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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

12月17日OA

38回目の放送となる今回は、俳優の岸井ゆきのさんをお迎えして、まったりトークを繰り広げました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
38回目の放送となる今回は、俳優の岸井ゆきのさんをお迎えして、まったりトークを繰り広げました。

2人の出会いは、8年前

今日のゲストは、俳優・岸井ゆきのさん。長岡と岸井さんの出会いは8年ほど前。
出会った時、岸井さんはフレンチでお皿洗いをしていたのだとか。

そこから月日が経ち、現在大活躍中の俳優さんではあるのですが、今でもずっとやっていることとして、年に1回お寿司屋さんでおせちを詰める仕事をしているそう!
岸井さんにとって、1年を締めくくる大事なお仕事のようです。

忙しい日々が続く一方で、岸井さんは時間さえあれば映画を見に行っちゃうのだとか。
ちなみにお車も持っていて、まだ初心者マークを付けているとのこと。

そんな岸井さんに長岡が、好きな道について聞くと、

「小さい道」と回答。カーブで「今曲がってますよ!」と理由付けできる道が好きなようです。

ドライブ中はMaroon 5などを聴き、お仕事に行く時はもう少しゆったりめの曲を聴く岸井さん。そんな彼女に1曲、選曲していただきました!

「Love Love Love / Avalanche City」

岸井さんの主演映画が公開!

岸井さん主演の映画「ケイコ 目を澄ませて」が12/16(金)に公開!

公開に先駆けて作品を観た長岡は、岸井さんの演技や映画の世界観に感動したようで、
「シンプル。生活がそのまま入っていて、説明がましくなく、とても好きでした」と感想。

今回の岸井さんが演じる役柄は、聴覚に障害がありながらもプロボクサーとしてリングに立ち続ける役柄。役作りのためのボクシングや手話の練習もたくさんされたそうです。

「楽しい撮影でした?」という長岡の質問には、
「たくさん笑って楽しいというよりは、喜び。16ミリフィルムで撮影された映画なので、撮影の時間も幸せだったし、ただケイコとして存在できる現場だったことがすごく嬉しかった」と力強く答えていただきました。

そして、本作で岸井さんの夢が1つ叶ったそうで、「ケイコ 目を澄ませて」はベルリン国際映画祭への出品が決定していますが、岸井さんは世界三大映画祭へ行くことが人生の夢だったそうです! おめでとうございます!

ここで1曲。岸井さんにペトロールズの楽曲を選んでいただきました!

「iwai / ペトロールズ」

2人の好きなこと

岸井さんの好きなこと、それは土いじり。
ご友人が農場をされていて、今年たくさん土に触れられたそうです。
豊かな時間が過ごせたことをとても楽しそうにお話してくださいました!

そして、我らが長岡亮介の好きなことといえば、もちろんシトロエン!
好きが高じて、この番組ができたことが嬉しかったようです。

トークの締めには2人で「来年は好きなものを好きと言っていきます!」と高らかに宣言されていました。

最後に、岸井さんよりリスナーへ……。

映画「ケイコ 目を澄ませて」は、ままならない世の中の中でどう生きていくか?という生き方の話でもあると思う。ボクシングに興味のない方も、きっと何かを見つけることができると思いますし、人と共存していることに対して何か感じられるんじゃないかな、とのこと。

映画「ケイコ 目を澄ませて」、ぜひ映画館に足を運んでみてくださいね。

来週はクリスマス・イブの放送です!

今夜はゲストに俳優の岸井ゆきのさんをお迎えしました。
長岡は「8年前に知り合った時から変わらない。地に足が着いてるんだな」と今夜を振り返りました。

岸井さん、ありがとうございました! また遊びに来てくださいね!

そして、来週の放送はクリスマス・イブ!
いつもとは少し違う感じでお届けしますので、お聴き逃しのないように!

それでは、来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

(Sittin’ On) The Dock of the Bay / Otis Redding
Love Love Love / Avalanche City
iwai / ペトロールズ
Mother Earth / Eric Burdon

本日のライナーノーツ

2022年の放送も残すところ、今日の収録を合わせてあと3回。いやあ、本当に今年1年は早かったですね。あっという間の2022年でした。FOURGONNETTEへ向かう道中で季節の移り変わりを例年以上に感じたような気がします。というわけで今回の収録はゲストに俳優の岸井ゆきのさんをお迎えします。扉を開けるとすでに岸井ゆきのさんと長岡亮介の姿が。ふたりが楽しそうに談笑している姿があります。

8年前に出会ったというふたりはどこか親子のような雰囲気をまとっていて、それがなんだか可愛らしい。打ち合わせ中も互いにニヤニヤしながらお話をしています。ゲストが来たときの恒例行事、扉を開けてからの登場に少し戸惑っている岸井さんに長岡は「コケたら面白くなるかも!」と冗談まじりのアドバイス。するとFOURGONNETTEは笑いで包まれ、雰囲気が一気に明るく。少し緊張気味だった岸井さんも笑顔で収録がスタートしました。

優しい眼差しで本当に愛娘と話しているような雰囲気の長岡。きちんと目を見ながら優しくさまざまな質問を岸井さんに投げかけていきます。ふたりの出会いの話はもちろん、最近の岸井さんについて、好きな音楽の話、そして車の話。まったりお互いのペースでトークは続きます。すると、ここで救急車ストップ! 長岡が丁寧に岸井さんにFOURGO
NNETTEでの収録について説明します。一通り説明が終わると、雑談。楽しそうにふたりで会話する姿にほっこり。

今夜の収録は救急車が多く通り、中断が多かった印象。長岡曰く、「エゴラッピンの森さんの次に中断が多いかも」とのこと。中断が多かったからか「聞こうと思っていたこと忘れちゃったよ」と嘆く長岡亮介。その姿を見て岸井さんも微笑んでいました。

話は岸井さんの主演作品「ケイコ 目を澄ませて」について。
公開に先駆けて映画を観たと話す長岡は岸井さんに感想を述べていきます。その感想の熱量に愛を感じるというか、細部までちゃんと観ていたんだなと。そんな愛のある感想に岸井さんも嬉しそう。岸井さんが映画について熱い思いを吐露するとその言葉に感心して後に仰反る長岡。この映画が岸井さんにとってどれだけ大事な作品だったかを感じる言葉はぜひOAをチェックしてみてください。筆者もすぐに観にいこうと思いました。

「役者さんは常に違う人になる。忙しいと大変だし、発狂しない? 俺は4行でテンパったよ」という長岡の話題から、「でも、0から生み出す亮介さんはすごいです。私にはできない」と岸井さん。「いやいや、岸井さんの方がすごいですよ」と褒め合いタイムなんかもあったりして、終始ふたりはニヤニヤ。リスナーが見ることはできない岸井さんの表情を伝える一幕もあり、今夜の収録も終始和やかな雰囲気で終えることができました。

というわけで今回も恒例のミニ・インタビューです。

――本日の収録はいかがでしたか?

岸井さんは、出会った頃から変わらないということもありますし、嘘がない感じというか、表現するのが難しいですね(笑)。でもとても素直な人だと思いますね。

――ずっとありのままというか?

そう! それがすごいなって思います。

――岸井さんはずっとフラットでいたいというお話をされてましたけど、すでにすごくフラットな感じがするんですよね、特に今日おふたりのお話を聞いていて。

そうだと思いますよ。だから視野が広いんだと思う。フラットだからこそ。でも今日は意外な面が見えてよかった。現場にいる自分の話というのはすごく面白かった。素直な部分を出してくれていましたね。

――途中、長岡さんの表情が父親みたいでなんか微笑ましかったです。

本当ですか(笑)。でも岸井さんの方がよっぽど大人だと思うよ(笑)。でもやっぱりすごいよな。レッドカーペットを歩いているような人なんだもんね。

――そうですよね。今日はすごく自然体な岸井さんだったので、より、そう思うかもしれないですね。

そうだよね。でも今日岸井さんとお話して、自分も素直でいたいなと思ったし、すごくいい機会でしたね。若い世代とお話すると勉強になることも多いですから。

それでは今回はこの辺りで。
来週の放送はクリスマス・イブ! どんな放送になるのかお楽しみに!

文:笹谷淳介