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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

5月7日OA

6回目の放送となる今回は、長岡亮介の友人でもあるビートメーカーのニューリーさんをお迎えし、音楽談義に花を咲かせました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
6回目の放送となる今回は、長岡亮介の友人でもあるビートメーカーのニューリーさんをお迎えし、音楽談義に花を咲かせました。

「ただ、建築が好きと言ってるだけの人です」

番組がスタートし、1ヶ月。早いもので6回目の放送となったCITROËN FOURGONNETTE。

今回もリスナーから届いたお便りを答える長岡。リノベーションのお家に住むというリスナーから来た「好きな建築はありますか?」というお便りに、このリスナーは「きっとおしゃれな人なんだろうな」と想像しつつ、自身が初めて東京に引っ越して住んだ家のことを回顧。実は、長岡は建築学科を卒業しており、専攻は日本建築史。

ちなみに東京で初めて住んだ家は、自身でペンキを使い1部屋は真っ白に。もう1部屋は、天井を白く塗り、壁をオレンジ色にしたんだとか。

「今では、ただ建築が好きと言ってるだけの人です」とお便りに答えながら、長岡のセンスが垣間見れらる瞬間でした。

そのほかにもたくさん届いたお便りに目を通し、1枚1枚丁寧に答えていきました。

緊張するニューリーと先輩の顔を覗かせる長岡亮介

そして、本日はゲストが登場。21歳、ビートメーカーのニューリーさんが「FOURGONNETTE」へ。

ふたりの出会いはココ、「FOURGONNETTE」。ペトロールズ好きのニューリーさんがレーベルに連絡をし、そこから長岡と出会うことになったのだとか。

今では、ペトロールズの制作もお手伝いしているという彼。現在は、ビートメイカー・プレイヤーとマルチに活躍し同世代のラッパーや先輩ラッパーなどの楽曲提供など多岐に渡り活動しています。

そんなニューリーさんと話すのはもちろん音楽の話。ペトロールズのサウンドの変化のことや音楽に対する向き合い方など多くの話題でトークをしていきました。

最後には、ニューリーさんの「番組のジングルを作らせてください」という発言に。長岡が「お願いします!」と承諾する場面も! これは、期待大です。

リクエストから1曲、ご紹介

あっという間に番組は終盤。この夜、最後の1曲は、リスナーからのリクエスト曲「What’s Going On (live) / Danny Hathaway」。ますますラジオっぽくなってきた、CITROËN FOURGONNETTE。最後にはニューリーさんへ感謝の気持ちを伝え、6回目の放送も幕を閉じました。

また、好評につき今回も、ペトロールズのNew Mix音源が! ファースト・アルバムは『Renaissance(ルネサンス)』より「Talassa」がOAされましたのでそちらもあわせてチェックしてみてくださいね!

次はどんなゲストが「FOURGONNETTE」に訪れるのか……。目が離せません。

そして、ペトロールズは5月に2つの野外音楽フェスティバルに出演予定!

「CIRCLE ’22」
5月15日(日)
マリンメッセ福岡 B館にて開催

「FFKT 2022」
5月28日(土)、29日(日)
信州やぶはら高原 こだまの森にて開催

気になる方は公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょう。

番組では引き続き、皆さまからの沢山のお便りもお待ちしていますので、どしどしお送りください。来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

What Love Is / Matthew Martin
Talassa(new mix) / ペトロールズ
Cogara / ニューリー
Dance to Yemanja / Neue Grafik
What’s Going On(live) / Danny Hathaway

今夜のライナーノーツ

番組がスタートし、1ヶ月。今日も都内某所「FOURGONNETTE」へ向かう。階段を登り、白い扉を開くと広がるのはいつもの光景。いや、最初の光景とは少し、違うか……。部屋の真ん中では、リスナーから届いた大量のお便りとにらめっこする長岡亮介がいる。1枚1枚丁寧に目を通し、スタッフへ「お便り、コレはどう?」と聞く長岡。ラジオの収録に順応していることが伺える一コマだ。いつもは収録後に行われていた、選曲も最近では余裕が生まれたのか、収録前に行われることが多くなった。「今日は、リクエストから流しちゃおうかな」と選ばれたのは、“Danny HathawayのWhat’s Going On(live)”。うん、これまた王道でありながら渋くて「FOURGONNETTE」にはピッタリ。リスナーさんもさすがだなと思う。なんだろう、一体感が増したのかな。長岡亮介を中心にどんどん円が大きくなっているような気がするんだよな〜。なんだかいいなとひとり感慨深く浸っていると、収録がスタートする時間に。

今日は、ゲスト回の収録。新進気鋭のビートメイカーであり自身でも楽器を奏でるニューリーが登場する。その前に、お便り紹介から番組はスタートした。この日も真摯にお便りに答える長岡。「うわあ、すごいって思っていたことあるのに、全部忘れちゃう」と少しお茶目な一面も見せつつお便り紹介パートは終了。

「FOURGONNETTE」の扉が開くと、ゲストであるニューリーが登場した。長岡の顔が一気に先輩の顔に変わる。ペトロールズ好きのニューリーは少し緊張気味。この日、ニューリーは大阪での制作を一旦止めて、この収録のために上京。収録後はすぐに大阪に戻るというハードスケジュール。しかし、持ち物にはきちんと商売道具(楽器)が! さすがだよ、ニューリー!と以前インタビューを担当したことがある彼との再会に少し嬉しくなっている筆者を横目に普段は聞くことができない音楽トークが繰り広げられている。

ニューリーが投げかける質問に優しく答える長岡。歳は離れていながらも、話す様子は本当にただの友人同士が喋っているよう。プライベートの秘話やペトロールズのサウンドの変化について、ときに豚汁に例えながらトークをしていく長岡とニューリー。

「番組のジングルを作らせてくださいよ」とニューリーが提案すると長岡も「お願いします!」と答える。そして周りのスタッフも笑顔になった。新進気鋭のニューリーが作る、ジングルがどのような仕上がりなるのか、乞うご期待だ。というわけで今回も長岡に今回のゲスト、ニューリーについて聞いてみた。

――ニューリーくんに抱いているイメージはありますか?

なんか、物怖じしないというかさ。ニュートラルな感じというか。物怖じしないって言葉ちょっと強いんですけど、けっこう誰に対しても同じような感じで接しているんだろうなって思いますね。

――一緒に制作をしているとのことですが、その現場ではどうですか?

気を遣わないというか、彼も思ったことを言ってくれるし、俺も言うし。すごくやりやすいですよ!

――今後、彼に期待することは?

彼は、彼でやっていくだろうから。いい感じになるんじゃないですかね。肝が据わっているから変なものに毒されないだろうし、彼は彼のペースがあって、いい感じになっていくんでしょう、きっと。そしてどんどん変わっていくだろうしね!

いつもは見せることのない、いや、見る機会がない先輩の顔で優しくニューリーについて話してくれた長岡。いつかこのふたりが共作で音源をリリースする日が来ないかなと少し期待しつつ、今回はこの辺りで筆を置こうと思う。来週もお楽しみに!

文:笹谷淳介