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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

6月21日OA

169回目の放送となる今回は、長岡亮介のガレージ放浪記。FOURGONNETTEを飛び出し、都内某所のガレージを訪問しました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
169回目の放送となる今回は、長岡亮介のガレージ放浪記。FOURGONNETTEを飛び出し、都内某所のガレージを訪問しました。

今夜は久しぶりのあの企画……?!

今日もジメジメとした感じですけども……。
関東も梅雨に入ってからずいぶん経ちますが、嫌ですけどね、これも地球のために我々の生活のために必要な時期なんだろうなという気がします。

でも、霧のような雨が降る夜なんかは、ネオン管の光がにじむ路肩に
古いCITROËNなんかが停まっていたら、風情がありますよね。

数年前の梅雨どきにもこんな話をしたかなと思うんですが、
そう、ちょうどこの時期に“ガレージ訪問”をしていたかなあとか思い出したんです。

2023年の6月でしたね。
リスナーのお宅にあるCITROËN CXに会いに行ったことを覚えているでしょうか。
ボビンメーターを装備して、色はシャンパンゴールド! シリーズ1というやつですね。
素敵な車体でした。

ということで、久しぶりにガレージ訪問したいなと思って、つい先日古いCITROËNに会いに、都内某所のガレージに行ってきました!

今夜はその様子を交えつつ、お送りしていきたいと思います!
CITROËN FOURGONNETTE 長岡亮介のガレージ放浪記〜!
なんつって……。今夜もゆるりとお付き合いください。

長岡亮介のガレージ放浪記〜2025!

ということで、私がやってきたのは都心にあります閑静な住宅街。
代々木公園からも比較的近くて、昔から各界の要人の邸宅や大使館もいろいろあったり。
落ち着きの中にも厳かな雰囲気があるような、素敵な街ですね〜。

はっきり言うと、高級ですね。
大きなお家がたくさんありますけどもね。

ここの住宅地の一角にあるお宅のガレージに古いCITROËNがあるということなんですが、今回は、私のカントリーミュージック仲間のおじさまのご友人ということで…。

「俺の友達がCITROËNを持ってるぞ!」とおじさまが言っていて。
「俺が話をしてやるよ!」と言ってくれました。

そんなご縁が今日のガレージ放浪記に繋がりました!

都内某所を歩く、長岡亮介。
「どこなんでしょう〜。家の外壁が石とかなので、そういう感じですよ、皆さん」

お宅の前に到着すると、すらっとした素敵な男性が佇んでいます。

1972年型のCITROËN DS。
エンジンの始動音。出会い頭から、お二人はCITROËNトークに花を咲かせます。
素敵なガレージを見て、「このCITROËNは幸せ者ですよ!」と長岡。
声から長岡のテンションの高さが伺えます。

本日、CITROËNをご紹介いただくのは、DSオーナーの武田さん。
マニアックなトークのスタートです。

CITROËN DSと送る今夜のFOURGONNETTE

都内某所、閑静な住宅街の一角にあります、お宅の車庫にお邪魔しています。
そして、あらためて、このCITROËN DSのオーナーの武田さんです!
今日はよろしくお願いします!

5〜6年前に購入したという、DS。
「前からこのデザインが好きで、すごく魅力的。CITROËN DSの機構、そのユニークなメカニズムも大好きで、興味がありました」と武田さん。

1972年型、DSの21。
21というのは、排気量。2100cc。さまざまな種類があるそうです。
DSの製造が73年までですから、ほぼ最終型になるとのこと。
お気に入りのポイントを武田さんにお聞きすると……、
「スタイルがとにかく気に入っています。そして運転していて面白い!」と魅力を語る武田さん。

長岡は、そんな武田さんのお話に耳を傾けながら、たくさんの質問を投げかけます。
お二人のCITROËNトークはマニアックで、CITROËN愛に満ち溢れたものでした。
そのほかにも、武田さんの感性や哲学についても伺いました。

まだお聴きでないという方は、タイムフリーでぜひ!
きっとCITROËNが気になって、夜も眠れなくなる可能性大です。

 

今夜は、久方ぶりのガレージ放浪記をお送りしました

夜もいい時間になってきました。
約2年ぶりとなる、ガレージ放浪記いかがだったでしょうか。

武田さんの人生で大事にしているもの、それは「友達との出会い」。
そんな言葉に長岡は、「素敵だな〜」と感じたとのこと。

今日の放送を聞いて、うちのガレージにも古いCITROËNがある!
そういえば、あそこにあんなCITROËNが!など
情報がありましたらどしどし番組までお便りください!

それでは、来週の放送もお聴き逃しなく。
また、土曜の夜にお会いしましょう。

オンエア楽曲

Just Walkin’ in the Rain / Johnnie Ray
Keep On the Sunny Side / The Carter Family
I Can’t Stop Loving You / Don Gibson
Oh, Lonesome Me / Johnny Cash
Faded Love / Willie Nelson

本日のライナーノーツ

梅雨入りして、雨の日が多くなるかと思ったら、太陽が眩しい快晴の日々……。連日、猛暑日が続いていますが、リスナーの皆さんはいかがお過ごしでしょうか。雨傘よりも日傘が必須な6月後半戦、FOURGONNETTEは久しぶりとなるあの企画が……。

その企画とは、“長岡亮介のガレージ放浪記”。ずいぶん懐かしい響きのような気がしますが、それもそのはず! 前回のガレージ放浪記は2023年の6月。ちょうど2年前になるんですね。FOURGONNETTEリスナーの「とろ園」さんのお宅にあるCITROËN CXに会いに行ってから、そんなに経つんですね……。本当に月日の流れは早い! 

そんな久方ぶりのガレージ訪問。収録当日は、朝から雨模様。ジメジメとした気温と横殴りの雨……、収録の時間までに止みそうにないなと電車に揺られ、待ち合わせ場所である都内某所の駅前に向かいます。駅に着くと、嘘のように雨が上がり、合流した長岡さんは、「これからまた雨は降るのかな?」、「え?! 降らないの?! 最高じゃん!」とテンションがアップ。準備が整うと、お邪魔するガレージまでテクテクと歩きます。

閑静な住宅街を進み、「静かですね、素敵なお家ばかりだ!」と言葉を漏らしながら、歩くこと数分。素敵な男性が立っているのが見えます。「あの方かな?」と長岡さん。

「こんにちは、武田さんですか?」
「はい、そうです。」

今日お邪魔したのは、都内某所、閑静な住宅街の一角にあります、お宅のガレージ。
CITROËN DSのオーナー、武田さんが本日の主役。「少し動かしますね」とDSにエンジンをかけると、長岡さんの心のエンジンもかかった模様。1972年型のDSを目の前にテンションが上がっているのが分かります。お馴染みのマニアックな解説と武田さんとのCITROËN愛に溢れたトーク。

「シートに座ってみてもいいですか?」と実際に乗車し、シートの柔らかさや乗り心地に感動。「柔らかい! これは後でみんなも乗ってみた方がいいよ!」と長岡さん。実際に座らせていただきましたが、本当にフワフワな座り心地! 内装も抜群にクールでした。

後部座席にお二人で座ると、武田さんの感性や哲学についてのトークに。
「うんうん」とお話を聞く長岡さんと丁寧に言葉を紡いでくださる武田さん。
CITROËNが繋いだ縁、やはりどこか共鳴する部分があるのでしょう。
お話をするお二人は、とても楽しそうです。
「今度は私が長岡さんのところへ」と武田さんがおっしゃると、長岡さんは嬉しそうに「ぜひ!!」とひと言。新たなCITROËN仲間の誕生ですね。

収録後、「素敵だったな人だったな〜」と素敵な時間を振り返る長岡さんにミニ・インタビューです!

――ガレージ探訪お疲れ様でした! いかがでしたか?

考えてみたら、DSに乗っている人とお話したことがありませんでしたね。初めてかもしれないです。持っている人は1人だけ知っていたけど、こうやってお話するのは初。
なぜ、CITROËNに人は乗るんだろうと、武田さんのお話を聞きながら思いました。

CITROËN乗りの中にもいろいろあるんですよね。DSという車は大統領からタクシーまで幅広い方が乗っていた歴史がある車。中にはビカビカにして乗っている方もいらっしゃるわけですよ。武田さんは、すごいお仕事をされてきて、素敵な趣味もある方だから、カラーも黒やシルバー、内装はレザーという感じかなと思っていたんですが、なんとも言えない少し黄色味がかった、白系のボディ、内装は赤と白の2トーン。可愛らしいDSで、なぜそれなんだろうって純粋に興味が湧いたんです。

――なるほど。

でもそれってね、CITROËNのDSというものをステータスとして見ているのではなくて、本当に好きで乗ってらっしゃるんだろうなと思ったんです。

――購入されたのも最近というお話。個人的には“好き”を手に入れたからこその、若さというか、あの出で立ちなのかなと思いました。

本当だよね! 感性が若い頃と変わってないような雰囲気がありました。若い感性のまま今も楽しんでいる感じというのかな。ご家族もそれを良しとしているのでしょう。奥様と乗ったりもするでしょうから、それってすごく素敵なことだなと思います。

――今回は、2度目のガレージ探訪になりましたが、今後はどういったCITROËNに出会いたいですか?

なんでもいいですけども……、もちろんレアな車もいいですが、とにかく気に入っている方の車がいいです! あとは、なんだろうな〜、なんでそれなの?ってやつも見たいですね(笑)。

プルリエルというモデルがあるんですよ! 見たいですね! プルリエル一筋みたいな方がいたら嬉しいな。C3 プルリエル! あとは、なかなかいないけどVisaも見たいし……。

――FOURGONNETTEも間近で見てみたいです。

FOURGONNETTEもそのうちね! しばき倒して乗っている方が見たいですね!

――今年は、何度もガレージ探訪したいですね!

そうですね! 皆さんのメッセージお待ちしてますよ!!

やはり、CITROËNについて語ると長岡さんはいつもに増して饒舌になりますね。
というわけで、今回はこの辺りで。

来週のライナーノーツもお楽しみに!

文:笹谷淳介