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長岡亮介(ながおか・りょうすけ)

長岡 亮介(ながおか・りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

「新しいカルチャーが生まれる場所」=「STUDIO CONFORT」
から長岡亮介がお届けする1時間

STUDIO CONFORTを舞台に、気になる誰かをお招きしたり、一人で語りこんでみたり。長岡亮介がゆっくりまったりお届けします。
シトロエンオーナーのみなさまはもちろん、趣味やライフスタイルにこだわりのある方々へ。豊かな時間をどうぞ。

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9月26日OA

235回目の放送となる今回は、「マイクと私とお便り」。みなさんから届いたメッセージをじっくりとご紹介しました。

 

東京のとある場所にたたずむ特別な空間「STUDIO CONFORT」からお届けする番組。
235回目の放送となる今回は、「マイクと私とお便り」。みなさんから届いたメッセージをじっくりとご紹介しました。

中秋の名月も過ぎ去って……

9月も最後の週末となりました。
もう来週の木曜から10月に入るんですね。早いね〜。

皆さん、気が付くといろんなものが過ぎ去ってしまっているとかありませんか?
ありますよ、絶対みんな。 私はそんなことばっかり……。
あまり忙しいのも良くないですよね。でも、いいけどね(笑)。
暇よりはいいかもしれないんですけども……。

皆さんは、秋刀魚食べました?
私は、秋刀魚を食べました! この前、定食屋さんで食べました! 美味しかったな!
秋を感じましたけども、季節季節を食べ物で楽しみたいですけども、気が付けばもう中秋の名月も終わっていたんですね。

昨日、9月25日が今年の「中秋の名月」。十五夜だったんですね!
そんなこと終わってからラジオで言うなよって感じですが(笑)。
そして、明日が満月です! 中秋の名月って必ずしも満月じゃないんですね。

十五夜気分でお月様を、眺めてみるのもいいんじゃないかなと思います!

ということで、CITROËN STUDIO CONFORT。 ここから1時間お届けしていきます。
今日は皆さんから届いたメッセージをじっくりと紹介する「マイクとわたしとお便り」。
皆さん今夜も最後まで、私、長岡亮介の時間にゆるりと、お付き合いください。

月の話からCITROËNの話へ

今夜は長岡亮介、ひとりの時間。
冒頭で話した月の話から、CITROËNの話へ。

幻のコンセプトカー「SM エスパス(1971年)」。
シトロエンのかつての名車「SM」をベースに、フランスのコーチビルダー「ユーリエ」が手掛けたコンセプトカーを紹介。

月面クレーター風のシート: グリーンのスエードとホワイトレザーのシートに、月面のクレーターを模した丸い窪みがポコポコとあしらわれたユニークなデザイン。

レトロフューチャーなTバールーフ: 運転席と助手席の屋根が開く構造で、中央に残る一本の梁(柱)の下面に照明が仕込まれているという、近未来感あふれるディテールを魅力的に解説。

ユーリエ社とBX: ユーリエはBXのステーションワゴン(ブレーク)のボディ製造などを手掛けたことにも触れ、リスナーから届いたBXのお便り(窓落ちトラブル)へと自然にトークを繋ぎます。

●BXの「窓落ち」トラブルと旧車を愛でる悲喜劇
東京で購入したシトロエン・BXで広島まで自走してカーライフを楽しんでいたところ、運転席側の窓が落ちてしまうトラブル(ウィンドレギュレーター不良)が発生。部品を求めてイギリスのショップへ英語で問い合わせるも「夏休み中だから9月中旬にまた連絡して」と断られるなど、旧車ならではの悲喜劇もまるごと楽しんでいるという報告。

長岡亮介のリアクション:「シトロエンに限らず、80年代〜90年代の車はプラスチックの経年劣化があるから、これくらいはかすり傷」と温かく共感。自身の愛車「アミちゃん」のワイパーモーターも国内の職人に分解・清掃してもらって直ったエピソードを明かし、「直してくれる人の素晴らしさや、直る喜びを味わえるのも旧車の魅力」と語りました。

今夜はマイクと私とお便り

今夜もたくさんお便りがSTUDIO CONFORTへ届きました。
ここでは車にまつわるお便りを厳選してご紹介。

●愛車ベルランゴにベッドキット導入!気ままな車中泊旅
「なんて可愛い子ちゃんなんでしょう」と溺愛するシトロエン・ベルランゴにベッドキットを導入。富山のいとこの家へ寄り道したり、甲府の温泉へ行ったりと、ふらりと出かけて車内で休む自由なドライブ旅を満喫しているというお便り。

長岡亮介のリアクション:「ベルランゴなら十分スペースもあるし、まさに相棒ですね」と太鼓判。「車で寝て休めるとなると、もうどこまででも行けそうな余裕が生まれる」と、車中泊がもたらす自由度の高さを楽しそうに称えました。

●トヨタ博物館で出会った1925年製「5CV」とデザインの哲学
家族で訪れたトヨタ博物館で100年前の「シトロエン 5CV タイプC3」の実物を見て、その秀逸なデザインに惹かれたというリスナーから、「車に対するデザインのこだわりや好きなポイント」についての質問。

長岡亮介のリアクション:車選びで最も重視するのは「プロポーション」だと回答。「人と車、高さと幅の比率が根本的に良いものが好き。どんなに凝った秀逸な意匠でも、全体のバランスが崩れていると少し冷めてしまう」と、長岡さんらしい美意識を明かしました。

このほかにも、18歳の誕生日を迎えて免許取得が可能になり、「長岡さんのラジオをきっかけに車のサイトを見るのが楽しく、いつかシトロエンに乗りたい」と語るリスナーへ、長岡が「サイトを見るだけでずっとお酒が飲める。気に入った車で行きたい場所へ行く生活を送ってほしい」とエールを送るなど、たくさんのお便りを紹介しました。

空と陸の美しき前衛。来週は空港へ「社会見学」!

月面クレーターのようなシートを持つSMエスパスから、シトロエンの美意識に思いを馳せる長岡亮介。「実用的なのに美しい。過度な主張はないのに、全体のシルエットで見せるんですよね」。

そのアヴァンギャルド精神から話題は、かつて憧れた超音速旅客機「コンコルド」へ。

「三角形の翼で、ロンドンからニューヨークまで3時間弱。超尖ってましたよね」。実は過去にシトロエンCXの限定車「コンコルド」や、AX「エールフランス・マダム」があったという深い縁も明かしつつ、「ということで来週は、スタジオを飛び出して社会見学編! 空港でエールフランスの世界を感じてきます」と、少年のように目を輝かせながら次なる旅を予告してくれました。

夜もいい時間になってきました。

番組では、引き続き番組宛のお便りもお待ちしています。
番組を聴いて思ったこと、長岡亮介への質問、この秋のお出かけ話、シトロエンのある風景のお話など自由にお願いします。

メッセージは番組のサイトからお送りください。
……パピエご希望の方、こちらにお便り送るのも忘れないでくださいね!

それでは、また来週土曜の夜に。
来週10/3(土)は、CITROËN STUDIO CONFORT社会見学編!
エールフランスの世界を感じます。お楽しみ!

オンエア楽曲

How High the Moon / Les Paul & Mary Ford
Season Cycle / XTC
The Fall / Rhye
The Windmills of Your Mind (Reprise by La Blogothèque) / The Libertines
September Love / Kool & The Gang

本日のライナーノーツ

9月も最後の週末を迎え、夜の空気がしっとりと落ち着きを増してきた土曜の夜。街を行き交う車の気配を遠くに感じながら、STUDIO CONFORTの黒いテーブルに向かった長岡さん。前日に中秋の名月が過ぎ、翌日に満月を控えているという暦の巡りにふと目を留め、「中秋の名月気分でお月様を眺めてみるのもいいんじゃないでしょうか」と、穏やかな語り口で今夜の時間が始まりました。

今回の『CITROËN STUDIO CONFORT』は、リスナーとの対話をじっくり楽しむ「マイクとわたしとお便り」。今宵は図らずも、届くお便りのほとんどが車にまつわる熱いメッセージばかり。東京で購入したBXで広島まで自走したものの運転席の窓が落ちてしまい、部品調達のやり取りも含めて旧車の悲喜劇を楽しんでいるというリスナーには、「これくらいはかすり傷(笑)」と深く共感。自身の愛車アミちゃんのワイパーモーターが国内の職人さんの手で直ったエピソードを嬉しそうに明かし、「直してくれる人の素晴らしさに出会えるのも古い車の良さ」と温かな眼差しを向けます。また、愛車のベルランゴにベッドキットを導入して温泉旅を楽しむお便りには「どこまででも行けそうな余裕が生まれますね」と太鼓判を押し、100年前の「5CV」に魅了されたリスナーからの質問には「人と車、高さと幅の比率。全体のプロポーションが根本的に良いものが好き」と、長岡さんならではのデザイン哲学を惜しみなく披露していました。

そんな車の話題で盛り上がるなか、オープニングの「月」から派生して飛び出したのが、1971年の幻のコンセプトカー「SMエスパス」のお話。「シートに月面クレーターみたいな窪みがあって、実用的なのに美しい。過度な主張はないのに、全体のシルエットで見せるんですよね」。スマートな外観の内側に先進性を秘めたシトロエンの姿から、話題はフランスの前衛を象徴するもうひとつの乗り物、超音速旅客機「コンコルド」へと広がっていきます。

マイクの前でコンコルドの歴史やスペック、シトロエンとの知られざる結びつきを熱心に紐解こうとする長岡さん。けれど、独特の鋭いフォルムやロンドン〜ニューヨーク間を約3時間で結んだ驚異のスピード、限定車「CXコンコルド」やAX「エールフランス・マダム」といった細やかな情報が次々と溢れ出し、「……あれ、なんか話していたらだんだん分からなくなってきた(笑)」と頭をかいてテイクを重ねる場面も。スタッフと顔を見合わせて吹き出しつつ、少年のように目を輝かせて乗り物への情熱を言葉にしていくその姿は、なんとも愛らしく微笑ましいスタジオの一幕でした。

そして番組の終盤には、子供の頃からミニカーなどで憧れを抱いていたというエールフランスとの縁に導かれ、来週はSTUDIO CONFORTを飛び出して空港へ向かう「社会見学編」をお届けするという胸躍る予告も。

身近な愛車たちの物語から、空と陸が交差する壮大なアヴァンギャルドの世界へ。長岡さんの尽きない好奇心とともに、次週のテイクオフが待ち遠しくなるような土曜の夜となりました。

文:笹谷淳介