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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

4月13日OA

107回目の放送となる今回は、ゲストに音楽家の石橋英子さんをお迎えし、トークに花を咲かせました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
107回目の放送となる今回は、ゲストに音楽家の石橋英子さんをお迎えし、トークに花を咲かせました。

今夜のゲストは、音楽家・石橋英子さん

4月も13日になってしまいましたが、今夜もここFOURGONNETTEから小1時間ほどお送りしていきます。
今日は先週からお伝えしている通り、素敵なゲストをお迎えします。
その方とは、音楽家・石橋英子さん!

映画音楽や劇伴、ご自身の音楽はもちろんですし、いろんなミュージシャンとのセッションもやられています。
そして、楽器もいろんなものを演奏されてて、マルチな才能をお持ちだなという感じですけども。

石橋さんとはすごく昔に下北沢の狭いところで、ライブを観たりしたこともありますが、それよりも星野の源さんのツアーのバンドとして僕は周っていましたけども。

そんな感じで縁はありますので、ゆるいトークになると思うんですけども。
石橋英子さんこのあと、早速登場です!

石橋英子さんがFOURGONNETTEへ

「こんばんは〜。亮ちゃん元気?」と登場した石橋さん。
「元気よ」と返す長岡亮介。

「これ、信玄餅! お土産!」と石橋さん。
「ありがとうございます」と笑みが溢れる長岡。

冒頭から仲の良さが垣間見られます。

先日、長岡は石橋さんのライブにお邪魔したようで。
その話でトークはスタート。

「石橋さんは、何をやっている人と言えばいいんですか?」と長岡。
「私は、何をやっているんでしょうね。音楽を主に日々作りながら生活をしているものなんですけども(笑)」と石橋さん。

FOURGONNETTEに流れるゆるい時間。笑い声が多めです。

ちょうど10年前に星野源さんのツアーバンドとして出会ったおふたり。
そこからキャリアのお話。石橋さんの音楽変遷に驚かされます。
貴重な石橋さんの音楽のお話、興味深いですね。

たくさんの楽器を奏でる石橋さん。
「なぜ?できるのか」という長岡の問いから、楽器についてのお話へ。
長岡は「どの楽器も石橋さんの音になってる」と称賛。
石橋さんは「そうだといいんですけど…」と一言。

そして、石橋さんは4月26日(金)公開の映画『悪は存在しない』の音楽を担当。
濱口竜介監督の最新作である本作品についてたっぷりとお話を伺いました。
詳しい内容はぜひ、タイムフリーで。

また、自然たっぷりな小淵沢での暮らしについて。食べ物も美味しく、夜中でも大きな音が出せることがお気に入りなんだとか。そのほかにも週3回ほど温泉に入るというお話、石橋さんが洗濯マニアといったお話など、たっぷりおふたりでトークしていました。

今夜は音楽家・石橋英子さんをお迎えしました。

長岡の今夜の感想は、「石橋さんは、ナチュラルな方。でもそこはかと無いアンタッチャブルな感じが音楽を生み出すところだと感じる」とのこと。

石橋さんありがとうございました。またFOURGONNETTEへ遊びに来てくださいね!

そして、現在ペトロールズは春のツアー中。
残すところ、3公演となりました。

4月20日(土)宮城 仙台GIGS
4月29日(祝月)北海道 Zepp Sapporo

[追加公演]
5月6日(祝月) 東京 Zepp DiverCity

引き続き、番組では皆さんからのメッセージをお待ちしております。
今日は読めませんでしたので、また来週以降に!

そしてそして、FOURGONNETTEオリジナルキーホルダーもプレゼント中。

*デザインは、番組のネオン管の27分の1モデル
*カラーは全4種!
*蓄光タイプ

光ると……、

ピンク → オレンジ
薄いイエロー → ブルー
オレンジ → イエロー
薄い黄緑 → グリーン

ご希望の方は、希望する色、どこに付けて使う?なども添えていただけると嬉しいです。

それでは、来週の放送もお楽しみ!

オンエア楽曲

She Blinded Me With Science / Thomas Dolby
Evil Does Not Exist / 石橋英子
Drane2 / Autechre
Ask me how I sleep at night / 石橋英子

本日のライナーノーツ

4月も13日。都内の桜は散ってしまったでしょうか。気温も上昇傾向、油断しているとすぐに夏が到来しそうですね……。というわけで今回は先週からお伝えしている通り、素敵なゲストをお迎えする収録。音楽家・石橋英子さんをお迎えします! 3年目に突入して初めてのゲスト回! 一体、どんなトークになるのでしょうか!

FOURGONNETTEへ場所を移す前に、簡単に石橋さんの紹介を。

石橋英子さんは、電子音楽の制作、舞台や映画や展覧会などの音楽制作、シンガー・ソングライターとしての活動、即興演奏、他のミュージシャンのプロデュースや、演奏者として数多くの作品やライブにも参加。ピアノ、シンセ、フルート、マリンバ、ドラムなどの楽器を演奏するマルチプレイヤー。

2021年8月には映画「ドライブ・マイ・カー」の音楽を担当しサウンドトラックをリリース。星野源さんのツアーバンドメンバーとしても活躍されています。

それでは、FOURGONNETTEへ場所を移しましょう。
いつもの大きな机を挟み、座るおふたり。収録前は、「亮ちゃん」と楽しそうにお話される石橋さんの笑顔が印象的です。

信玄餅をお土産に持って来てくれた石橋さん。
「おお、ありがとうございます!」と嬉しそうな長岡。
スタッフとの打ち合わせが終わると、収録のスタンバイは完了。
いつものように扉から入ってくる小芝居から収録はスタートします。

「信玄餅も一緒に入ってきてもらって(笑)。こういうの初めてじゃない?」とディレクションする長岡。「いいですね」とスタッフ。

石橋:「こんばんは〜。亮ちゃん元気?」
長岡:「元気よ!」

まったりした雰囲気で収録開始。
トークは音楽の話を軸に、多方面へと広がっていきます。

石橋さんの音楽を聴く際には、ふたりでヘッドフォンをして。
「これってクリックを使って演奏しているの?」と気になることを聞きながら音楽を楽しむ長岡。
聴き終えると、「素晴らしいな〜、素敵だな〜」と声を漏らします。

石橋さんも長岡に聞きたいことがたくさんあったのか、質問攻めする一幕もあり、いつものFOURGONNETTEではあまり見ない光景が新鮮でした。

収録も終盤、「たくさん勝手に話してしまってごめんなさい」と石橋さん。
そんな石橋さんに長岡は、「いいんです! 最高です!」とひと言。

収録後は、恒例の写真撮影。
いつもご機嫌斜めなことが多いFOURGONNETTEのカメラですが、この日は絶好調!
長岡は「石橋さんだから、調子がいいんじゃない(笑)」と。
その言葉を聞いた石橋さんは、「えー(笑)」と笑みをこぼしていました。
撮影後もふたりのトークは楽しそうでした。

ここで、ミニ・インタビューです。

――石橋さんとの収録はいかがでしたか?

出会ってから長いですから、いろいろお話もしていて。石橋さんは、誤解を恐れずに言いますけど、コアな方だと思うんです。自分は自分でカントリーをやったりしているし、ペトロールズというバンドもおかげさまでライブをやってお客さんが来てくれているけど、マニアックなところがあると思っていて。そういうシンパシーみたいなものがあるんですよ。源ちゃんのバックで演奏しているときもそういうことを感じてたんです。

でもね、そういう話はしないですから。ライブのあとに飲んでワーっとやってることが多いから(笑)。だから今日のお話はすごく楽しかったですよ。

――なるほど。

あとはね、彼女にはポップセンスみたいなものもあるんだけど、そうじゃないものもあって。その2面性みたいなものがすごく興味深いなと思いました。

――どちらかというと、石橋さんはニッチな音楽性というか。

そうだよね。ニッチという言葉が合うかもしれない。

――印象に残っているお話はありましたか?

洗濯が好きということ(笑)。なんか理由があると思いますよ、それには。スパッとされている方なんじゃないですかね。そんな気がするな〜。あとは、オウテカしか車では聴かないというお話も面白かったですね。でも表現しているものはものすごく繊細だからね。いろんな面があるからこそ、ああいう音楽が出来るんでしょうね!

――今日は、石橋さんからたくさん質問されている長岡さんが少し新鮮でした。

あはは(笑)。よかったよね? 言葉のキャッチボールしている感じがね。石橋さんはきっといろいろ出来ちゃうんですよ。しなやかな部分がありますよね。

石橋さんにはシンパシーを感じると話してくれた長岡。
今夜も貴重なお話がたくさん聞けた収録となりました。

それでは、今回はこの辺りで。
来週のライナーノーツもお楽しみに!

文:笹谷淳介