都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
171回目の放送となる今回は、素敵なゲストをお迎え。アイウェアデザイナーの外山雄一さんとメガネ談義に花を咲かせます。
7月に突入しました。暑いね。
今日も暑いね。
私7月は、星野源ちゃんのツアーが沖縄でありますね〜。楽しみですね〜。
そして、髭の須藤さんとやっているGATALI ACOUSTIC SETというユニットのライブもあります。
割とその他の予定は空いているところもありますけど、気が付くとパンパンになっているというのが、いつもの私の日常でございます。
さて、今夜も都内某所にあるFOURGONNETTEから小1時間お送りしていきます。
今日は素敵なゲストをお迎えしてお送りします!
その方とは、アイウェアデザイナーの外山雄一さん!
メガネのデザインをされている方です。「YUICHI TOYAMA.」というブランド。
ご自身の名前を冠したブランドを展開されていますけども…。
僕も外山さんのメガネ、一時期かけておりまして、メタルのフレームにブルーの細いストライプが入っているもの、結構気に入っていました。
というわけで、今夜のFOURGONNETTEはメガネ談義で参りたいと思います。
メガネメガネと言われる長岡亮介がやっていますけども、意外にもこの番組でメガネ関係のゲストをお招きするのは、初! どうなることでしょうか〜。
今夜はメガネ談義。
「ご無沙汰しております〜」と外山さんを迎えた長岡。
トークは早速、メガネのお話へ。
「USH by YUICHI TOYAMA.」という前身のブランドを7年続け、「YUICHI TOYAMA.」にブランド名を変更し、8年が経つという外山さん。
「どんなブランドなんですか?」と長岡。
「YUICHI TOYAMA.」というブランドは、ニュートラルという凝り固まった考えではなく、自由にデザインをできるような、メガネをかける人に新しい気付きを提供していきたいという思いで、常にニュートラルでいようと思っています。
「外山さんは目が悪いんですか?」という質問に「突然?!(笑)」と外山さん。
メガネの仕事をする前から伊達メガネをかけるより、本当に目が悪い方がちゃんとしてるな〜と思っていて。高校時代は、メガネがかけたくて色んなメガネ屋さんに出向き、視力検査をして、ようやく一つメガネを作りました。
「メガネというものが必要だったというより、カッコよくてかけたかった?」
中学生くらいのときに、ファッションやアートに目覚めるタイミングってあるじゃないですか。そのときにかけている人たち、ミュージシャンやアーティストがかけているのを見て、やっぱりカッコいいなと。ただ中学生くらいだとサングラスは時代的に恥ずかしいというか、イキってる感じになる。だから、最初はメガネかな〜と思って。当時、原宿でお年玉を持って初めてメガネを買いに行ったというのが、最初です。
「この人のメガネ、カッコいいなと思った、原体験は?」
最初は、陣内孝則さん。レコードジャケットかなんかで、多分アランミクリの眼鏡だったと思うんですけど、今の流行りみたいな横長のデザインだったんですよね。それを見たときにいいなと思ったんですけど、高かったんですよ。だからそのコピー品を当時原宿で買ったのが、最初。あとは、ジェームス・ディーンもカッコよかった。セルフレームの。クリップオンというサングラスにパカっとハマるやつ。あれを高校生のときに高い値段で買ったのがあります。当時はあくまでもファッションアイテムだったんですけど、次第に映画を観たりする中で、劇中に出てくるレイバンをカッコいいなと思ったり、そういうことがきっかけでメガネの道へ。
外山さんのお話を聞きながら、「僕は目が悪くなっちゃったから、しょうがなくかけたから…。僕とは全然違うな〜」とひと言。
今夜は、外山さんとメガネ談義。このほかにも、「YUICHI TOYAMA.」立ち上げまでの経緯や、 青山・骨董通りにある旗艦店で感じて欲しいことなど、たくさんの思いを伺いました。ものづくりについてのお話も深いものになりました。
今夜は、アイウェアデザイナーの外山雄一さんをお迎えしました。
今夜の感想はというと、
「ああやってメガネって作られるんだなと。サンプリングという言葉も出ましたが、リスペクトを込めつつ自分のフィルターを通して新しいものを作っていくというような、音楽に近いものがあるな〜」とのこと。
番組では引き続きみなさんからのお便りをお待ちしています。
今夜は読めませんでしたが…来週はたくさん読んでいきます!
番組を聴いて思ったこと、長岡亮介への質問、オススメのドライブコースについて、CITROËNのある風景(ガレージ訪問希望の方もぜひ!)など、メッセージはこの番組のサイトからお送りください。
そして、この番組の世界観を表現した紙の冊子
「フルゴネット・パピエ Summer 2025」
ご希望の方は「夏パピエ希望」と書き添えてお送りください。
現在、全国のシトロエンのお店で配布しています!
店舗に直接足を運んでいただいても嬉しいです!
それでは、来週の放送もお楽しみに!
オンエア楽曲
Joy Trip, Pt. 1 / Jerline And Friends
Everyday / Buddy Holly
Tudo Que Voce Podia Ser / Quarteto Em Cy
雨 / ペトロールズ
本日のライナーノーツ
7月に突入しました。FOURGONNETTEで迎える4年目の夏が到来しましたね。今年の夏は、どんなことをするのでしょうか。昨年は、夏の終わりのBBQなんて、やりましたね〜。連日の猛暑ですが、夏は楽しみなことがたくさんありますね。というわけで、今夜は素敵なゲストをお迎えする日。アイウェアデザイナーの外山雄一さんがFOURGONNETTEへ遊びに来てくださいました。
外山雄一さんは、福井県の眼鏡メーカーでマーケティング、企画開発に従事したのち独立。フリーのデザイナー、アイウエアコンサルタントとして活動後、自身のブランド「USH by YUICHI TOYAMA.」を設立。2017年の春夏コレクションからブランド名を「YUICHI TOYAMA.」に変更し、現在に至ります。
そんな外山さんのメガネは、長岡さんも愛用していたとのこと。
「メタルのフレームにブルーの細いストライプが……」。FOURGONNETTEリスナーの皆さんなら、「あのメガネだ!」と分かる方もいらっしゃるかもしれませんね!
FOURGONNETTEで初となる、メガネをキーワードにした夜。
さて、どんなお話が繰り広げられるのか、FOURGONNETTEの扉が開きます。
柔和な雰囲気を放つ、外山さんと長岡さん。どこか雰囲気が似ているような気もします。
挨拶もそこそこに、簡単な打ち合わせを終え、いつものように小芝居のお願い。
171回目のFOURGONNETTEは、メガネ談義でお送りします。
冒頭から、長岡さんは質問攻め。
丁寧にお答えしてくれる、外山さん。メガネの道へ進むきっかけは「カッコいい」という思いがあったから。そんなお話をうんうんと頷きながら、長岡さんはお話を聞いています。外山さんと眼鏡との出会い、「YUICHI TOYAMA.」立ち上げまでの経緯や、 青山・骨董通りにある旗艦店で感じて欲しいことなど、ここでしか聞くことができないお話の数々にスタッフも一緒になって、「なるほど〜」とおふたりのお話に聞き入っているご様子。
長岡:音楽からインスピレーションを受けることはあるんですか?
外山:そもそも、HIPHOPの出会いが大きくて。
長岡:あまり結びつかないですけど(笑)。
外山:中学生のとき、Run-D.M.C.が初めて来日して、そこでHIPHOPに出会うんですけど。サンプリングの音楽というものを聴いていて、それがカッコよかった。僕はそのままオマージュではなくて、コピーではなくて、サンプリングする意味合いというのが根っこにあって。デザインする上でも、いまってクラシックなデザインなものはたくさんあるけど、そのままデザインするのではなく、元々あったクラシックなものを僕の解釈でサンプリングという言葉で料理していく。そこで僕らしいクセみたいなものを提案していって味付けしていくクリエイティブをサンプリングミュージックから学びました。
長岡:サンプリングするということはリスペクトがあるからですからね。なるほどな〜。
ここでは、サンプリングについてお話された部分を抜粋しました。
音楽とものづくり、長岡さんが感想でもおっしゃっていましたが、すごく似ているなと。
そして、外山さんの音楽に対するリスペクト、長岡さんの音楽についてのリスペクトを感じられる一幕もあり、今宵も素敵な夜になりました。
おふたりが恥ずかしそうに、ペトロールズの“雨”を聴く姿もとても印象的でした。
収録後も、楽しそうに会話をされるおふたり。
メガネという一つのキーワードから、とても深いお話が聞ける。
やはりFOURGONNETTEは素敵な場所ですね。
というわけで今回はこの辺りで。
来週のライナーノーツもよろしくお願いいたします。
文:笹谷淳介