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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

4月1日OA

53回目の放送となる今回は、祝1st Anniversary! ゲストに星野源さんをお迎えしました。


都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
53回目の放送となる今回は、祝1st Anniversary! ゲストに星野源さんをお迎えしました。

「CITROËN FOURGONNETTE」1st Anniversary!

今夜の放送で番組は1周年を迎えました。
2年目のスタートですね。

そして、本日から名古屋ZIP-FMでもこの番組が始まりました!
名古屋のみなさん、よろしくお願いします!
ナビゲートはペトロールズの長岡亮介。と改めてご挨拶。

「CITROËN FOURGONNETTE」という番組は、ゆるりと自由に、気の向くままやっています。
いわゆるフツーのラジオスタジオで話しているのではなく、 東京某所にある「FOURGONNETTE」と名付けられた場所からお送りしています。
なので、周りのいろんな音が入り込んでいます。
都会の雑踏やクルマのクラクションなどなど、多くの音が入り込んでいます。

いつもはこの空間で、割とひっそりとお届けしていることが多いですが、今回は番組の1st Anniversary! 素敵なゲストをお迎えします。
その方とは、星野源さん! どんなトークが聞けるのでしょうか……。

とその前に、2年目の幕開け、この曲がOAされました。

「Evil / Earth,Wind&Fire」

星野源さんが登場!

ガチャっと扉が開いた音がすると、本日のゲストである星野源さんがFOURGONNETTEへ。「素敵な場所ですね」と星野さんが発すると、長岡も嬉しそうに反応します。

今日が1st Anniversaryということを伝え、「呼んでいただいて嬉しい」と話す星野さん。そんな星野さんの言葉に「僕も嬉しい」と笑顔で長岡も話しています。

リスナーの方ならご存知の通り、星野さんと長岡は旧知の仲。時には2人でアコースティックで時にはバンドとして数多くのステージを共にされています。

そして星野さんは、ラジオの先輩! J-WAVEでは、「RADIPEDIA」という番組を過去に担当されていたり、現在も深夜に放送されているあの番組を担当されていますよね!

そんな星野さんを前にして、「恥ずかしい、源ちゃんはラジオの先輩だから」と少し照れ臭そうにする長岡。おふたりで笑いながらお話される姿がとても印象的です。

星野さんから見た長岡亮介はというと……
「我が道をゆくイメージだけれども、人とのバランスをしっかり取る人。一緒に仕事してみてそれがわかって、すごく好き」とのこと。

「気持ちよくなっちゃいますね」と長岡も嬉しそうです。

ここで1曲、星野さんに選曲していただきました。
原点回帰の意味を込めて、幼少期に父親に聴かされたという曲。

「Mercy, Mercy, Mercy (Live) / Cannonball Adderley」

シンセサイザーに夢中の星野さん

星野源さんが好きなもの、それはシンセサイザー。
ヴィンテージのものなどを多く所有してるそう。

そして音楽のお話では、「ポップス」という見え方をされることが多いけれども、それはどちらかと言うと擬態で、騙させてもらって訳のわからないことをするみたいなのが楽しいとのこと。

音楽のお話の流れで1曲。
星野源さんの曲をお聴きいただきます!
長岡亮介「耳障りはサラッとしているかもしれないけれど、おかしなことになっています」
星野さん「本当にそうですね〜(笑)」

「不思議 / 星野源」

ふたりは出会って10年

2013年に星野源さんがリリースされた「GAG」で長岡が初参加したことで親交が始まったおふたり。
星野さんに長岡亮介について聞いていると、「源ちゃんがいいならいいけど、こうしてみない?」という風に言ってくれるのがいいのだとか。
そういう人がバンマス(バンドマスター)になるのがいいとのこと。

そして実はコロナ禍に発表された星野さんの楽曲「うちで踊ろう」のギターはここ「FOURGONNETTE」で録音したそうです!

いろいろと繋がりますね!

それではここでもう1曲。
ふたりの出会いの曲でもある、

「ギャグ / 星野源」

今夜もありがとうございました。今後ともよろしくお願いします!

2年目スタートの今夜は、星野源さんをお迎えしました。

そして、本日で番組1周年、そしてZIP-FMをお聞きのみなさん、はじめまして!ということで、みなさんにプレゼントを用意してみました!

番組名にもなっている「フルゴネット」のミニカーと、長岡亮介の「NAGAOKA」ステッカーをセットにして10名様にプレゼントします!
欲しいという方は、この番組のサイトから「プレゼント希望!」と書いて、以下からメッセージを送ってください↓
https://www.j-wave.co.jp/original/fourgonnette/message/index.html
(※ミニカーの色は選べません)

それでは、来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

Evil / Earth,Wind&Fire
Mercy, Mercy, Mercy (Live) / Cannonball Adderley
不思議 / 星野源
ギャグ / 星野源

本日のライナーノーツ

4月に突入しました。FOURGONNETTEは今日で1周年。とても感慨深いです。ど緊張をしながら1年前、都内某所「FOURGONNETTE」を訪れてからもう1年が経ったんですね。とはいえ、今も緊張しているんですが……(笑)。そして今日はエイプリルフール! リスナーの皆さんは嘘をつかれたのでしょうか。筆者は完全に存在を忘れておりました。
というわけで今回は1st Anniversaryということで素敵なゲストをお迎えします。その方とは、星野源さん! なんと豪華な1st Anniversaryでしょうか! 早速、場所をFOURGONNETTEに移しましょう。

いつもよりウキウキしたような、高鳴っているような雰囲気が流れている、此処FOURGONNETTE。「1周年か〜」と感慨深い様子の長岡亮介とスタッフがいつものように談笑しています。星野さんの到着をまだかまだかと待っていると、扉がガチャっと開きます。

「よろしくお願いします〜」と星野さんがFOURGONNETTEへ。一気に表情が和らぐ長岡亮介。「今日はありがとうね」と挨拶を済ませると、簡単な打ち合わせ。「雑談ベースで好きなお話をしていただければ」とスタッフ。「分かりました!」と星野さん。

1st Anniversaryの収録は和やかなムードでスタートしました。「入り口から入ってくるところから収録させていただきたくて」とスタッフが星野さんにお願いをすると、長岡は「源ちゃんは名俳優ですからね」とひと言。星野さんも少しニヤニヤしながら、スタンバイ。「どーも、ようこそ〜」、「素敵な場所ですね」、そんな会話から貴重な回のボルテージは上がっていきます。

FOURGONNETTEについて説明をしたり、どんな番組なのかを説明したり、トークはスムーズに進んでいきます。毎回ゲストが来る番組だと思っていた星野さんが、ひとり語り回もあることを知り、「ひとりで喋るの?!」と驚いているのが面白かったですね。

テンションが似ているのか、それとも根本の性格が似ているのか、お二人のトークはとてもまったりしていて、聞いているのがとても心地いい。中断中は「何の話をしようかな〜」と長岡が星野さんに問いかけたり、FOURGONNETTEにある機材に夢中になっている星野さんの姿があったり、桜の話で盛り上がったりと、収録に乗らないところでもお二人は仲良く談笑されていましたよ。

音楽の話はもちろん、最近星野さんが没頭しているものの話など、ここでしか聞くことができない貴重なお話の数々に耳を傾けていると、時間はあっという間に過ぎていき、収録は無事終了。記念撮影後は、再び機材が気になる様子で、「これはどこの?」と長岡に質問しながら談笑する星野さんでした。

記念すべき1st Anniversaryの収録を終えた長岡亮介に恒例のミニ・インタビューを敢行! 

――収録お疲れ様でした! 1st Anniversaryでした!

1周年記念でしたね。やっぱり積み重ねですね。ドッカーンとバズったりしてもいいですけど、そういうことを個人的には好まないというか、そういう風になるつもりもないから。ただ綺麗なことをずっとやっていって、続いていけばいいなと思う。今日のゲストの源ちゃんもそうですけど、やっぱり積み重ねなんですよね。爆発的な人気を獲得しているけれども、やっていることは細かいことの積み重ねでね。マイペースに続けていくことが大事なんじゃないかなという気持ちに改めてなりました。

――トークの中で星野さんが長岡さんのことを「バランスの人」と仰っていましたけど、長岡さんから見た星野さんはどんな人ですか?

そうだな〜。音楽で言うと、音楽の力を本当に信じている人かな。世の中には音楽が巻き起こす現象が好きな方もたくさんいるけれど、彼はそうじゃなくて。個人が持っている力が生み出す音楽の力を信じている人だなと思います。

――純粋に音楽が持っている力というか。

そう! 音楽がスーパーヒーローだと思っている感じというのかね。純粋に音楽の力を信じていると思う。

――今回は自分の番組に星野さんをお迎えするという、いつもとは逆パターンの出来事だったと思いますが、改めて、いかがでしたか?

ちょっと恥ずかしかったけどね。でも想像はついたというか、根本的にノリが近いというか、好き嫌いのラインが近いのかな? 方向が一緒なので話すことはいくらでもあるんだよね。でもね、やっぱり彼は音楽もそうだし、シンセサイザーもそうだし、向き合ってとことんやるというのがすごいですよね。そこが俺とは違うな〜。

――だからこそ一緒にいて面白い。

そうだね。勉強になることもたくさんあるしね。

1周年を迎えられたのは、積み重ねの結果。きっとこれからもまったりと番組は続いていくんでしょうね。もっともっと長く続いて欲しいな〜。

というわけで今回はゲストに星野源さんをお迎えしました。
そして今回の放送から、名古屋ZIP-FMでの放送もスタートしましたね。
名古屋の皆さん、番組はもちろん、ライナーノーツも覗いてみてくださいね。

それでは、今回はこの辺りで。
来週もお楽しみに!

文:笹谷淳介