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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

2月8日OA

150回目の放送となる今回は、祝150回記念と題し素敵なゲストをお迎え。映画監督の黒沢清さんとトークに花を咲かせました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
150回目の放送となる今回は、祝150回記念と題し素敵なゲストをお迎え。映画監督の黒沢清さんとトークに花を咲かせました。

祝150回記念!

こんばんは、長岡亮介です。土曜の夜ですね〜。
あっ! 土曜の夜ですねと毎回毎回言い続けていますが、今のが150回目!
いきなり何を言い出しているのかというお話なんですけども……。

皆さん、今夜でCITROËN FOURGONNETTEは150回目の放送を迎えることが出来ました! どんどんどんどんどん! パフパフ! ありがとうございます!

100回を超えて、150回へ!
皆さんには本当に感謝しております! CITROËNの輪、FOURGONNETTEの輪を大きくしていけたらな!なんて思います!

ちなみに3日前の2月5日(水)ですが、この日はCITROËNの創業者!
アンドレ・シトロエンさんの誕生日でもありました!
1878年2月5日、パリ9区で生を受けたアンドレ・シトロエンさん。
と、番組的にはめでたいづくしなんですが、150回目となる記念回!

今夜は素敵なゲストをお迎えします。
その方とは、映画監督・黒沢清さん!
1980年代から作品を撮り続け、1997年の『キュア』で世界的に注目をあつめ、
それから『回路』、『トウキョウソナタ』、『岸辺の旅』、『スパイの妻』などは、
国際的な映画祭で数々の賞を受賞!世界的にも高く評価される映画監督です。

私、長岡亮介は『スパイの妻』で映画の音楽を担当させていただきました!
そのご縁もあって、この記念すべき夜にぜひお越しいただきたい!ということでこの後、黒沢清監督にさっそく登場していただきます!

記念回のゲストは、映画監督・黒沢清さん

どうも、ようこそ!と黒沢監督をお招きした、長岡。
ご無沙汰しておりますと、黒沢監督。

「呼んでいただいただけでも光栄です!」と緊張気味に答える黒沢監督。
「こんな場所でやってらっしゃるんですね!」と。

今日もいい雑談ができると思います!と長岡。

お二人が最後に会ったのは、代官山で行われたウィスキーのイベント。
黒沢監督は当時のことを回顧し、「初めて生で長岡さんのギターを間近で聴けた」と。
「自分で演奏したことを忘れていました…」と照れくさそうな長岡。
「いい経験でした〜」と長岡のギターをベタ褒めする黒沢監督。

今夜のFOURGONNETTEもまったりと時間が流れていきます。

そして、話題はお二人の出会いについて。
黒沢監督が撮られた、「スパイの妻」。
映画音楽をお願いして、親交がスタート……。

今夜もここでしか聴くことが出来ない、お二人のトークが展開されました。
まだ、お聴きでない方はタイムフリーなのでぜひ!

150回目の記念回を何度も楽しんでいただけますと幸いです!

今夜は、映画監督・黒沢清さんをお迎えしました。

150回という記念すべき日に、黒沢清さんをお迎えしました!

黒沢監督の最新作、映画『Cloud』2024年9月公開
現在Amazon Prime Videoで配信中です!
さらに4月25日にDVDとして発売決定!

こちらもぜひチェックしてくださいね!

番組では、引き続き皆さんからのお便りをお待ちしております!
今夜の感想、番組を聴いて思ったこと、長岡亮介への質問、
シトロエンのある風景のお話などなど……。
お便りはこの番組のサイトからお送りください。

また来週にでもじっくり紹介できればと思います!

それでは、来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

Party Out of Bounds / The B-52’s
Humanity-Pt.2 / Ennio Morricone
The Silence Of The Lambs Main Title / Howard Shore
The Intersection Scene / John Williams

本日のライナーノーツ

2022年4月2日にCITROËN FOURGONNETTEがスタートして、10回、50回、100回と節目、節目を皆さんと祝ってきたわけですが、なんと、今回の放送で150回!ということは、恒例の挨拶「こんばんは、長岡亮介です。土曜の夜ですね〜」も私たちは150回聴いていることになるんですね〜。これは、めでたい!! ということで、今夜は記念すべき150回にふさわしい素敵なゲストをお迎え! 映画監督・黒沢清さんをFOURGONNETTEにお迎えし、トークに花を咲かせようじゃありませんか!

FOURGONNETTEにはすでに黒沢監督と長岡さんの姿があります。どうやら今夜流す音楽を探しているご様子。なかなかお目当ての楽曲が見つからず、「絶対に流したいということではないんですけど……」と黒沢監督。「いや、せっかくなので探しましょう。時間はたっぷりあります!」と長岡さん。スタッフ総出で検索すること数分、「ありました!」と黒沢監督。「よかった〜」と長岡さん。今夜のFOURGONNETTEはこんな感じでスタートしました。

簡単な打ち合わせを終えると、ゲスト回恒例の“小芝居”。
長岡さん、「監督に小芝居していただくのは、アレなんですけども……」と少し申し訳なさそう。「あはは(笑)。問題ありません、なるほどなるほど」と黒沢監督。
150回目の素敵なゲスト回は、温かい雰囲気が流れています。

お二人の出会いの話を皮切りに、映画音楽についてのお話へと展開していく今日のFOURGONNETTE。実際に黒沢監督のセレクトした楽曲をヘッドホンを付けながら視聴。監督の解説、とても興味深いです。放送でも監督の解説
がOAされていましたよね。長岡さんもそんな素敵な解説に興味津々です。

最初はどこか緊張していたお二人でしたが、時間が経てば経つほど、トークは盛り上がり、お二人の独特の空気感に染まっていきます。時間はあっという間に流れて、収録は終わりの時間。時折あった中断中もお二人はずっと映画のお話を楽しんでいました。

収録後は、記念撮影を行い、扉にサイン。
「かっこいい!」と長岡さん。「また来てくださいね!」と監督をお見送りしたところで、今夜もミニ・インタビューを敢行!

――本日も収録お疲れ様でした。感想をお聞かせください!

黒沢さんは、お話が面白くて! 喋るのを遠慮しているような雰囲気もあるんですけど、話し出すとね(笑)。いろんなエピソードをお聞きすることが出来て面白かったです。飾らない方なので、それが今日お話しているときに見えましたよね。なんだか、いいな〜と思いました。

――お話を聴いていて、黒沢監督の音楽の聴き方が“絵”で聴いているというか。想起される情景も込みでお聴きになっているのが、映画監督ならではなのかなと思ったんですよね。

そうですよね〜。音楽も役者の一つというか、そういう感覚なんだなと思いました。もちろん音楽は役者ではないんですけど、自分が思っているよりも映画音楽は大きな影響を与えるものなんだなと、お話を聞いていてすごく勉強になりました。

――印象に残っているお話は?

“運命的”というお話。羊たちの沈黙のお話はすごく印象に残っている。さっきの話、音楽も役者というのはその話を聞いているときに思ったんだけどね。あとは、使われているのか、切られてしまったのかというお話もありましたからね(笑)。

――そうですね(笑)。個人的には、いまだに失敗する夢を見るというお話が面白かったです。

そうだね(笑)。ああいうことって誰にでもあるんだなと思いますよね。面白いですよね〜。

――イベントなどでお二人でお話する経験もあったと思いますけど、今夜はいかがでした?

もう一歩踏み込んだお話ができたかもれないですね! 楽しかった!

――そして、今夜は記念すべき150回目でした。100回目のミニ・インタビューで「まだまだ不慣れ」とおっしゃっていたんですが、150回を経て、いかがですか?

いつも思うんだけど、ぼーっと生きてるなって思うの。事あるごとに思うんですよ。こんなことがあったよとかあんなことがあったよとか、忘れないようにしたいです。それをラジオでしゃべりたい! でも忘れちゃうんだよな〜。なんてことないことでも、こんなことがあったんだよって、話したいんですよ。だから今後はそこを改善して、もっとお話したいですね。そうすれば、もっと豊かな番組になるんじゃないかなと思います。

――いいですね。それってFOURGONNETTEが始めてからこそ生まれた感情でもありますか?

そうだけど、これはキッカケであり、このラジオによって気付いたことでもある。インプットが少なめな人間だからさ、そこをもう少しちゃんとして、この番組のためにもいろんなものを吸収していきたいと思います! どうなるかは分からないけど(笑)。

記念すべき150回目。
今後についてお聞きしました。どんなことをお話してくれるのか、楽しみですね!

それでは、今回はこの辺りで!
来週のライナーノーツもお楽しみに!

文:笹谷淳介