴くペトロールズは最高でした。寒さなんてどこかに行ってました。新曲も聴くことができてとても嬉しかったです。MC中の照明で暖を取る件には爆笑してしまいました。今回初めて連れて行った弟も楽しんでいました」

“新曲をやりました、急に。まだ出来かけの新曲です。
これからどんどん変わっていくので、その様子も見守っていただきたいですね。
そして、照明で暖を取る件。これは、照明のナオキくんに「寒いよ〜」というと動くライトの照明を全部僕に当ててくれるんです。
そうすると、ちょっと暖かい(笑)。オールドスクールな感じのギャグと言いますか。“

続きまして、天性のくせっ毛さん。静岡県の方です。
「声の調子がとおっしゃっていましたが、こちらは無責任にもレアなライブとして楽しませていただきました。そのあと、お加減はいかがでしょうか? 初の野音は他の会場とは異なる魅力のある会場でした。右の隅っこだったんですが、側溝の金属の蓋の上だとジャンボさんのベース音と共鳴して振動していて、耳だけではなく足からもペトロールズの音を体感する楽しみを見つけて終始素敵なライブを堪能しました」

“ありがとうございます。他の会場とは全然違いますよね!
100年前ですよ、だって。数々の伝説のライブもあそこで行われてきております。
いいんじゃないですか、行けてよかったなと思いますよ、きっと!
次に出来上がるものはああいうものではないでしょうから。またツアーに来てください。“

ちゃんちさんからのお便りです。
「喉は大丈夫でしょうか。少しハスキーな歌声もとても心地よかったです。寒さも深まってきていますのでご自愛ください。ライブ中に素朴な疑問が浮かびましたので、ご質問。長岡さんとジャンボさんの立ち位置に絨毯のようなものが敷かれていましたが、素敵な音を奏でる上で重要な役割を果たすもの? 機材を守るもの?」

“そうですね、マットはね、まずドラムは必ず敷きますね。なぜならズレていくから。床がコンクリートだといくらゴムの足がついていても、バスドラムを足で踏んでてペダルで打面を叩くとどんどん前に出ていきますから、マットを敷くことが多いです。最近は、ペルシャ絨毯のようなおしゃれなものもありますが。そして、自分とジャンボさんのところにもありましたが、足音とかもちょっと軽減されますし、機材が動きづらくなるというのがあるんじゃないでしょうか。あとは、ああいうコンクリートのところだと床に敷くとちょっと反響が落ち着いたりとか…。色々、あるんですよ! いいですね、こういう質問! ”

東京都のまるこさんからも素敵なお便り。
初の野外ライブ、空の移り変わりを感じ、格別なライブを実感したというまるこさん。
なんと、野音後に彼からプロポーズを!?
これもペトロールズが繋いでくれた、ご縁だと思っているとのこと。

“なるほど! おめでとうございます!
ライブの後にプロポーズですか! いいじゃないですか、身が引き締まる思いがします、こちらとしても。そうか…、末長くね、でも受けたかどうかはちょっと書いてないですけどもね(笑)。そりゃ受けてますよね。おめでとうございます。
じゃあ、これからも2人が幸せに暮らしていく上で、お役に立てるようないい音楽を作っていきたいと思います!“

お便りを紹介して、長岡の言葉で素敵なツアーの振り返り。
最後には「またツアーをやりたいな〜」とひと言。

今夜もありがとうございました。

今日はプロポーズのお話、C3購入のお話、ツアーの嬉しいお便りばっかりでいつも力をもらっております。これからもぜひこの番組を聴いていただいて、ペトロールズも聴いていただいて、末長くよろしくお願いします!

※参考画像

C3

引き続きみなさんからのメッセージお待ちしています。番組を聴いて思ったこと、私への質問、年末年始のことでもいいですし、冬のおすすめドライブコース、シトロエンのある風景のお話などなど、自由に。メッセージは番組のサイトからお送りください。

来週はここFOURGONNETTEに素敵なゲストをお迎えします。
その方とは、Reiさん! マニアックな話になると思いますよ!
それでは、また来週土曜の夜に。
来週の放送もお聴き逃しなく!

オンエア楽曲

Travelin’ Band / Creedence Clearwater Revival
闖入者(『乱反射』ver.) / ペトロールズ
Profile / ペトロールズ
Always / Atlantic Starr
コーラスガール / 和田アキ子

本日のライナーノーツ

やはり師走というのは、忙しないですね。気づいたら2週目の週末を迎えているわけでございますが、リスナーの皆さんはいかがお過ごしでしょうか。きっとペトロールズのツアー“Cruisin’”の余韻から抜けられないという方も多いことでしょう。そんな方々には、今夜の収録はピッタリ? いや、余韻から抜けられなくて困ってしまうのか……。今夜は、“Cruisin’”が全日程終了ということで、長岡亮介がFOURGONNETTEでひとり、ツアーについて振り返ります。

ツアー直後ということもあり、お疲れ気味、そして声の調子はいかがだろうかと思っておりましたが、長岡さんは元気。達成感や安堵感、いろんな感情を含んだ表情をしております。FOURGONNETTEに届いた、日比谷野音に関するお便り。直後だったのにも関わらず、多くのお便りが届いています。皆さん、さすが! 長岡亮介、喜んでおります。

1枚1枚丁寧に目を通して、“プロポーズ”という言葉を見つけると、笑みが溢れる長岡。
「ライブの後にプロポーズなんて、すごいね!」と嬉し恥ずかしそう。ペトロールズを介して、また幸せなストーリーが生まれたわけですね。素晴らしい。噛み締めるように皆さんから届いたツアーの感想お便りを読む長岡。その表情はいつもに増して幸せそうで、その表情から、“Cruisin’”がいかに素敵なツアーだったことが垣間見られます。

そして、お便りセレクトタイムでは、“シトロエン購入をしました”というお便りにも見事に反応していました(笑)。「ほぉ〜! でかしたね〜!」とお便りを読みながら、こちらも嬉しそうに反応。ツアーのお便りとはまた違った表情で笑みを浮かべております。そのほかにもドライブコースのお便りを見つけると、自身で検索してみたり、スタッフと「ここ、いいね〜」、「この人のお便り面白いな〜」と談笑しながら多くのお便りを選んだところで、収録はスタート。

ちょっと細めのお月様が美しい夜に行われた収録は、長岡亮介のペトロールズ愛に溢れた収録だったのかなと思います。喉に気を遣いながら、優しく呟くようにお話する長岡。発する言葉から感じるのは、ツアーを支えてくれたスタッフ、そして各会場に訪れてくれたファンの皆さんへの想い。“ありがとう”という5文字に込められた気持ちが、いつにも増して大きかったなと。お便りを読むその表情、その声から伝わる、素敵な収録でした。

「またツアーやりたいな〜」と思えるということは、本当に楽しかったのでしょう。次回、どんなツアーになるのかとても楽しみです。ツアー名も気になりますね。とはいえ、まずはしっかり休んでもらいましょう。きっと長岡さん、年末年始も大忙しですからね。

さて、今夜はしっぽりと素敵な時間を過ごしたFOURGONNETTEですが、来週は素敵なゲストをお迎えします。その方とはReiさん! シンガーソングライターでありギタリストの彼女は長岡亮介と親交の深いアーティスト。ご存知の方も多いことでしょう、そうですReiさんの1st Mini Album『BLU』は長岡との共同プロデュース。そして“Don’t Mind Baby”でも共演しております。先輩と後輩、いや、親と娘…? そんな2人は一体、ここFOURGONNETTEでどんなトークを繰り広げるのか……?! 何やらReiさんは大の車好き、シトロエン好きの情報も入っているので、もしかすると久々のマニアック回に展開するかもしれませんね。いやあ、今から楽しみです!

それでは、今回はこの辺りで。
来週の放送、ライナーノーツもお楽しみに!

文:笹谷淳介