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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

6月3日OA

62回目の放送となる今回は、東京、渋谷で「BOY」というお店を運営する、奥冨直人さんをお迎えしてトークを繰り広げました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
62回目の放送となる今回は、東京、渋谷で「BOY」というお店を運営する、奥冨直人さんをお迎えしてトークを繰り広げました。

6月に突入。皆さんどうお過ごしでしょうか。

6月も3日。ペトロールズはツアーが終わり、現在はフェスにお邪魔しています。
5月27日にお邪魔した、森、道、市場2023。かなり盛り上がりました。
声出しが解禁されたということで、”fuel”の「ヘイ!!」が最高でした。
千葉から来た、可愛い親子連れにお会いしました、ありがとうございました。

これからもフェスや個人で出演するものもありますので、お見逃しないように。

さて、今夜は素敵なゲストをお迎えします。
その方とは、東京、渋谷で「BOY」というお店を運営する、奥冨直人さんです。

ファッション、音楽と、独自の視点を持っていらっしゃいます。DJとしても活動している奥冨さんの選曲にも注目です。

奥冨さんとのトークがスタート!!!

奥冨さんは渋谷のお店「BOY」のオーナー。
古着をメインにしたセレクトで、国内外のブランドやアーティストとコラボレーションしたものを作ったり、レコード、CD、カセットという音楽も取り扱っているお店です。

奥冨さんはそんなお店のディレクション、販売をしつつ、外ではDJ活動もされています。

コンセプトは音楽×ファッション。
そこにまつわる自分の可能性を探りながらお客さんと対話しているとのこと。

奥冨さんを形成するものとは何なのか……。
それは、幼少期から好きなTVや音楽やメディア。
子供の頃はテレビっ子だったようで、そこから今につながっていったそうです。
そして、19歳で「BOY」の店長になったんだとか。

ここで奥冨さんの選曲。
初めておばあちゃんに買ってもらったCD。 この曲があって人生が流されたそう!
「終わりなき旅 / Mr.Children」

そしてこの流れから 長岡亮介が昔好きだった曲もお届け!
「愛のよろこび / KRYZLER & KOMPANY」
こちらは1990年の楽曲。

奥冨さんは1歳、長岡さんは12歳の頃の楽曲です。

マルチに活躍する奥冨さんが大事にしているもの。

奥冨さんは音楽も服も色んな年代のものをmixさせたいという思いがあるそうです。

今年は古着屋という余地はオルタナディスペースとして、色んな人が行き交ってる空間にしたい。DJとしても今年はかなり仕込んであるので、ご期待くださいとのことです!

今日もたくさんの貴重なお話を聞くことができました。
まだの方は、ぜひタイムフリーで! 何度も何度も聴いてくださいね。

長岡に、今日の感想を聞くと、

やはりエネルギーがすごくある方。印象に残ったのは、古いものと新しいものを掛け合わせていきたい、それが2023年に生きている感じがする、とおっしゃっていたこと。

きちんと自分の意識の下に色んなものを選ぶというのがいいですね、とのこと。

奥冨直人さん、今夜はありがとうございました!
また、遊びに来てくださいね!

それでは、来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

ほうろう / 小坂忠
終わりなき旅 / Mr.Children
愛のよろこび / KRYZLER & KOMPANY
Day After Day feat.Mei Takahashi / パソコン音楽クラブ
Undercurrent #1 / Khaki

本日のライナーノーツ

2023年も6月に突入。あと半年で1年が終わるなんて考えられないですね。いやあ、本当に早い。夏目前ということで、長岡亮介の足元もサンダルの季節に。うーん、これもまた早い。やっぱり、長岡亮介=サンダルの方程式はしっくりと来ますね。今年はどんなサンダルがお披露目されるのか、そしていつまでサンダルの時期が続くのか、経過を見守っていきましょう(笑)。

さて、今夜は素敵なゲストをお迎えする収録。東京、渋谷で「BOY」というお店を運営する、奥冨直人さんが登場します。FOURGONNETTEにて、奥冨さんの到着を待つ、長岡。扉がガチャっと開くと、奥冨さんが「こんばんは〜」と登場。

さっそく、打ち合わせがスタートします。「雑談をしていただく形です」とスタッフが概要説明をすると、少し緊張気味な奥冨さんに、「大丈夫でしょ? 慣れてるでしょ?」といたずらな笑みを浮かべて長岡が話しかけます。「いやいや〜(笑)」と笑う奥冨さん。なんだかニヤニヤしている2人。ゆるい雰囲気が流れるFOURGONNETTE。収録はまったりスタートしました。

普段は、BOYの運営のほかにDJとしてもかなりのステージをこなす奥冨さん。
「DJだからいっぱい選曲してほしい」と長岡。この流れから今夜はかなりレアな選曲でお届けすることになりました。

奥冨さんがまず、選曲したのは「終わりなき旅 / Mr.Children」。
「ついにミスチルが流れるときがきたね! なんかレアじゃない?」と長岡。
奥冨さんはミスチルが大好きらしく、ラジオ特番にも呼ばれたことがあるのだとか。
そんな中、思い出したように長岡が選曲したのは「愛のよろこび / KRYZLER & KOMPANY
」。幼少期にCDを買ったことがあるようで、雑談をしながら、2人で「愛のよろこび / KRYZLER & KOMPANY」を聴きます。

「攻めてますね」と曲を聴きながら話す奥冨さん。すると、「なんか恥ずかしくなってきた(笑)」と長岡。「変な汗が出てきちゃったよ(笑)」となぜか照れている長岡亮介。2人で笑いながら曲を聴き終えると、トークはさらにボルテージが上がり、貴重なお話を聞くことができました。

今回は、奥冨さんが3曲選曲してくださいました。
「Day After Day feat.Mei Takahashi / パソコン音楽クラブ」
「Undercurrent #1 / Khaki」

こちらも普段のFOURGONNETTEではなかなか聴くことがない、若手のアーティストのもの。奥冨さんの音楽的な造詣の深さが伺える選曲でした。奥冨さんありがとうございます!

それでは、ここでミニ・インタビューを敢行。今日の収録について長岡に聞きました。

ーー奥冨さんとのトークはいかがでしたか?

奥冨さんの”みんなに伝えたい”という強い気持ちがあるのが、なぜだろうな?と思っていて。それが彼の原動力だと思うんですけど、自分で楽しむだけでなく人に対して、「こんなのいいのでしょ?」と絶えず語りかけていく感じがとてもいいなって。

いまでこそそういうお店も増えてきたのかもだけど、洋服屋さんできちっとフィジカルで音源を置くってことは彼がお店をやり始めたときはなかったと思うから、そういう点ではファイターですよね。多分ずっと何かをしたり、何かを聴いたりして刺激を受けながら生きているんだろうなと思いましたね。

ーーとても稀有な存在ですよね。DJ界でもファッション界でも。

そうですね(笑)。確かにそうだよね〜。

ーーこういう場面で対面でお話されることはなかなかなかったと思いますけど、改めていかがでした?

なんかね、彼は緊張感がありますよね、いつも。アンテナを常にはっている感じがします。そして、好きなものがたくさんあるのが面白いよね。だからこそ、いいものをパッと見抜くことが出来るんだろうなって。雑多な感じに見えるけど、ちゃんと自分のものさしが明確にあるんだよね。まだDJをしている姿は観れてないから、今度観てみたいなと思います!

2人の仲の良さが際立つ、とても素敵な収録でした。

それでは、今回はこの辺りで。
来週もお楽しみに!

文:笹谷淳介