長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

5月21日OA

8回目の放送となる今回は、長岡亮介の友人で音楽プロデューサー・トラックメイカーのSTUTSさんをお招きし、語り合いました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
8回目の放送となる今回は、長岡亮介の友人で音楽プロデューサー・トラックメイカーのSTUTSさんをお招きし、語り合いました。

「またギターが増えちゃった」とリスナーに報告

冒頭で「またギターが増えちゃった」と報告する長岡。「なんでそんなことするんでしょうね」、「もう置き場所なんてないのにね」とリスナーに語りかけながら、自問自答しているような長岡。

ちなみに日本の70年代頃のギターを購入したんだとか。「すみません!」と笑いながら謝りながら、「いろんな音楽があれば、いろんなギターもあるので」とギターを弾く方へ「そういう見方をしてみても面白いと思いますよ」と語りかけました。

本日のゲスト・STUTSさんが登場! 音楽トークに花が咲く!

「FOURGONNETTE」の扉が開き、登場したのは長岡の友人である音楽プロデューサー・トラックメイカーのSTUTSさん。

ふたりの出会いはペトロールズのトリビュートアルバムに KID FRESINOさんと一緒に参加したのがきっかけ。そこからふたりは多くの場面でご一緒されています。

トークでは、STUTSさんの音楽を作り出したときのことや長岡亮介の作品づくりについての考え方などここでしか聴くことができない貴重な音楽トークを繰り広げました。

長岡は他のアーティストの方と作品を作るとき、うっすらと考えることだけして、後は現場で作り上げるとのこと。現場によりけりですが、一筆書きのように作り上げることもあるようです。

「STUTSは優しく、自分の欲望に素直な人」と話す長岡

STUTSさんをお招きし、先輩として、そして友人として貴重なトークを展開した長岡。トークを振り返りながら、STUTSさんのことを「優しく、欲望に素直な人」と表現し、「いい意味で貪欲さがあるからいい音楽が作れる」、「これからも素敵な音楽を作っていって欲しい」とエールを送りました。

ちなみに、本日OAされたペトロールズの「TANOC」はSTUTSさんがREMIXを手がけたもの! 皆さんどうでしたか? 原曲の雰囲気を残しつつ、STUTSさん色に昇華されたいいREMIXでしたよね!

ぜひ、感想をお便りにしてどしどしお送りください!

番組では引き続き、皆さまからの沢山のお便りもお待ちしていますよ! 
それでは来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

No Use / Jazzanova
TANOC(STUTS REMIX) / ぺトロールズ
One feat.tofubeats / STUTS
FYN / Rema & AJ Tracey
Above the Clouds feat. 長岡亮介, C.O.S.A. × KID FRESINO & asuka ando / STUTS

今夜のライナーノーツ

早いもので8回目のCITROËN FOURGONNETTE。事前に今日のゲストはSTUTSさんだと聞かされていた筆者は、またもや胸の高鳴りを必死に抑えつつ、都内某所・FOURGONNETTEに向かっている。

いつもの道、いつもの階段。かれこれ1ヶ月以上この場所に通っている自分がいまだに不思議でたまならないのだが、今日も今日とて、FOURGONNETTEの扉を開く。

あれ、一瞬部屋を間違えたかな?と思う……。「ここは、オペレッタ(リスナーの皆さんなら分かりますよね? そうです、某ドラマのアレです)でしたっけ?」と錯覚する。いやあ、長岡さんとSTUTSさんが並んでいるもんで、あのドラマを思い出さざるを得ないですよねと思いつつ、先にFOURGONNETTEに到着し、談笑している長岡とSTUTSさんのふたりを横目に定位置についた。

ふたりは久々の再会とのことで、STUTSさんは少し緊張気味。
「ありがとうございます! 緊張しています」と正直に今の心情を吐露し、長岡もその発言に笑顔で反応している。

「扉から入ってくるときは、迫真の入室で! 俺がコックをやってる店に入ってくる感じでね(笑)」と冗談をかます長岡亮介。少しハニカミながら準備をするSTUTSさん。

そうこうしていると収録がスタートした。

このふたりが揃うとなるとやはり話題は音楽だ。STUTSさんは自身が普段操るMPCについて身振り手振りを交えながら説明をしてくれている。友人ではあるものの、年下のSTUTSさんのお話に優しい先輩の顔で頷く長岡。すると、

「ブゥーーン!」と大型バイクの音がFOURGONNETTEに響く。

「アメリカのバイクかな? 騒音にもツッコミを入れるスタンスなんです」と長岡はSTUTSさんへCITROËN FOURGONNETTEのスタンスを説明する。

「なるほどですね!」とSTUTSさんも反応。

その後は、STUTSさんの音楽原体験の話や、ふたりの共演の歴史などココでしか聞くことができない貴重なお話の数々を聞くことができ、筆者もテンションが上がる。

STUTSさんは最近自分でも歌唱し、ラップをされているがそのキッカケが長岡と共演した“PACHINKO”だと知り、「あ、俺が行けなかったやつだ」と少しショックを受けていると、トークはスピーディーに進んでいく。

後輩であるSTUTSさんは、先輩・長岡亮介に聞きたいことがたくさんあるようで、矢継ぎ早に多くの質問を投げかけていく。時折、「話し過ぎてすみません!」、「大丈夫ですかね」と心配そうに長岡へ問いかけるSTUTSさん。

そんな心配そうな彼に、優しい笑顔を向けながら、「大丈夫だよ! 全部切るから!」と冗談を言いつつ、真摯に質問に答えていく。ときには真剣に、ときにはふたりでニヤニヤしながら、スペシャルな音楽談義をしていると時間はあっという間に過ぎていく。

長岡が最後にSTUTSさんにエールを送り、収録は無事終了したが、そこからも続く音楽談義。「インタビュアーみたいな質問になってしまって……」と収録後も心配そうに長岡に話しかけるSTUTSさんだが、その表情はどこか幸せそうだった。

――今日はおふたりの笑顔が印象的でした! 印象に残っているSTUTSさんのお話はありますか?

ちょっと待ってね〜。いつも話してるからパッと思い出せないんだよね(笑)。今日の話の中で「インストってどうやって作ればいいんだろう?」って言ってたのが、面白いなって思いましたね。彼はインストをいつも作ってる訳だからさ。そんな彼でもそういうことを思ってるんだなって。

――確かに、あれだけの優れた作品を作れる方がと思いますよね。

うん、そうだね。でも歌が好きなんだろうね。だからそうやって思うんだろうな。

――STUTSさんに抱いてる印象は?

なんかね、ああいうタイプの人はいないかな、他に。すごく純粋なんだけど、芯があってね。あのまま生きていくんでしょうね、彼は。

――久々の再会でしたが、お話してみてどうでしたか?

変わらなかったね。でもSTUTSはずっと変わらないんじゃないかな? 変わったらちょっと寂しいもんね。全てに対して真面目だし、変わらないでほしいな〜。

ふたりの仲の良さが垣間見られた、本日の収録。長岡にSTUTSさんのことを聞いたところで、今回は筆を置こう。次回の収録は何が起きるのか、それでは、来週もお楽しみに!

文:笹谷淳介