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長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

フルゴネットとは

フランス語でライトバンという意味。たっぷりいろいろ積み込むことができる、荷室を持ったクルマのこと。シトロエンでは2CV をベースに、2CV FOURGONNETTEが有名で、多くの人々の生活に彩を加えました。

NAGAOKA RYOSUKE

4月15日OA

55回目の放送となる今回は、FOURGONNETTE社会科見学・名古屋編! 長岡亮介行きつけの栄の自転車店・EG squareにお邪魔しました。

都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
55回目の放送となる今回は、FOURGONNETTE社会科見学・名古屋編! 長岡亮介行きつけの栄の自転車店・EG squareにお邪魔しました。

今週も土曜の夜がやってきました。

4月もちょうど真ん中ですが、ペトロールズは絶賛、春のツアー中。
4月9日(日)は名古屋での公演でした。

「名古屋は皆さんのエネルギーが強い感じがしました。お客さんとの距離が近い気がした。そういう位置関係だったのかもしれないけれど、よかったです。楽しい夜でした」と。

残りのツアー日程は以下の通りです。

“ Petrolz is in the air - spring again – ”
4月23日(日) 宮城 仙台PIT
[追加公演]
4月30日(日) 大阪 なんばHatch
5月14日(日) 東京 Zepp Shinjuku(TOKYO)<SOLD OUT>

そして、今回は久々の名古屋ということでずっと紹介したいと思っていたあるお店に行ってきました。そのお店とは、名古屋の栄にある自転車店・EG square!

自転車店とは言っても、このお店はイギリスのアレックス・モールトン博士が立ち上げた小径車自転車ブランド”モールトン”を扱う専門店。長岡が初めてモールトンを購入したのもこのEG square。

見るからに不思議で面白い形をした自転車ですが、そんな自転車同様に代表の方がとても個性的!

今夜は久しぶりの外ラジオ!
FOURGONNETTE社会科見学・名古屋編の様子をお届けします!

FOURGONNETTEが名古屋に上陸、栄・EG squareへ

「モールトンに関するものならなんでも!」と話す江口さん。
細長い店内には完成車はもちろん、バスケットやサドル、アパレルグッズなどなど所狭しと並んでいます。そして奥にはメカニックルーム。秘密基地感がすごいです。

下ろしたての椅子に座り、トークがスタート。個性的な江口さんの人となりは……?
「変わっているよね、偏屈だし。こだわったものが好きな性分」とのこと。
モールトンを扱い始めて30余年。トークから創業者であるモールトン博士への尊敬の念が
伝わってきます。

そんな江口さんがなぜモールトンに惹かれていったのか、それはサスペンションに衝撃を受けたからなのだとか。小径車なのに劇的な走りをするというモールトン。モワッとした走りはシトロエンにも繋がる。

実はモールトン博士もシトロエン・GSAや2CVチャールストンに乗っていたのだとか。江口さん曰く、「モールトンはシトロエン好きが乗る乗り物」とのこと。共通点が見つかりました。

※参考画像

シトロエン・GSA
2CVチャールストン


ちなみにモールトン博士について少しだけ解説すると……。

自転車の他にBMCの歴史的名車ミニのサスペンション開発を行ったり、スチームエンジンの船を作ったりと凄腕の技術者だった御方。江口さんは「可愛い変わったおじいちゃん」だったと会ったときのことを回顧します。また、”お城”というキーワードも出てきましたが、これは、イギリス南西部ブラッドフォード・オン・エイボンにある博士の自邸。その敷地内にはファクトリーやコレクターズルームなどがあるのだとか。ちなみに長岡と江口さんはこのお城に行ったことがあるようです!

ラジオ初!? 自転車に乗りながらの収録!

トークが盛り上がってくると、実際にモールトンに乗ってみようということに!
外に出て、江口さんの愛車・AM-2にRide on! おそらくラジオ初、自転車に乗りながらの収録がスタートしました。自転車に乗りながら説明をする長岡亮介。

「2段変速で柔らかい乗り心地。ぬるぬるした走りでなめらか。これはタイヤの空気圧などちゃんと手入れしているからこそなんですよね。どこまでも走りたくなっちゃう」と。

街乗りにぴったりな自転車とのこと。いやあ、話を聞いているだけで乗ってみたくなりますよね。

江口さんのオススメのサイクリングロードは?!

江口さんに聞く、自転車の良さとは……。
「雨の日が悲しくなる」。楽しいことを見つけることの伏線にはなる。
雨の日には自転車を磨いてメンテナンスをする。そういう気分にさせてくれるもの。

長岡も「感じることが増えますよね」と。

そして、オススメのサイクリングスポットは?
名古屋の市内は、走りやすい道が増えてきていると。
このあたりだと19号線の一車線はサイクリングロードになっている。どこまでそのロードが続いているのかを探すサイクリングも楽しいのでは?と。あとは港の方、レゴランド方面に行くと走りやすい、川沿いもオススメですよと。

今夜はEG squareにお邪魔しました!

「ありがとうな!」と指笛とともにお別れしてくれた江口さん。
今夜は名古屋は栄、EG squareにお邪魔しました!

長岡に感想を聞くと、
「とてもフランクな方で、1台1台可愛く仕上げたり、引き算、外しなどできるところが好き。価値観の幅が広い方」と。

そして、「CITROËN FOURGONNETTE」、 2年目に入りましたが、また色々外で録りたいですねともひと言。

ちなみに「EG square」のブログに収録の様子が乗っていますのでぜひ↓
http://blog.eg-square.com/

*プレゼント募集中
番組名にもなっている「フルゴネット」のミニカーと、
長岡亮介の「NAGAOKA」ステッカーをセットにして、10名様にプレゼント!
4月いっぱい募集しています。
欲しいという方は「プレゼント希望」と書いて、番組サイトからメッセージを送ってくださいね。

※参考画像

それでは、来週の放送もお楽しみに!

オンエア楽曲

Bicycle Race / QUEEN
Doctor Robert / The Beatles
The Seeds of Love / Tears For Fears
Afterglow / Genesis

グーグルマップ

本日のライナーノーツ

4月も中盤に差し掛かり、桜の季節から新緑の季節に移り変わろうとしている今日このごろ。我ら、FOURGONNETTEチームはある場所へ向かうため新幹線に乗っているところです。品川から新横浜を越え、車窓から神奈川〜静岡へと景色が変わるのを見つめていると、次の停車駅に到着します。お察しがよろしい方は気づいたかもしれないですね、そうです、今回は”名古屋”での外ラジオ! 4月1日から名古屋ZIP-FMでの放送もスタートしたこのタイミング、そしてペトロールズの名古屋公演もあるということで、FOURGONNETTEチームで名古屋に来てしまいました!

名古屋に着いて、スタッフチームがすぐに向かったのは味仙。腹が減っては戦はできぬということで、台湾ラーメンをいただきました。辛いけれど、クセになるお味! 筆者は初めて食べましたが、とても美味でした! やっぱり名古屋メシは美味しいものが多くて素敵ですよね! 台湾ラーメンの辛さにスタッフチーム全員がむせていたのはここだけの秘密です……(笑)。

腹ごしらえが終わると、長岡亮介をお出迎えする時間に! 
改札前で待っているとチェックのパンツを穿いた個性的な長岡亮介の姿が!
「今日はよろしくね〜」と挨拶を交わし、スタッフチームで味仙の台湾ラーメンを食べたことを伝えると、「いいな〜。俺も食べたくなってきた!」とひと言。

今日の簡単な流れを確認し、まずは名古屋を少し散策。
名古屋城に向かうためクルマに乗り込み、市内をドライブしました。
いつもとは異なる街の風景に目を奪われていると、見えてきた名古屋城。金のシャチホコがきらりと輝いています。ぜひ記念撮影をしたいということでフォトスポットを探すFOURGONNETTEチーム。するといい場所を見つけました、その場所とは、名城公園
藤の回廊がとても綺麗で長岡も思わず「綺麗だな〜」と言葉を漏らしていました。

記念撮影を終えると、本日のメインイベントである栄の自転車店・EGスクエアへ。
EGスクエアとは、長岡が古くから知る、自転車店。イギリスの自転車メーカーであるアレックス・モールトンに特化した専門店で、マニア必見のお店とも言えるお店です! 
長岡もモールトンに乗っているんですよね。

代表の江口修さんが出迎えてくださいました。これまで個性的な方たちが出演したFOURGONNETTEですが、中でも今回の江口さんの個性はピカイチ。気さくな人柄とトーク力に圧倒されてしまいそうな予感。そして、気になるEGスクエアの店内はというと、好きなものが散りばめられた雑多な空間。この空間もまたFOURGONNETTEにぴったりじゃありませんか! さっそくトークがスタートすると熱量たっぷりに江口さんが話始めます。

「君も知ってると思うけどさ〜」、「君とは前もこんな話したけどな〜」ときっと普段と何も変わらないようにお話される江口さん。そんなお話を少し照れくさそうに聞いている長岡。モールトンについて知らなくてもなぜか興味が湧いてしまうお話の数々。シトロエンとモールトンの意外な共通点、モールトン博士とは何者なのか、なぜこの形の自転車が誕生したのかなど、今回の放送を一聴すればモールトンについてかなり詳しくなれそうな予感…
(聴き逃した方はぜひタイムフリーで)! FOURGONNETTEにふさわしいマニアックな内容でそばで話を聞くスタッフもスマホを片手にトークに出てくる単語を調べながら、講義を受けているような状態でした(笑)。

そしてラジオ初の試み?で自転車に乗りながらお話をするというチャレンジも! 実際に代表・江口さんのモールトンに試乗し店の周りをぐるり。「一人で話しながら自転車に乗ってるって変な人だよね(笑)」と長岡。自転車に乗り始めると自然と表情はゆるんできて……。「どこまでも走りたくなる!」ととても満足そうでした。

そんなに楽しく走っているのを見ると乗ってみたくなるのが人の性。江口さんの「皆さんもぜひ乗ってみては?」という鶴の一声に、表情がゆるむスタッフ一同。筆者も試乗させていただきました。走り心地がなんとも不思議でいままで乗ったことのない自転車という感じ。タイヤと地面がずっとくっついている感じというのか、言語化するにはまだまだ時間が掛かりそうです。ただただモールトンが欲しくなってしまいました……。

試乗が一通り終わると、店内に戻り引き続き、トーク。名古屋ZIP-FMでも放送が開始されたことにも触れ、江口さんのオススメのサイクリングロードについてのお話。名古屋ならではの、コースの紹介だったので名古屋のリスナーの皆さんはぜひ参考にしてみてくださいね。

そうこうしていると、あっという間に収録は終わりの時間に。実は収録の前から長岡から「江口さんの指笛、めっちゃすごいんだよ!」と聞かされていた私たち。最後は、その指笛を聴くことができました! 確かにすごい音! 録音している音声さんもびっくりしていました。今回の収録は初名古屋、そしてとても興味深いお話を聞くことができました! また名古屋にも行ってみたいですね。というわけで、恒例のミニ・インタビューでございます!

ーー名古屋での収録はいかがでしたか?

東京じゃないのは楽しいですよね。この番組のいいところはどこでも収録できるところ。これからもどこでも行きましょうね! みんなでね!

ーーそして、代表の江口さんとのお話はいかがでしたか? かなり濃密な会話でした!

出会った頃にああいう話は1度しているんです。ただ、江口さんも僕がシトロエンを直してもらっているガレージの方もそうですけど、自分が使っているものに対してすごく情熱があって、その話を聞けるのは非常に楽しいですよ!

ーー江口さんの個性に圧倒されました(笑)。

そうそう(笑)。なんかね、自転車を扱う人ってきっちりしてる人が多い印象で、もちろん江口さんもお仕事に対してはすごく細かいし、普通ではやらないことをやってのける方なんだけど、人あたりとしてはああいう感じなんだよね。神経質な感じもないし、すごくハッピーな感じがしたでしょ? そこがとてもいいなって。

ーー1度出会ったらみんな友達という感じのフランクさが心地よかったです。

そうだよね。自転車ってマニアックなものだし、特にモールトンは敷居も高いものだと思うけど、江口さんのお店には仮に自転車を買わなくても行きたくなるというか、話すだけで楽しめるんですよね。

ーー改めて、名古屋での放送もスタートしました。名古屋のリスナーの方にメッセージをお願いします!

東京のラジオ局で流れているという自覚もまだそんなにないのに(笑)。名古屋でも流れているのかと思うと少し背筋がしゃんとしますけども。この番組は、何かためになるとか、何かを得られるとかそういう感じではなく、空気みたいな感じで流しておいていただけたら嬉しいなと思います。

ーーちなみにこれからも外ラジオをやっていきたいとおっしゃっていましたが、どこか行きたいところはありますか?

えー、どうしようね! でも、山のほうかな(笑)。畑とかの土系か漁船とかもいいな〜。でもなんでもいいんですよ。町工場でもいいし、何かを作っているところに行きたいな! 人目には触れないけど、その人のこだわりがものづくりを支えている現場は見てみたいですね!

初名古屋での収録、とても楽しめました!
次はどこで外ラジオを収録するのか乞うご期待!
それでは、今回はこのあたりで! 来週もお楽しみに!

文:笹谷淳介