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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

4月9日OA

第2回目の放送を迎えた、「CITROËN FOURGONNETTE」。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
今回は、番組初となるゲスト長岡亮介の旧友・村瀬隆明さんをお迎えしました。

「ラジオっぽいな〜」と一言。

初回の放送後に届いた、リスナーからのお便り。
長岡は想像以上に届いたお便りに嬉しそうな顔を覗かせ、自身初となる、お便りを1枚1枚丁寧に紹介していきます。

そして、番組初となるゲストは、長岡の旧友である村瀬隆明さん。
「久しぶり」と久々の再会を喜び、トークを開始。
ふたりの出会いはライブハウス、当時はともにステージにも上がったことがあるそうです。
村瀬さんが経営するデザイン会社「nanilani」とペトロールズは2005年生まれということもあり「同期だね」と話す一幕も。
そのほかにも村瀬さんのお仕事のこと、そしてふたりの仕事の流儀についても語りました。

また、好評につき今回も番組の為に新たにMIXをし直した本邦初公開のペトロールズの楽曲をオンエア。今回は2015年リリースのファースト・アルバム『Renaissance』の1曲目を飾る

「タイト!(new mix)」がオンエアされました。

番組の内容と合わせて、ぜひお聴きください。

「勉強になりました、楽しかったです」と初のゲストとの収録を振り返る長岡。
「僕の友達には素直な人が多い」、「友達になったら、死ぬまで友達でいたいですけどね」と普段なかなか聞くことが出来ない、友人に対しての想いを話し、2回目の放送は幕を閉じました。

これからどんなゲストが「FOURGONNETTE」を訪れるのか。
そんなところにも注目して、ラジオ聴いてみるのも面白いかもしれません。

皆さまからの沢山のお便りもお待ちしています!

オンエア楽曲

Panic / THE SMITHS
タイト!(new mix) / ペトロールズ
She Drives Me Crazy / Fine Young Cannibals
Debbie Harry / Family Fodder
Aikea-Guinea / Cocteau Twins

今夜のライナーノーツ

都内某所は急に気温が高くなり、桜の花びらがヒラヒラと風に舞って地面に落ちてどこか儚げな雰囲気を纏っている。今日は、「CITROËN FOURGONNETTE」の2回目の収録日。“フルゴネット”の扉を開くと、着々と収録の準備を行うスタッフの姿が。部屋に入ると、「今日はゲストがいらっしゃいます」と告げられた。番組初となるゲストは長岡の旧友である、村瀬隆明さんだ。村瀬さんは、デザイン会社「nanilani」や和む菓子「なか又」など多くの事業を展開する敏腕経営者らしく、ふたりがどんなトークをするのか、収録が待ち遠しい。

2回目ながら高ぶる感情。私は定位置に座り、収録のスタートを待つ。ギターや自転車、スピーカーや、ソファー、そして、大きな窓から聞こえる環境音。この雑多な空間が“フルゴネット”の特徴であり、長岡亮介の特別な場所。部屋の中央にはもちろん長岡の姿がある。2回目の収録ということで、長岡の表情も前回よりにこやかだ。

「こんばんは、長岡亮介です。土曜の夜ですね〜」と2回目の収録がスタートした。

村瀬さん登場の前に、長岡の1人語りからスタートした今回。「初回のことは多少目を瞑っていただいて」と前回の放送を振り返り、「でも道筋が見えてきましたよ」と少し笑みを浮かべながら番組の手応えを話す。そして初となるお便り紹介。台本を読みつつ、

「お便り紹介コーナー!って言って始めればいいの?」と初めての経験に少し緊張気味な長岡。1枚1枚丁寧にお便りに目を通し、ラジオネームには「いい名前ですね」と反応し読み進めていく姿は、本当に初めてなのか?と思うほどスムーズだ。数多く届いたお便りのペーパーノイズをマイクを通してリスナーに聞かせながら「なんかラジオっぽいな〜」とひと言。「長岡さん、笑みが溢れすぎですよ」とツッコミを入れたくなるほど、嬉しそうな長岡。初のお便り紹介を終えると、“フルゴネット”の扉が開く。

「おー、久しぶり」。

ここで今回のゲスト村瀬さんの登場だ。村瀬さんと長岡の出会いはライブハウス。過去にはともにステージにも立ったことがあるようだ。

「でも最初の出会いは、アレじゃない?」
「いや、それは言わなくていい」

と軽妙な掛け合いを披露するふたりはどちらも笑顔。長岡は村瀬さんのことを“社長”と呼び、村瀬さんは長岡のことを“亮くん”と呼ぶことからもふたりの仲の良さを感じることが出来る。

「何をしているのかは知ってるけどね!」と長岡は、村瀬さんの仕事について聞く。内容は、ぜひオンエアで確認していただきたいが、今回のトークはタメになるお話ばかり。

トークの終盤では「好きなことをずっとやっていけたらいいよね」とお互いの今後についても話す一幕も。友人同士だからこそ、話せる内容の数々は、どの話も貴重。昔話に花が咲き、なかなか会話が終わらない様子も含めてとても有意義なゲスト収録だった。とても楽しそうだったので、長岡に収録後、村瀬さんについて少し話を聞くと……。

Q.村瀬さんとは久々にお会いされたんですか?

「そう。3年ぶりくらいかな〜。」

Q.久々にお話されていがですか? それもラジオという空間で。

「前からしょっちゅう会うわけじゃないし会ったらふざけてるって感じなんだけどね。やはり、仕事柄だと思うんだけど話が上手いよね(笑)。人とものを作っていくときに、自分のやっていることに感化させていかないといけない職種なわけじゃない? 「なるほど、こんなに素敵なことをする人なのか、じゃあ自分も力を貸そう」って思わせるようなそういう力がある人だなって改めて思いましたね。」

収録を振り返り、笑顔で村瀬さんについて話してくれた長岡。歳を重ねてもこうやって刺激を与え合う存在がいることは本当に素晴らしいことだ。大人のライフスタイルを提案する「CITROËN FOURGONNETTE」の初のゲストが旧友の村瀬さんだったことは必然だったのだなと感じる、初回とはまた違った多幸感のある雰囲気に包まれ、2回目の収録は幕を閉じた。

収録後は恒例の選曲タイム。今回もまた真剣に長岡が選曲した楽曲がオンエアされているので、ぜひ、そちらにも注目して聴いていただきたいと思う。

次回はどんな収録になるのか…。またもやゲストが登場するのか…。来週の放送も乞うご期待ということで今回はこの辺りで筆を置こうと思う。来週もお楽しみに!

文:笹谷淳介