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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

12月2日OA

88回目の放送となる今回は、2回目のご登場、小袋成彬さんをお迎えしおふたりでトークします。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
88回目の放送となる今回は、2回目のご登場、小袋成彬さんをお迎えしおふたりでトークします。

日比谷野音ファイナル、目前の日

こんばんは、長岡亮介です。
土曜の夜ですね。

もう冬の夜ですよ。空気も乾燥して、声がガラガラです!
皆さん、僕のLIVEに来て声がガラガラでも、どうかご勘弁くださいという感じで、
気付けばもう、師走。明日ですよ、12月3日ペトロールズのツアー“ Cruisin’ ”、日比谷野音ファイナルでございます。

ペトロールズ10周年の10月10日にやったんですね、それから8年が経って、またあそこのステージに立てるんだなと思うと、なかなかグッと来ますけどもね。

きっと楽しい夜、夜じゃないか、夕方になるでしょう。
気持ちがいい日になればいいなと思います。頑張って演奏したいと思っております。

さて、今夜のFOURGONNETTEには素敵なゲストをお迎えします。
その方とは、小袋成彬さん!

日本に帰ってきているので、ロンドンから。
まず、アレじゃないですか、ペトロールズのレコードのプロデューサーでもありますから、そういういろいろな仕事で日本に来てらっしゃるのかなと。

ロンドンに遊びに行ったときも遊びに行ったりしたんですけども、最近のロンドンの感じとかもいろいろ伺っていけたらなと思います。

小袋さんが2度目の登場!

「帰って参りました!」と小袋さんが登場した、本日のFOURGONNETTE。
日本はあったかいですねと小袋さん。寒くなってるんですよ、これでもと長岡。
トークは、早速近況のお話へ。
11月15日に帰国したという小袋さん。

日本には、今回DJが3〜4本。
あとは、日本での会社の仕事をやったりとか。
それこそペトロールズの“乱反射”を宣伝しに!

DJは盛り上がりますね。
渋谷パルコの10階でやったんですよ。
そこでフリーイベントをやりました。

噂によると、ペトロールズをかけてくれたという…?
かけました! めちゃくちゃ盛り上がりましたよ!

“指”をかけたという小袋さん。
収録曲の中でいちばん好きな曲だと話します。

あの曲も変わったね!と長岡。
どう変わりました?と小袋さん。

「音が乾いて広い感じというか」と長岡。
小袋さんは「3人のLIVE感を出してくれ」と注文したと話します……。

12/8(金)に待望のペトロールズのレコード“乱反射”が発売になります!
“エイシア”はすでに配信されていますが、番組ではそんな“乱反射”について”小袋プロデューサー”と呼びながら制作について伺っています。詳しい内容は、ぜひタイムフリーで。
ここでしか聞けない、貴重なおふたりのトークをご確認くださいね。

ちなみに、長岡は、「素敵なプロデューサーでありがとうございます」と話す一幕も。
そして、“乱反射”というタイトルを付けたのも小袋P!
ペトロールズの“Talassa”の歌詞から取ったそうです。

〈微睡の中で繰り返す 乱反射 乱反射 乱反射〉

今夜の感想は……?!

今夜もたくさんのトークを繰り広げたおふたり。
長岡は、「彼の音楽に対する愛がペトロールズと合致して“乱反射”という作品になった。また『おかえり』と言ってお迎えした際には、音楽のことを教えてもらいたいなと思いました」とのこと。

小袋さん、3度目もお待ちしております!
また遊びに来てくださいね!

そして、ペトロールズの秋のツアーCruisin’の追加公演ファイナルが明日、12/3、日比谷野外大音楽堂で開催。夕方6時スタート。こちらの感想もお待ちしております。

それでは、来週の放送もお聴き逃しのないように。
また来週、土曜の夜にお会いしましょう。

オンエア楽曲

Epilog / Jack DeJohnette
Lets Make Love 2night / Jack Herrera
指 (『乱反射』ver.) / ペトロールズ
Acid / Ray Barretto

本日のライナーノーツ

師走に突入しました、2023年も残すところ1ヶ月ですね。12月3日はペトロールズ、野音ファイナルでした。皆さん、どういった感情でご覧になったのでしょうか。10周年の10月10日にあの会場にいた方、ペトのライブが初めての方、10周年以降にペトロールズのファンになった方、ツアーを全通しているファンの方もいらっしゃるかもしれません。ライブはやはり生が良くて、その空気ごとパッケージングできる術がないものなのかといつも考えてしまう筆者ですが、今回の野音もきっと素敵な1日になったことでしょう。こちらの感想はぜひ、FOURGONNETTEのHPまでお送りくださいね。お待ちしております。

さて、今夜の収録ですが、ペトロールズにゆかりのある方が登場します。
その方とは、小袋成彬さん! 2度目の登場です。FOURGONNETTEへ2回お迎えするゲストの方は、ジャルジャル後藤さんも2度出演していただきましたが、外ラジオだったので、小袋さんが初ということになります。ロンドンから帰国して遊びに来てくれる模様。

準備をしながら到着を待っていると、小袋さんが登場。ふたりは早速、“乱反射”の話をし始めます。1回目よりもグッと距離が縮まったように思えるふたりの関係性。それもそのはず、夏にロンドンに行った際にも遊んだとのことで、音楽家の先輩・後輩の音楽談義に花が咲きます。スタッフとの簡単な打ち合わせを終えると、収録はスタート。

「入口から入ってくる、一芝居、そういえばありましたね(笑)」と小袋さん。収録はアットホームな雰囲気でスタートしました。

「おかえり」と小袋さんを迎えた長岡。「知ってるけど、なんで帰ってきたの?」とイタズラな笑みを浮かべながら問います。小袋さんの近況を聞きながら、「うんうん」とどこか嬉しそうな長岡。この日、トークが弾んだのはやはり“乱反射”についてでした。

D’Angeloなどを手掛けるグラミー賞エンジニアのRussell Elevadoへラブレターを書いて、口説き落としたという小袋さん。そんなお話に長岡も嬉しそう。「自信になった」と改めてペトロールズの可能性を感じたと話します。アナログ機材しか使わない方というマニアックなお話にニヤニヤしてしまっている、長岡。ああ、やはり音楽が心底好きな方だなとこちらも改めて思います。

そして小袋さんの言葉からもペトや長岡に対するリスペクトが伺えます。
音楽というフィルターを通しながら、意思疎通するふたり。そんな関係がちょっぴり羨ましくも思えてきます。最近の気分はR&Bという小袋さんの選曲。そんな楽曲をふたりで聴きながら、鼻歌混じりに雑談する光景。うーん、素敵な空間です。この空間もパッケージングしてほしい、そんな感じです。

途中、長岡が「トイレに行ってきてもいい?」と中断した収録。
戻ってくると、「ああ、もうクビかな〜(笑)」と冗談をひとつ。

そんな感じで今夜の収録も無事、終えることができました。
記念撮影のとき、「こういう生地の服が好きなの? シワシワしてる」と質問する長岡。
「え、ああ、そうかも!」と小袋さん。とても仲のいいふたりのプライベートな瞬間でした。

というわけで今回もミニインタビューでライナーノーツを閉じようと思います。

――お疲れ様でした。小袋さんとの2度目の収録はいかがでしたか?

小袋さんが主となって“乱反射”というものができたんですけど、そのやり取りをする上で色々とお話もしていましたから、前に会った時よりも親密な感じというか、距離が近くなった感じがしましたね。

――それはすごく感じました。年下の方がプロデューサーとして入っているという経験も初めてだったんじゃないですか?

そうですね、ないでしょうね。でも彼とこちらが何かやり取りをするということがそんなになかったから、歳の違いということは意識しなかったかな。ただ、彼は色々考えていますよね。いろんなことを考えているからいろんなお仕事ができるんだよね。プロデュースもTOKAという会社もやっているしね。

――収録曲は、ならではの選曲というか。

そうだよね(笑)。選曲に関してもこっちは何も言ってないからね。向こうのチームに任せて、ロンドンでみんながいいと思うものを作ってもらえればいいという感じで。その方が絶対面白いしね! 海外の方がどんなリアクションをしてくれるのか、楽しみだな〜!

――ロンドンで対バンするというお話も出てきました。

ね! いいですよね! まあ、ロンドンまで行ったら日本人と対バンしなくてもいいんだけどね、なんちゃって(笑)。小袋さんとのストーリーがあるからね、とてもいいお話ですよね。現地のお友達が欲しいですね、今回のキッカケで出来たらいいなと思います。

来週のライナーノーツもお楽しみに!

文:笹谷淳介