都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
183回目の放送となる今回は、素敵なゲストをお迎え。冨田恵一さんとトークに花を咲かせます。
9月は大移動の1ヶ月でした
9月も最後の週末となりますけども、皆さんどうでしょうか?
今月は長岡亮介にとって大移動の1ヶ月でしたね。
星野源ちゃんのアジアツアーがありました。
台北、上海、ソウルを回ってきましたけども…!
皆さんのエネルギーがすごかったですね!
日本にいたってしょっちゅう観られるものではないですけども、外国に行けばさらにレアですから、エネルギーがすごかったです。
源ちゃん、いろんなところに連れて行ってくれてどうもありがとう!!
さて、今夜もここFOURGONNETTEから小1時間お送りしていきます!
今日は先週からお伝えしています通り、素敵なゲストをお迎えします。
その方とは、冨田恵一さん! 色々な方のプロデュースや楽曲の作曲・編曲!
そして、自身のプロジェクト・冨田ラボとしても活動する冨田さん。
まさに音楽家という肩書きがぴったりなお方ですけども、冨田さんを見るといつも学者みたいだなと思うんだよな〜。ずっとこもって何かを作っているんだろうなという感じがしますけども。
背中がデスクに向いている感じというか、なんて言うんだろうな〜。
説明が難しいですけどもそんな感じです(笑)。
そんな、冨田恵一さんにこのあと早速登場していただきます!
冨田恵一さんがFOURGONNETTEへ
「ご無沙汰しております」と冨田さん。
そんな冨田さんを「ようこそ!」とお迎えした長岡亮介。
2年ぶりの再会となる、お二人。
2年前は、ライブでご共演。
「ステージ上でお酒を貰っちゃってね!」と冨田さん。
2023年7月に冨田ラボ 20th Anniversary Presents “HOPE for US”、その前にはBLITZ赤坂にて、冨田ラボ 15th Anniversary LIVE <M-P-C “Mentality, Physicality, Computer”>でご共演したお二人。
BLITZ赤坂でのライブで緊張した長岡は、20th Anniversaryでは、テキーラを購入。
その真意は、「20周年を祝いたいし、バンドの皆さんと一つアクションしてから歌いたいなと」。
そんな長岡のアクションが、
冒頭の冨田さんの「ステージ上でお酒を貰っちゃってね!」という言葉に繋がります。
そんな背景を聞いて、「なるほど! ほぐすためだったんですね!」と冨田さん。
当時のことを回顧しながら、トークにエンジンが掛かっていきます。
そんなお二人の出会いを遡ると…。
2018年に冨田ラボ「パスワード feat. 長岡亮介」、
2021年に「MAP for LOVE」に参加。
出会いの曲となった、「パスワード feat. 長岡亮介」。
「長岡さんの歌を聴いて、ぜひ歌ってほしいなと思った」と冨田さん。
そんな言葉に照れ臭そうに「嬉しいです」と一言。
今夜は、楽曲制作の裏話などここでしか聞くことが出来ないお話をお二人で楽しみました! まだお聴きでない方は、ぜひタイムフリーで!
冨田さんとクルマ
トークは、冨田さんのクルマライフについても。
以前はフランス車にお乗りになっていたと言う冨田さん。
免許を取った理由は、機材を運ぶため。ワゴンが好きなんだとか。
クルマはプライベート空間で、落ち着く。家のような感覚。
コロナ前までは毎年ご家族で旅行に出掛けていたそうです。
中でも、走って気持ちよかった場所は、土肥温泉へ行くときに走る西伊豆スカイライン!標高の高いところで景色がすごく綺麗とのこと!
気になった方は、秋のドライブにお出掛けしてみてはいかがでしょうか!
夜もいい時間になってきました。
今夜は、冨田恵一さんをお迎えしました。
貴重なお話の数々、ありがとうございました!
長岡亮介の感想はというと…。
「学者って感じがしますね。磨き上げられたアレンジというのは一朝一夕にはできないですから…そういうストイックさがあるのかな」と。
そんな冨田さんは、9/24に「冨田ラボ」名義で新曲をリリース!
新曲「World Tree」 作曲・編曲:冨田恵一さん 作詞:折坂悠太さん
新メンバーであるマルチな演奏技法を持つシンガーソングライターの北村蕗さん、ガールズユニット・Natsudaidaiのヨウさん、R&BシンガーのArcheさん、オルタナティブクルー・S.A.R.のsantaさんという気鋭なシンガーを4名加えた「冨田ラボ」。
今作は、北村蕗さんにフィーチャーした楽曲になっています。ぜひこちらも要チェック!
番組では引き続きみなさんからのお便り、お待ちしています。
番組を聴いて思ったこと、長岡亮介への質問、
オススメのドライブコースや、シトロエンのある風景など
メッセージはこの番組のサイトからお送りください。
そして、新しく作った番組の冊子「フルゴネット・パピエAutumn 2025」
こちらを希望の方はぜひ「秋パピエ希望」と添えてお送りください。
現在、全国のシトロエンのお店でも配布しています!
直接足を運んでいただいてもうれしいです。
それでは、また来週土曜の夜に!
都内某所にあるFOURGONNETTEでお会いしましょう。
オンエア楽曲
Kpok/Krok / СОЮЗ
パスワード feat.長岡亮介 / 冨田ラボ
Push and Pull / Mini Trees
World Tree / 冨田ラボ
本日のライナーノーツ
9月も最後の週末となりました。今月は久々の社会見学などFOURGONNETTE的にも賑やかな月、そして長岡さんは星野源さんのアジアツアーで忙しない月だったようです。そんな9月の終わりは、素敵なゲストをお迎えします。その方とは、冨田恵一さん。冨田ラボでの活動の他に、色々な方のプロデュースや楽曲の作曲・編曲を手掛ける冨田さん。長岡さん曰く「学者」のような人とのことですが、今宵はどんなトークが聞けるのでしょうか。
FOURGONNETTEの扉が開きます。「こんばんは」と冨田さんがFOURGONNETTEへ。
「お久しぶりですね。少し痩せました?」と長岡さん。
「そうかも」と冨田さん。
久しぶりの再会のお二人は、近況報告を互いに話し、クルマのお話も挟みつつ、打ち合わせ&談笑。
ふと我に返った長岡さんが「あまりここで話すと本番中に話すことなくなりますからね〜」とひと言。番組のレギュレーションを伝え、恒例の小芝居をお願いすると、「分かりました」とニヤリと笑う冨田さん。「すみません〜!」と申し訳なさそうな長岡さん。
秋の夜、FOURGONNETTEの収録はそんな感じでスタートしました。
落ち着く冨田さんの声と長岡さんの声。
お二人のトークは、ご一緒したライブの思い出からでした。
冨田ラボ 20th Anniversary Presents “HOPE for US”、冨田ラボ 15th Anniversary LIVE <M-P-C “Mentality, Physicality, Computer”>と2度アニバーサリーライブに出演した長岡さん。当時を回顧しながら、お二人は楽しそうに会話をします。
「ステージ上でお酒を貰っちゃってね!」と嬉しそうに話す冨田さんがとてもチャーミングです。どこか空気感が似ているお二人のトークはどんどんエンジンがかかってきて…。
楽曲制作の裏話や音楽のお話、そしてクルマの話など、バラエティに富んだものとなりました。
冨田ラボに新メンバーが加わったお話で「僕は、ラボのメンバーじゃなかったんですね(笑)」と悪戯に笑う長岡さん。そんな長岡さんを見ながら優しく微笑む冨田さん。今宵も温かい時間がFOURGONNETTEには流れていましたよ。
収録を終えても、アコギの話で延長線。記念撮影のときもお二人はずっとアコギの話に夢中でした。「また、アコギの話をしましょう!」と再会の約束もして、今夜はお開き。
まったりしている長岡さんへ、ミニ・インタビューです。
――収録お疲れ様でした! いかがでしたか?
なんだか距離が近くなっているような気がして、嬉しかったです! 言葉が難しいですけど、冨田さんって頑固で繊細という印象があったんだけど、冨田さんがニコってしてくれると安心するんですよね(笑)。
――こうやってお二人で長くお話するのは初ですか?
制作やライブをするときに会うことが多いから、こうやって話すことはなかったですね。改めてお話してみて思ったのは、音楽に対する興味の持ち方がすごく学者っぽいんだろうなと思います。メカニズムとしてどうなっているのか、そういう部分に興味がある方なんだろうなと思う。その一方で、冨田ラボの新曲「World Tree」は、エモいというか、感情的な感じする。だから冨田さんはアカデミックであり情感も豊かな方、どちらも理解しているんだろうなと思いましたね。
――印象的なお話はありましたか?
何をやっていても最高にするというところかな。例えば、劇伴を作っているときでも冨田ラボとして活動しているときでも、どちらでもいいと思うものを作ることは共通している。そういうお話をされているのは印象的でした。いろんな仕事があるから自分のバランスが取れているというお話も印象的だったな。
――長岡さんも色々なお仕事があるからバランスが取れていたりしますか?
どうだろう〜、僕はオフが欲しくなっちゃうかも(笑)。冨田さんはワーカホリックっておっしゃっていましたよね。
冨田さんって実験とかも好きなんだと思う。ここをこうしたらどうなるのかみたいな。聴かせていただいた、冨田ラボの新曲も自分がやらせていただいた曲も、試した上でこの音、この音楽になっていると思うんです。もちろんポンっとファーストでそうなったものもあると思うけど、それよりは考え抜いて音楽を作る人なんだなと、改めて思いましたね。
それでは、今回はこの辺りで。
来週のライナーノーツもお楽しみに!
文:笹谷淳介