都内某所「FOURGONNETTE」と名付けられた’特別な場所’からお届けする番組です。
101回目の放送となる今回は、ギタリストの堀口知江さんをお迎えしました。
3月に突入しました!
もう3月入ってしまいましたが、先週まで2週に渡って100回記念、100kmドライブの旅に出掛けていましたが、今回もとっても印象的な旅になりましたね〜。その辺りの感想も届いていますので、追って紹介していこうと思います。
そして、もう久々ですけどもFOURGONNETTEに戻ってきまして、気づけばツアーもあと1週間でスタートしてしまいます。ペトロールズのツアー“detour”。
初日は3月10日、横浜・KT Zeppからとなっておりますが、順調にリハーサルの方も仕上がってきております。いつも通りのゆるゆるとした締めるとこは締まっているという感じのライブになるでしょう。
お待ちしております! 楽しみにしておいてください!
さて、今夜のFOURGONNETTEは素敵なゲストをお迎えします。
その方とは、ギタリストの堀口知江さん!
ギタリストとして活動しておりますけども、さまざまなアーティストのツアーにサポートで参加したりとか、彼女自身も精力的にソロで活動していたりしていますし、グレッチという癖のあるギターを抱えて、豪快なロカビリー的なプレーをしているのが非常に印象的で、彼女はきっとロカビリーに詳しいのではないかということで、今回はいろいろ教えてもらおうと思い、堀口さんをお呼びしました!
堀口知江さんが登場!
お元気ですか?という挨拶から、ふたりが初めて会った頃のお話。
ふたりの出会いは、スタジオのロビー。
当時、堀口さんはLEARNERSのメンバーとしてスタジオに。長岡はペトロールズとして。
あとは、赤坂のカントリーのお店にも。
カントリーハウスで飛び入りで参加した過去もある堀口さん。
堀口さんの最近は、ソロの活動をたくさんやっているとのこと。
歌も歌って、サポートで奇妙礼太郎さん、活動は多岐にわたります。
長岡が抱いた堀口さんの最初の印象は、バリバリとグレッチというギターを弾くということ。そして、グレッチといえば、ロカビリー。
なぜ、堀口さんはロカビリーをやっているのか。
教わろうと思ってお声がけしました。
ロカビリーとは、ヒルビリーとロックンロールが合体したようなもの。
1954年〜1958、59年ごろの音楽。
エルビス・プレスリーの人気絶頂期が58、59年ごろでその辺りから下り坂になっていったんだとか。
今夜は、堀口さんおすすめのロカビリー曲をどんどん聞いていきます!
跳ねる感じのロカビリー、歌謡曲のようなロカビリーなどなど。
実際に音楽を聴きつつ、ふたりでロカビリートークを繰り広げます。
詳しい内容は、ぜひタイムフリーから!
いつもとは違う、雰囲気でロカビリーの魅力にのめり込んでいきました。
堀口さんの解説は必聴です!
堀口さんの今後のご予定はこちら!
CHIE HORIGUCHI and The Desperado Gentlemen Live Album
『We Saw the Light』先行発売ライブ
4/29(月)荻窪Top Beat Clubにて18:00〜
奇妙礼太郎BAND Special OneMan Live
at Billboard Live YOKOHAMA
3/7(木)ビルボードライブ横浜にて18:00〜
今夜はギタリストの堀口知江さんをお迎えしました。
堀口さんとのロカビリーナイト、いかがでしたか?
長岡亮介の今夜の感想はというと……。
「好きな曲聞いて楽しんでいるみたいな、こういうのいいなと思いました。みなさんも楽しんでいただけましたでしょうか?」とのこと。
番組では引き続きみなさんからのメッセージお待ちしています。
番組を聴いて思ったこと、長岡さんのカントリーネーム、
おすすめドライブコース、シトロエンのある風景のお話、
番組に似合いそうなリクエストなど、浮かびましたらぜひ!
番組のサイトからお送りください。
オンエア楽曲
Blue Bayou / Roy Orbison
Down By Law / Chie Horiguchi
Get on the Right Track / Joe Clay
Your Love (All That I’m Missin’) / The Bellfuries
Jumping From 6 To 6 / Big Sandy & His Fly-Rite Boys
Handsome Man / Barbara Pittman
Rock This Town(live) / The Brian Setzer Orchestra
本日のライナーノーツ
“CITROËN FOURGONNETTE100回記念、100kmドライブの旅!”が無事終了し、久々に都内某所にあるFOURGONNETTEに戻ってきました。リスナーの皆さま、100回記念の放送はいかがだったでしょうか。どんな音が聞こえてきたでしょうか、さまざまな音と長岡亮介の楽しそうな声、最後の最後にはスタッフの声も聞こえてきましたね。SNSでは「スタッフの皆さんも楽しそう」というコメントもありましたが、楽しかった……。特別なドライブになりました。
さて、101回目の今夜は、通常のFOURGONNETTEに戻るかと思いきや、素敵なゲストをお迎えしました。その方とは、ギタリストの堀口知江さん。堀口さんといえば、Rockabillyに影響を受けGRETSCHを弾き始め、ギャロッピングを織り交ぜたギタースタイルと、アメリカンルーツミュージックを愛するソングライティングで独自の世界観を確立しているお方。LEARNERSのギタリストとしても活躍し、現在はソロ活動の他、サポートミュージシャンとしても活動されています。
そんな堀口さんに今夜は、ロカビリーについて聞いてみようということで、現在スタッフと長岡は収録の準備に取り掛かっています。「ピンポーン」とインターフォンが鳴り、扉が開くと、堀口さんがFOURGONNETTEへ登場。
早速、打ち合わせを兼ねた談笑がスタートします。
長岡:「勝手にロカビリーをご存知だろうと思ってお呼びしたんですよ」
堀口:「光栄です」
長岡:「素敵な指輪をしていますね」
堀口:「あはは(笑)。実はまだ選曲を悩んでいるんです」
長岡:「全然大丈夫! それはやりながら決めていきましょう」
堀口:「分かりました。緊張しますね」
長岡:「大丈夫、ゆるい番組ですから。なんてお呼びしたらいいですかね?」
談笑するふたり。スタッフが恒例の「扉から入ってきていただきたい」とお願いすると……。
堀口:「あ、本当にそこから録るんですね!」
長岡:「そうなんです! 実は、外の雑踏も録音していたりもするんですよ! じゃあ、アカデミー賞のような感じで入ってきてくださいね!」
収録がスタートすると、出会いから最近の堀口さんの活動など会話は続けていくふたり。
今夜は、実際に音楽を聴きながら、ロカビリーの魅力を語り合う会。
ヘッドホンを装着しながら、ふたりは楽しそうに会話をしています。
中盤、「飽きてきましたか?」と心配そうな堀口さんに対して長岡は、優しく、「全然! もっと教えてくださいよ」とひと言。
跳ねる感じのロカビリー、歌謡曲のようなロカビリーなどなど、堀口さんがおすすめするロカビリーにどっぷりと魅了された、夜でございます。
収録も終盤、「長岡さんに伝えたかったことがある」と堀口さん。
「ドキドキするじゃない!」とニヤニヤする長岡。
「クールに見えて、情に熱い人」と言われると、照れ臭そうに笑みを浮かべていました。
ここで、今夜の感想を長岡に聞いてみましょう。
――堀口さんとのロカビリーナイト、いかがでしたか?
堀口さんは、とても穏やかな人。でもライブのときはもっとアグレッシブだと思うんですよ。それがいいですね。狂気があるんでしょうね、きっと。
――可愛らしい方という印象でした。
そう、そう! でも弾くと、ゴリっとなって。しかも簡単じゃないと思うから、ロカビリーって音色的には素朴だから上手い下手が出やすいジャンルだと思っていて。だから骨があるんですよね、それが好きでそれをやるっていうのが面白いですよね。
――ミッシェルやブランキーからロカビリーに傾倒していくというお話も面白かったです。
ね! でも一定数はいるんじゃないかな? 特に、BLANKEY JET CITYとかはロカビリーを感じさせるものがあるからね。でも、そう考えると、ちょっと話は逸れるけどブランキーの皆さんの音楽遍歴も気になってくるね!
――収録中、「クールに見えて、情に熱い人」と評されていましたけど、長岡さんから見て堀口さんはどんな人ですか?
やっぱり、「ぽや〜んとしているけど熱い人」ということですかね(笑)。こだわりがあるんじゃないですかね。頓着がなさそうに見えて、頑固だったりするのかなって思います。すごくいいことだと思います。
――印象に残っているお話はありましたか?
やっぱり、俺の話(笑)? 聴きながら、カッコいいって言ってるのが良かったね。本当に好きなんだなって。そうやって聴いているときがいちばん楽しいからね。自分は最近そういう風に聴いていないから、思い出してフレッシュな気持ちになりました。
以上、101回目の収録現場から、お伝えしました。
来週のライナーノーツもお楽しみに!
文:笹谷淳介