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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

11月19日OA

34回目の放送となる今回は、SOIL&”PIMP”SESSIONSのトランペット担当、
タブゾンビさんをお迎えしました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
34回目の放送となる今回は、SOIL&”PIMP”SESSIONSのトランペット担当、タブゾンビさんをお迎えしました。

旧友のタブゾンビさんが登場

長岡とタブゾンビさんの出会いは、二人が学生だった20年以上も前。

pLAYAという伝説的なバンドをご一緒されていたり、六本木青山のクラブで夜な夜な演奏していたそうです。当時から車好きだった長岡さん。タブさんも車に乗せてもらったことがあるようで、当時からシトロエン愛について語っていたみたい。

「DSに乗りたい」って当時から言っていたねとタブさん。そんな昔話にニコニコ笑う長岡さんです。

※参考画像

DS
DS

「当時からセンスの人だった」とタブさんは長岡との思い出を回顧します。

というわけでここで1曲。
タブさんが大好きという曲を選曲してくださいました。

「Blue in Green / Miles Davis」

いやあ、Miles Davisはいいですよね。

トランペットの魅力とは?!

長岡はタブさんへ「トランペットはどんなところが好き?」と質問。
「形」と答えるタブさん。「マウスピースもこだわり始めると何百本と増えていく。道具やデザインするのも好きなのでこだわっちゃう」となんともFOURGONNETTEらしいお答えが返ってきました。

そして、なんと長岡もトロンボーンをやっていたことがあるのだとか。
これは新情報ですね、皆さん!

多趣味な二人ですが、タブさんは長岡と同様に自転車がお好き。
自転車のことは長岡から教わっているそう。
そして車も長岡や周りの方から話を聞いてだんだん好きになってきたそうです。

また、タブさんとシトロエンにはとある関係性が……。
実はタブさんのおじいさまがシトロエン乗りだったのだとか。
長岡さんが憧れていた、DSに乗っていたようです。

話は車話から、好きな道の話へ。

246号線から皇居に出て、皇居をぐるっと走る若干の下りのカーブの道が好きな長岡に対し、タブさんは意外に世田谷通りが好き。その理由は246号線は少し殺伐としているけれど、世田谷通りは自分のペースで走れるから。

また、羽根木の裏道は京都のような街並みのところが好きとタブさん。
その道をすぐ理解できる、長岡さん。流石です。

褒め合う二人。

まだまだ終わらない二人のトーク。
話はお互いの“音”の話に。

「俺のギタープレイはどう?」という長岡の質問に、タブさんは
「昔からセンスの塊。周りから信頼されていたよね」、「ペトロールズが出てきたときもカッコいいなと思った」と。

対して、タブさんの音については、「昔からタブさんの音だな〜」って思っていたとのこと。チリチリした感じがよかったのだとか。

そして、FOURGONNETTEの奥から1冊のお絵かき帳が登場。
そこにはタブさんが過去に描いたイラストの数々が!?

すごく貴重な品が残っていました。
中にはペトロールズのロゴやタブさんの好きなMiles Davisの絵も!
実はMiles Davisの絵はペトロールズのグッズのTシャツにプリントされていたそうです!

タブゾンビさんありがとうございました!

昔話に花が咲いた、本日のOA。長岡は「ちょっとした戦友のような感覚もある」と話し、「SOIL&”PIMP”SESSIONSが売れていったとき、本当に羨ましいなと思った」とも。
「これからも一緒に音を鳴らしたりすることもあるでしょうから、引き続きよろしくお願いします」と本日のOAを閉じました。

ちなみに今後のタブさんのライブのご予定は……。

12/19 BLUE NOTE TOKYO にて
12/31 ビルボードライブ横浜 にて
1/5 ビルボードライブ大阪 にて

活動の詳細はSNSをチェックしてみてくださいね!

それでは、来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

Evil Vibrations / The Mighty Ryeders
Blue in Green / Miles Davis
無情 / 椎名純平
Connected feat. Nagaoka Ryosuke / SOIL &“PIMP”SESSIONS

グーグルマップ

本日のライナーノーツ

11月も中盤戦。2022年もあっという間です。急に寒くなってしまいましたが、リスナーの皆さんは体調など崩されていませんか? なんとも言えない状況が続いていますが(いつまで続くんでしょうか…苦笑)、元気にやりましょうね。というわけで今回も都内某所「FOURGONNETTE」からのライナーノーツでございます。本日のゲストは、SOIL&”PIMP”SESSIONSのトランペット担当、タブゾンビさん。長岡亮介の旧友の登場です。

「ゾンビです」と自己紹介をして一気に場の空気をタブゾンビ色に染める、タブさん。早速、長岡と談笑を始めます。「自分のラジオにも来てくれたことがあるから」とタブさんのラジオにゲスト出演したことのある、長岡。そのときはお酒を飲みながらの放送だったこともあり、「酷かったよね(笑)」と長岡は当時のことを反省しています。

ざっくりと打ち合わせが終わると、収録はスタート。スタートからニヤニヤが止まらない長岡亮介。学生時代の頃から互いを知っている、いわば戦友であり親友のような二人のトークは貴重なお話が存分に散りばめられています。

椎名純平さんのお話や伝説のバンド(このバンドはマジでカッコいいです)であるpLAYAの話、そして、車の話、自転車の話などなど、スタートから止まることを知らない、二人のトーク。タブさんもラジオ慣れしているからか、かなりスムーズに収録は進んでいきます。

「若い頃からセンスの塊だった」と長岡を評するタブさん。それを聞いて照れ臭そうにしている長岡の表情を見ると、本当にお互いを信頼しているのが分かります。お互いの“音”について話のときには互いで褒め合い、なんだかいい空気。するとFOURGONNETTEの奥から1冊のお絵かき帳が!

ページを捲ると、センスのあるイラストがたくさん描いてありました。なんとこのイラストはタブさんが描いたイラスト。どんな文字もデスメタルロゴに描けると話すタブさんが描いたペトのデスメタル風ロゴを皮切りに、Miles Davisのイラストなどカッコいいイラストの数々が! 「よく残っていたね」と感心する長岡と「懐かしいな」と声を漏らすタブさん。実はこのMiles Davisのイラストはペトロールズのグッズにも使用したことがある貴重なイラスト。思い出話とともに貴重なイラストまで見ることができました。

やっぱり思い出話っていいですよね。なんだか長岡亮介のパーソナルな部分にグッと近付ける感覚もあるし、まだまだ知らない長岡亮介がいるのだなと思ってしまいます。FOURGONNETTEでもっと紐解いていきたいですよね(笑)。

終始、笑顔で、いや今日は笑顔5割増しくらいで、あっという間に収録は幕を閉じ、恒例のミニインタビューです。

――長岡さんの過去のことまでたくさんご存知のタブさんとの収録はいかがでしたか?

気楽ですよね(笑)。タブさんはね、眼光が鋭いだけあって、穏やかですけどいろんなところを見てるんですよね。それが音楽にも出てますよ。アンテナがものすごい広い方なので、SOIL &“PIMP”SESSIONSがただのジャズバンドじゃない所以なのかなと思う。話してみて改めて感じたところかな。

――タブさんは長岡さんのことを“センスの人”と例えましたけど、長岡さん的にタブさんはどんな人ですか?

そう言われるのはありがたいですよね! でもタブくんも同じですよね! 俺は自分がセンスがあると思わないし、自分で勝手にやってるだけだから。その部分のことを言ってるのかもしれないけどさ、タブくんは昔からオシャレだし、「これがいい!」って言ってるものが昔から素敵だった。だから僕はタブくんはすごくオシャレな人だと思う。

――個人的にはpLAYAの話が胸熱ポイントでした。

pLAYAはね加藤さんっていう人が中心人物で、その人がまたすごいセンスで! この人がいるんだったら俺が曲を書く必要がないなみたいな気持ちでいましたね、当時は。すごい洒落てた! 

――センスの人が集まったバンドだったんですね。

そうそう! 幅も広くてね。カッコいいミュージシャンがたくさんいたしね、メンバー。音源を録ってない、初期の方がすごいカッコよかったんだよ! すげえカッコいいと思いながらライブをやっていましたね。すごく幸せな思い出です。

貴重なお話が聞けた本日の収録。今回はこのあたりで筆を置きます。
それでは来週もお楽しみに!

文:笹谷淳介